遠野春日さんのレビュー一覧

夜天の情事 小説

遠野春日  円陣闇丸 

盛りだくさん

これまでの作品に描かれていなかったお話のつまった情熱シリーズの短編集。
同時期に出た「たゆまぬ絆」だけはまだ読んでいませんが問題なく読めました。
ただ、出ている作品はすべて読んでおくことをお勧めします。

どのお話しも面白かったですが
・佳人が香西組長の元にいたころの、正宗さんと佳人の話
・佳人と出会う前の遥と東原の話
が特に良かったです。

佳人が香西家にいた頃の生活は辛いもの…

2

さやかな絆 -花信風- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

両親の死の真相を乗り越えて

情熱シリーズの2幕がスタート。
今回は佳人のご両親の死の真相が明らかになります。

ようやく実現した両親お墓参りをとおし、両親の墓を守ってくれている知人と再会します。
そこで明らかになった両親の最後。

不安や悲しみに耐える佳人に寄り添い支える遥の大きさを改めて実感しました。
そして、衝撃的な事実をしっても、周りに心配をかけまいと凛と振る舞おうとする佳人が健気で切なかったです。

1

情熱の結晶 小説

遠野春日  円陣闇丸 

途切れかけた関係

情熱シリーズ4作目(1部完結編)。

初めての旅行に出掛けた二人でしたが、事故に遭遇し遥が記憶喪失に!!
しかも佳人と出会ってからの直前2~3年の記憶だけが思い出せないという最悪のケースです。

自分のことを思い出してくれない遥かに、二人の関係を告げずに自然と思い出してくれることに望みをかける佳人。
ようやくお互いへの気持ちに素直になってきたところだったのに、ビジネスのみの関係に戻って…

2

キケンな遊戯 小説

遠野春日  金ひかる 

文化祭は学生にとって一番の祭なのだ。

やべぇ、またもド真ん中 ------(・∀・)キター------っていうのかなぁ、何も言うな、読め!
文句ナシの星5ツ!
登場人物、展開、更に私って文化祭が絡んだ作品には目がないんだよね、自分の文化祭経験が激しかったために、
激しい燃焼系の文化祭には目がない。
BLじゃないんだけど、白泉社「月は東に日は西に」わかつきめぐみも時代的にはふた昔も前だけど、
大好きな作品。(ノーマル文…

1

愛される貴族の花嫁 小説

遠野春日  あさとえいり 

ばあやは何でもお見通し!

主人公一葉は、没落した家を護るため、妹の身代わりに裕福な貴族に嫁入りすることになる。
夫となった貴族は強引なところもあり...毎晩。
紆余曲折ありつつハッピーエンド。

今どきのBL作家さんの中で一番好きな遠野春日さん。

今回完全なツボでした。ド真ん中!!星5つです!
「萌えシチュ」づくし!「ツボ」尽くし!

日本貴族!
輿入れ!
互いに誤解。
横恋慕する者…

2

恋する僕たちの距離 小説

遠野春日  門地かおり 

触れた瞬間感電した様にビビッと来る

一緒にクラス委員をする事になった男子2人の話。
Hシーンは後半の1割程度で、葛藤や日常の生活が綴られている。
心の動きがもどかしい程に伝わって、咲かずの遠野春日さんです。

相当気に入った作品。

よく行くHPの主催者とメール交換をしているが、相談している人が想い人と同一であることにお互いに気づかないという設定は萌えた。

誤解アリ、感情のニアミスアリで、相当ハラハラドキドキ…

4

情熱の飛沫 小説

遠野春日  円陣闇丸 

トラブルに巻き込まれやすい二人

情熱シリーズ3作目。
ついに実現した香西組長保有のクルーザーでのパーティー。
そこで佳人は高校時代の同級生赤坂と再会します。

麻薬取締官という身分を隠して潜入してきている赤坂の事情を察し、初対面を装う佳人ですが、リスクの高い賭けに出ている級友を放って置くことができず当然のようにトラブルに巻き込まれます。

意地の悪い級友に対してもお節介をやいてしまう佳人に今回ばかりは容量の悪さを覚え…

0

御曹司は恋に惑う 小説

遠野春日  雪舟薫 

軽い話かと思いきや

2005年出版リーフノベルズを加筆修正した表題作「御曹司は恋に惑う」に、書き下ろしの後日談ショート「御曹司は愛を囁く」の2作品が収録されています。

タイトルとあらすじから、主人公の御曹司な奨(攻め)が、魅力的な森生(受け)に恋してぐるぐる迷う軽めの話かと思いきや、結構しっとりとした堅実な内容でした。

奨(攻め)と森生(受け)の両方の視点が入っていて、惹かれ合う過程が分かって読みやすかっ…

0

ひそやかな情熱 小説

遠野春日  円陣闇丸 

どんだけ不器用なんだー!!

他の方が書かれているように、攻めがどんだけツンデレやねん!って感じです。
無表情であんなに酷い言葉をポンポン投げつけられたり無視されたりしたら、それは受けも自分のこと好きとは到底思えないですよね。。
デキる実業家なはずの攻めのとんでもない不器用さが意外過ぎました。
また、そもそも論ですが、気丈で聡明な大の大人である受けが10年間もヤクザに囲われてるというのがイマイチピンと来ませんでした。

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真珠にキス 小説

遠野春日  乃一ミクロ 

ヤクザ受け

大学准教授×ヤクザ。
ビッチだけど純情な受と変態な教授は新鮮でした。

ヤクザになるしかなかった運命の朝霞が切ないです。
女にも男にも興味が無かった攻めの葛元が、受けの朝霞を救いだしたり絶倫だったりと、すごく素敵な感じに。
ハッピーエンドが好きなので八方丸く収まって文句は無いで。それにしても、組長がいい人でよかった。

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