円陣闇丸さんのレビュー一覧

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

泣き過ぎて目ぇ腫れたわ。

神というか、むしろ神々です。
「いま、会いにゆきます」や「世界の中心で愛を叫ぶ」を彷彿とさせる純愛物語です。
二人が生きててくれたこと、それから二人を認めてくれた令の両親、二人に正しい道を示してくれた一佳の両親と祖父母、二人が家族となるきっかけを作ってくれた山背に「ありがとうございます」と言いたいです。
最初から最後までとにかく優しい物語です。

子供から大人になるまで、ずっと一人の人を…

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獣の理 Ⅱ 小説

成瀬かの  円陣闇丸 

サブカプも可愛いモフモフファンタジー続編

『獣の理』の続編。
前回は異世界の狼騎士グレンが人間世界へ逆トリップするお話でしたが、今回は聖明がグレンと共に異世界へ飛ぶという正しい(?)トリップファンタジー。
サブカプも誕生し、ますます賑やかなもふもふファンタジーとなっています。

異世界の狼騎士グレン(攻め)をこのまま平穏な世界に縛りつけて良いものか、密かに悩む聖明(受け)。
そんなある日、グレンの元部下が負傷した王と共に人間界を…

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罪の褥も濡れる夜 小説

和泉桂  円陣闇丸 

思いがけず、純愛でした

先日ちるちるさんのBL Newsの「淫乱受けBLCD 5選」でこちらの作品のCDが紹介されているのを拝見して、面白そうだな、と。個人的にBLCDってあまり聞かないので、原作のこちらを手に取ってみました。

「清澗寺家シリーズ」の4作目のようですが、前作は未読です。ですが、この作品単品でも普通に読めました。

親の使いで清澗寺家を訪れた伏見。そこで出会った見目麗しい少女。
ずっと彼女のこと…

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墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

大人のラブ

萌えました。私は、不器用でぎこちない大人のラブが好きなのです。
まず、表紙イラストがいいですね。
タイトルの「墨と雪」にふさわしく、小雪の舞う中に、墨色のダークスーツ姿の主人公二人。色目を抑えたイラストで、かえって主人公たち二人の表情が際立って見えました。
今作では、平河寮シリーズ(私は全作既読済みです)の「甘い水」で当て馬(?)だった、SITの隊員・篠口が主人公です。
私は「甘い水」で、…

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運命の男 小説

五条レナ  円陣闇丸 

仕事のデキる男達(社長×秘書)の恋

丸ごと1冊表題作です。
伊織(受け)の目線でストーリーは進んでいきます。

伊織は大学時代から一途に藤堂(攻め)を慕い、仕事のパートナーとして支えています。藤堂は会社のために結婚をしようとしますし、伊織にも同様に結婚を勧めるような仕事一筋の男です。伊織の気持ちを知っている黒部の脅迫を振り払うために、伊織は藤堂にゲイであることをバラしますが、それを知った藤堂は伊織に抱かせろと迫り…という話です…

4

百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

攻めの変化についていけなかったです

2007年発行のショコラノベルスを文庫化したものです。表題作の他に書き下ろしSSがついてます。どちらも凛の視点がメインで進んでいきます。

「百年の恋」
百年前に恋をしましたがイギリスと日本と離れ離れになった二人の子孫であるヒュー(攻め)と凛(受け)が擦れ違ったり誤解を解いたりして恋人同士になる話です。最初は頑なに凛を疑うヒューを、凛が辛抱強く説明をしていく場面は共感できますし、ヒューの妹・…

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百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

旧版

2012年にショコラ文庫(心交社)で新装版が出版されています。

新装版には9ページの後日談のショートが収録されていますので、今から購入されるのならそちらの方がお得かもしれませんが、本編の大筋的にはそう問題ありません。

表紙は、題名や著者名の文字の位置が新装版とは逆なので、その分イラストはヒューの足や凛の背中が広く取られた構図になっています。違いはそのくらいかな?

内容は、ヒュー(…

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「百年の恋 」コミコミ特典イラストカード グッズ

黄色のバラが意味深w

表紙イラスト(裏表紙イラストでもあるのですが)をカードにしたものです。円陣闇丸先生の男前ヒューと大きな瞳が可愛らしい凛の周囲を、ぼんやりとしたバラが彩っています。

タイトルや先生方の名前の文字がないと、大きな黄色のバラがどーんと目立ちます。バラの花はヒューの胸にも飾ってありますが、黄色のバラといえば「嫉妬」という有名な花言葉があります。それが不機嫌そうなヒューの表情と相まって、なにやら意味深…

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甘い棘の在処 小説

萩野シロ  円陣闇丸 

「感情」は覚えている

表題作と短めの続編の2作品収録されています。

記憶喪失ものって、「失うまでの記憶はどんなものなのか」「いつどうやって記憶を取り戻すか」がポイントとなり、ミステリ要素が高くなる傾向があるので、推理小説好きの私にとっては大好きなジャンルです。

事故まではどんな自分だった?
本当に単なる事故だったの?
二人の関係は?上位だったのはどっち?

そして、その期待を裏切らない素晴らしい作品…

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墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

裏の権力者の職権乱用萌え

ここで大好きだと絶叫したいのは山々なんですが・・・
スイマセンっやっぱり大好きです!!
警察官の物語という硬質な色を持ちながら、その中のキャラクター達の愛らしい事・・っ
普段クールな分、垣間見せる二人の間の会話や日常の中に、意外な程の親愛や慈愛の表現を発見する度、どうしようもなく愛しくて、顔が弛んでしまいました。

このシリーズ、全巻完読済みですが・・続きが出るの本当に待ってましたよ〜〜…

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