円陣闇丸さんのレビュー一覧

罪深く抱きしめて 小説

バーバラ片桐  円陣闇丸 

義兄×弟

近親物大好物なので読みましたー。
姉の夫である義兄玲二[攻]と彰史[受]の逃亡劇話がメイン。
初っぱなから姉は殺されてしまってるので回想シーンでちょっと登場する程度、後は刑事が途中で絡んで来るもののほぼ玲二と彰史との逮捕されるまでと逮捕されてから逃亡を続ける部分が主です。
冒頭で姉ばかりかほぼ無関係の目撃者を殺してしまっているのでもうその時点で普通のハッピーエンドは無いなと推測は付きます。

1

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

最初と最後が素敵です

自分はどうも小説の場合、読む時の気分や体調やら脳味噌状態に左右される事がひじょーーに多いので時間置いて3回位読みなおした作品をレビューしてるんですがこれは何回読んでも導入部分とラストが良いんですよー。
特に導入部分、幼くてアトピー持ちで再婚で義姉と義母が出来たばかりの朋也[受]が廃屋敷で叶と出会うシーンから、舞台一転して高校生になった朋也が寮で友人達と談話シーンへと切り替わりは実にスムーズでいわ…

3

終わりなき夜の果て SSカード 【コミコミスタジオオリジナル特典】 グッズ

愛ですね。

今回このssが気になって通販で買いました。
兄達を見守る妹の家族愛。そして兄弟はお互い向かい合うと素直になれないけど、本当は大好きなんですよね。とっても心が温まるSSでした。
ゲットしてよかった。

0

終わりなき夜の果て 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

突き詰めた願望の果て

BLに何を求めるか、みたいなことをとことん突き詰めると、
こういうことになるんじゃなかろうか、と。
前編読了後思いました。

このシリーズでは和貴が一番好きです。
だから彼の究極の願望を深沢には叶えてあげてほしかった。

「死にたい」と懇願する人間に、
「生きたい」と言わせる。
それも口先だけじゃなく、
その場のノリじゃなく、
心の底から、魂の叫びとしての「生きたい」。

2

夜ごと蜜は滴りて 小説

和泉桂  円陣闇丸 

「おまえだけが僕の存在を定義する」。この一言が深い!

次男和貴編。和貴の性格も和貴と深沢の関係性もドツボでした!こういう濃厚なドラマがやっぱり一番萌えます。
父・冬貴に容姿が酷似している和貴は、そのことに嫌悪と恐怖を抱いています。「汚れた」父から生まれた自分は、生まれながらに汚れていて、全く無価値の存在である。己の存在を肯定できない和貴は、つねに破滅(死)への願望を抱いています。
和貴は、「自分は父とは異なる」ということを確認するために、セックス…

8

罪の褥も濡れる夜 小説

和泉桂  円陣闇丸 

濃厚満腹ねっとり。

胸やけしそうにねっとりした読後感。。。
伏見の気持ちをなぞるのに、すごい疲労感が伴いました(汗)

清澗寺家シリーズの立役者!!w
妖精お父様冬貴と伏見のお話。
ずっと後ろで気になる存在の冬貴でしたが…。
なぜ、いつもフェロモン垂れ流しなのか、深層がわかりましたw
そして他巻でも、魔性の化け物のように表現されている冬貴ですが、(いや魔性は魔性なんですがw)理解はしづらくも、伏見に対し…

8

終わりなき夜の果て 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

本編もいいが、貴久と嵯峨野の話が好きですー。

清澗寺家シリーズ第1部最終話の下巻。
好きなCPのお話から読む、という方もいらっしゃるかもしれませんが、時系列的には前から順に読んでいくのがベストかと。
「暁闇」だけは別ですけど。
それまでの3作は順に時間が進んでいて、それぞれはその前の作品の余韻を含んでいます。

「終わりなき夜の果て」(後編)
先にCDを聞いているので話の流れはわかっているのですが。
やはりそこは文字だと入ってく…

4

二重螺旋 5 深想心理 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

ドロドロドラマ

ついにあの極悪非道なクソ親父が告白本を出版します。
この巻を読むまでは正直、確かに不倫して出て行った親父さんも悪いけど犯罪を犯した訳じゃなし(権利書取りに忍び込んでるけど)ここまで愛人と共に滅茶苦茶に責められなくてもいいんじゃ…と思ってましたが甘かったです!
ホントにクソ親父でした!むっきーー!!愛人もむかつきましたー!!もうこいつらには同情しないぞ!

告白本がベストセラーになりまたもや…

5

終わりなき夜の果て特製小冊子【ムービック通販予約特典】 グッズ

深沢っぷり炸裂☆

ムービックの通販予約特典小冊子。

◆ショートノベル「幸福のかたち」
国貴たちが清澗寺邸に泊った日の行間の物語。
国貴と和貴が語らったその後の和貴。
そして、その翌朝の国貴。

とりあえず、深沢があいかわらずの深沢っぷり炸裂でした。
いや、知ってたけど、ホントこの人はどこまでも心が狭いというか独占欲が強いというか。
せっかくの和貴の国貴に対する余韻を消そうとするなんて…。
ホン…

2

二重螺旋 5 深想心理 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

どこまで行くの

気づけばもうすでに物語のテーマが恋愛云々とは遙かかけ離れたところに来てるなー。
作者曰く、BLじゃなくてJUNEだから……って、いいのだろうか。いいか。
JUNEは何があっても驚いてはいけないものだって信じてる。

家の中と外。
尚人と雅紀はある意味とても幸せそうですが、まわりがもうとにかくドロッドロです。
どこまでもサイテーな親父と迷走する姉、沙也加。
気づけば一族郎党ひっくるめて…

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