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吉原理恵子 円陣闇丸
むつこ
近親相姦モノです。 父親の不倫をきっかけに崩壊していく幸せな六人家族。 まずは頭のおかしくなった母と長男が。それを知る長女は家出。三男は引きこもり。母は死に、長男は次男をレイプする。 「ラブラブハッピーなボーイズラブではなく、ずっしり重いJUNEものを書いた」というだけあって、迫力ありました。 ああ、これこそ吉原理恵子さんの世界だなと思いました。 息もつかせないような痛い被虐のシーンは、壮絶であり…
一巻よりパワーアップしてました。 近親相姦てんこ盛りのアンモラルBL、吉原理恵子ワールド。 ゾクゾクするほど面白いです。私のなかにある「背徳に感じる美」みたいなものを、ズルズル引き出してくれた。感じるのは暗い暗い快感だ。 「ガキの領分」シリーズや「くされ縁の法則」シリーズでガックリしてましたが、ぜんぜん違いますね。吉原理恵子が分からないw 美しい愛はないです。あるのはドロドロに淀んだ執着。
オモロイです。 一巻から緊張感が途切れないのがスゴイ。 新しい事件や展開が、不自然ではないかたちで次々に置き、少しずつ変化していく登場人物の内面には説得力がある。 長男の雅紀は自覚のある天才であり、狂人だ。すがりつく母とはじめてセックスしたときにはできてなかった自己分析も、今はきっちりできている。 次男の尚人はしなやかに強くて優しい。周囲を惹き付ける磁力は、目に見えて華やかなモデルの長男以上だ。 …
遠野春日 円陣闇丸
久江羽
情熱シリーズ、第2部の始まりです。 今回は佳人(よしと)の両親の自殺の真相に迫るお話。 不安になるたびエッチしているので減点しちゃいました。ちょっと盛りすぎですよ。 それ以外のサスペンスドラマ風な展開は面白かったです。 佳人が実家を出てから今日まで、両親が自殺したということは知っていても、状況やいきさつはおろか埋葬された墓地も知らずに過ごしてきたわけですが、墓地の場所が明らかになったこ…
ひちわゆか 円陣闇丸
ああ…なんかもう、めっちゃいい話だった。じーんとしちゃった。 胸の中がキュイーンとなる、独特の感覚がたまらんです。 それまで読んだことのあるひちわゆかさんの作品とは毛色が違ってたから(コミカルな雰囲気は同じなんだけど)、覚悟してなくて、余計に。 テンポ良く進む分かりやすいストーリーです。 元医者と大学生の恋。 足を骨折した偏屈医者は、バイトで家政婦にきた大学生を、とある事情から、デリヘルで働いてる…
よう
今までの流れもあり、 人の死とか裏切りとか色々絡みますので、ドロドロです。 ややサスペンス調なので、雰囲気もその手のドラマに近いです。 重たいのが大丈夫なら面白いと思うけど、 そういうのダメな方にはオススメしません。 それと、ポイントはやっぱり圭人。 彼は、ヤクザの元妾であり、 両親の死とかにも色々としがらみがあるので、 そこをどう感じるかで変わると思います。 攻めの遥に…
榎田尤利 円陣闇丸
幼馴染みモノです。 私、「もう限界です」みたいなセリフが大好きみたい。 ずっと隣にいて、ずっと好きで。ずっと友達というラインをはみ出さずに過ごしてきて。 でもある日、好きな感情が飽和状態を超えてしまう。 健全な男としての欲望が頭をもたげ、「限界」というセリフに繋がっていく。 くー!シビレル! 完璧人間東海林と生活能力のないリコちゃん。 キャラもいいし、エピソードもいいし、切なさとコミカルさがバラン…
岩本薫 円陣闇丸
櫻子
ゲイを公言しているヒラ刑事の織田と、警察庁エリートの上條は同い年でかつての同僚。 同じ署で勤務をしていた頃はそこそこ仲の良かった二人だったが、ある事件を切っ掛けに袂を分かつことに。 それから5年。 突然織田の前に現れた上條は「力を貸してほしい」と土下座までして――。 刑事ものです。 BLでなくても刑事もの好きなので、かなり楽しく読みました。 しかもワイルド系xツンデレ眼鏡ということ…
萩野シロ 円陣闇丸
はる
記憶喪失の達也は記憶がないにもかかわらずなぜか、敦に執着しています。敦のことが気にかかって気にかかってという理由のない執着に、読者も首をひねりながらページをくりますが。 記憶が少しもどりかけ、真実がはっきりしたら、そのどんでん返し具合にうならされます。 そして、読み終えた後、真実を踏まえたうえで、もう一度敦の頑なだった態度や、敦に執着する達也への冷たい態度に納得させられます。 ネタバレになる…
円陣闇丸
乱菊
成澤が帰国する。 振一郎はその知らせに頬を染めるのだが、さてどうなることやらと思いきや、やはり問題が次から次へと起るわけで・・・しかしそれらの原因の一端は必ず成澤にあるものだから始末が悪い。 初めは社会的信用もある大学の助教授であり(帰国後は教授)、冷静沈着オトナの男・・・といった風に見えていたのだが、意外とこの成澤という男、振一郎に負けず劣らず感覚で生きているところがあるような気がしてきた(…