櫻川なろ(なろ)さんのレビュー一覧

真夏のサイレン コミック

櫻川なろ(なろ) 

なにも分かっていなかった男の子たちの話

帯に書かれた「サスペンス・ラブ」の文字に惹かれて手に取った。
高校生の夏に起きた転落事故で、死んでしまった同級生が事故の前に「告白する」と言って会った相手は誰だったのか、本当にあれは事故だったのか。事故から十年後の同窓会の夜に当時のことを明らかにしよう、という提案から、一人ずつあの頃を思い出して話をしていく展開は確かにサスペンスとして面白かった。誰が誰を好きだったのか。誰が誰とどういう関係だった…

9

真夏のサイレン コミック

櫻川なろ(なろ) 

2時間サスペンスドラマの展開

初読み作家さんです。
高校生の時に転落死した友人…10年後に残りの3人が再会するサスペンスBL?
死ネタから始まるのも珍しく、あらすじと試し読みで好奇心から電子購入しました。

結果、構成が2時間ドラマのサスペンスそのままで、しっかりBLでエロもありですが、
なんだろうか…色々な要素を詰め込んで、サスペンス感を出しているせいか、
大根役者の演技をみている感じで、なんだか引っ掛かる展開が…

8

道頓堀フライングジーザス コミック

櫻川なろ(なろ) 

ヤリ○○ヤンキーと純情リーマン

なかなかよかったです。
関西弁の勢いある感じと、ヤリ○ンだけど人情あるヤンキーとその大家族、みたいなアットホーム感がありました。

道頓堀へ身投げをしようとしていたリーマン、北斗。それを救った大和。そういや、大和は仕事は何をしているんだろう?
肝っ玉姉や、ちょっと好かした弟、可愛いチビたちがいる家庭に受け入れられ、慣れない関西でのサラリーマン生活に疲れていた北斗は、癒やされ前向きになってい…

3

道頓堀フライングジーザス コミック

櫻川なろ(なろ) 

読後感がとても良くて楽しめました。

まるまる一冊の長編で、予想以上に良かったです。

地味な童貞ゲイが目覚めたら、横にはヤンキー風のイケメンが裸で……
という酔っ払いあるあるスタートなので、もっとサラサラ〜と読み終わってしまうかと思いきや、ゲイな受けの思考回路が不憫で切なキュンすること多々。

攻めはチャラい外見に反して、腹の据わったところがある&面倒見も良いお兄ちゃん気質。
対する受けは地味でドンくさい自分にコンプレッ…

5

シュガーポット心中 コミック

櫻川なろ(なろ) 

天然ポヤポヤ系だけど男前

幼い頃、個性的な格好でいじめられていた奏多。
そんな彼をいつも助けてくれたのは、しっかり者の龍之介だった。
「おまえ、普通の格好すればいいのに」
「だって、好きなんだもん。龍ちゃんだってロッズのユニフォーム着ると嬉しいでしょ?
あれと一緒。」

だけど、別々の大学に進んでから、二人は会っていなかった。

奏多は、喫茶店の店長となり、おっちょこちょいでドジだけど
いつか龍之介に…

2

道頓堀フライングジーザス コミック

櫻川なろ(なろ) 

エロかわいさにホッコリ、かっこよさにキュン、人情にホロリ。

紙本表紙は鮮やかなネオンピンクで大阪のコテコテ感がバッチリ出てるのに、電子はくすんじゃってるのが残念。
せっかくストーリーにピッタリな表紙なのにぃ…
(電子化するにあたって、そこはもうちょっと頑張って欲しいなぁ)

分厚い一冊まるごと、ノンケの男前(※元ヤンキー)が、健気な年上にほだされちゃうお話。
人情にホロッとさせられつつ、受けのエロかわいさにほっこりと、攻めのかっこよさにキュンとさ…

6

シュガーポット心中 コミック

櫻川なろ(なろ) 

フワフワ可愛いお話

可愛らしいお話ですが、ちょっと定番過ぎてパンチが弱かったかなーという感じです。
攻めが仕事を辞めてヤケになって酔っ払っていたところ受けと再会して、でも昔とは違うグータラになってしまっていて。。って流れなのですが、ずっとその理由を隠していて、それがその理由で辞めちゃうの??というような印象でした。
もっと大変なことがあったのかと思いました。
絵柄は可愛らしいので、あまり深く考えずに、フワフワ可…

1

星に落ちる絵筆 下 コミック

櫻川なろ(なろ) 

孤独から抜け出す道。

上下巻まとめてのレビューです。
絵を描き続けている島の高校生と、絵を描くのが辛くなっている都会の高校生の出会いと再生の物語。

芸術一家に生まれた翔悟は、天才画家を兄に持ち、周りからのプレッシャーで自分の絵が描けなくなってしまった。さらに転校した島の美術部で、凌星の絵を見て、自分には無い才能に嫉妬する。
そして翔悟は凌星の才能を自分の物にしたくて「俺のものになって」と凌星を誘惑する。
カ…

2

星に落ちる絵筆 下 コミック

櫻川なろ(なろ) 

なぜそんな理由で抱かれちゃうの?!

上下通して読んでの感想です。

天才画家の兄を持つ翔悟は兄と比べられて育つうちに大好きだった絵が描けなくなってしまっていた。
兄の勧めもあり、環境を変えるために小さな島に引っ越すのですがそこで出会った凌星の描く絵に衝撃を受けます。

凌星も兄と同じ「神に愛された手」を持つ人間だと思った翔悟は、凌星に対して「オレのものになって…」と伝えていきなり抱かれてしまう、というのがどーしても腑に落ち…

1

星に落ちる絵筆 下 コミック

櫻川なろ(なろ) 

上下一気読みですっきり

やっと色々な謎がとけました。
凌星と翔悟にそんな過去が…とか、お兄さんの想いとか…。

兄と比べられてプレッシャーを感じたり、兄にたいしてコンプレックスを感じていたり、お母さんを亡くして一人ぼっちだったりと重い背景があるのですが二人を取り巻く人々がとても温かくて、島の環境が穏やかなのでそれほど暗いものに感じません。

唯一、たまに見せる凌星の表情が怖すぎで、これは思い出してくれない翔悟に…

0
PAGE TOP