八条ことこさんのレビュー一覧

初恋の行きつくところ 小説

八条ことこ  小椋ムク 

受け…めんどいな!!!

乙女な受けは結構好きな方ですが、受けがあまりにも面倒な思考をするので
『こ…この受けめんどくせー!!!!』と胸の中で叫びました
でもこの面倒臭さ、リアルです
なにしろ25歳で童貞、高校時代の事故のようなキスしか経験がないので
経験のない童貞の思考なんだと思うとすごい納得
攻めの好意を卑屈に捉えたり
向こうの経験豊富さを過剰に気にしたり
(ちょっと攻めを貶めるような思考もありました)

5

停電の夜にしたことぜんぶ 小説

八条ことこ  カワイチハル 

小ずるいカップルの萌えない話

亡き祖父が住んでいた田舎の大学に進学した陸(受け)は、祖父の家で隣人の榎本(攻め)に出会う。祖父と懇意にしていたという榎本は陸にとても親切にしてくれるが、八方美人で誰にでも親切らしい。彼女が途切れない榎本に、それでもゲイの陸は惹かれていくが…。


田舎の生活や雰囲気は素敵だったのですが、肝心のキャラクターにまるで魅力を感じられなかったです。ヤリチンなくせに「俺は俺でそれぞれの彼女を大事にし…

9

停電の夜にしたことぜんぶ 小説

八条ことこ  カワイチハル 

祖父と田舎の思い出

八条ことこ先生の本を読むのは二冊目です。
面白いタイトルだなぁ~と本屋さんの棚から選んだら、先生の作品でした。
前読んだ作品は、8年ぶりの同級生との再会ものでしたが。
今回は初対面ですが、祖父を介した繋がりの相手でした。


田舎と都会の行き来の中で。
家族や親戚の人間関係が絡むお話です。
物語は主人公、陸(りく)視点で進みます。

向井陸(むかいりく)は東京が実家で。
伯父…

7

停電の夜にしたことぜんぶ 小説

八条ことこ  カワイチハル 

隠れ強気受けに萌

地方都市を舞台としたほのぼのラブストーリー。
八方美人×人見知りというから健気受けの話かと思いきや…?
意外にもヘタレな攻めを受けが粘ってその気にさせるような、隠れ強気男前受けを楽しめる一冊でした。

あらすじ:
昆虫について学ぶため地方の大学を受験した陸(受け)。
亡き祖父の家で出会った拓真(攻め)は同じ大学の4年生で、近所に住む祖父と親交が会ったと言う。
何かと面倒を見てくれる拓…

11

初恋の行きつくところ 小説

八条ことこ  小椋ムク 

こういう話が読みたかった♪

小椋ムク先生につられて買った本、これで何冊目だろう…?
八条ことこ先生は初読みです…ってデビュー作でした。

高校時代の初恋での失敗をひきずって、童貞のままのリーマン伏見諒。
思ったら即行動タイプの爽やか熱血漢で、大学と仕事を掛け持ち中の二階隆史。
この二人の8年ぶりの電車内での再会から、物語は始まります。
グループ内で仲の良かった二人は、ある出来事で気まずい別れ方をして以来、久しぶり…

8

初恋の行きつくところ 小説

八条ことこ  小椋ムク 

初恋ってこんな感じ

初恋相手との再開もの。
童貞こじらせ系で、もだもだする感じがじれったいというかまどろっこしいというかいつまでも同じところぐるぐるまわってる話しでした。妄想激しくこじらせすぎだろ⁉︎ってとこも多々あり(笑)
デビュー作ということもあり、文章にテンポや勢いはなくひたすら心理描写が多いかんじでイマイチのりきれない感じもありましたが、それが初恋というテーマに合ってて雰囲気出てました。
甘酸っぱい、と…

5

初恋の行きつくところ 小説

八条ことこ  小椋ムク 

初恋がやっと動き出す

小椋ムクさんのイラストも雰囲気にぴったりの切なくてドキドキする初恋の苦しさも
甘さも、心が震えるほど好きな相手への気持ちが作品から溢れてくるように感じます。

初恋って実らないって言葉がこの作品を読んでいると、こんな風に相手に打ち明ける
ことも出来ずに淡く後悔と心を残しながらも終わってしまうのかもと思い馳せました。
好き過ぎて相手に話しかけられただけで舞い上がってしまう。
本当はもっと…

7
PAGE TOP