円陣闇丸さんのレビュー一覧

甘やかされるキス 小説

火崎勇  円陣闇丸 

鈴蔵が可愛い

受けの鈴蔵のキャラがツボでした!
出会い頭から不遜な態度を取る斑尾に対しての大人な対応。読み始めてから早々に鈴蔵の好感度は急上昇。あの上品な口調も可愛い~!

鈴蔵は美人といっても女性的な美しさではなく、世間一般的にはハンサムという部類というのは文章からも円陣さんのイラストからも窺えますよね。
どこからどう見ても正真正銘“男”なんです。
そんな鈴蔵を「お姫様」「美人」「可愛い」と言って斑…

2

王子の方舟 コミック

円陣闇丸 

ファンタジックではあるけれど

ヴァーチャルと現実世界の間を行ったり来たりするような感覚はそこそこ面白い。
でも、あまりに『心』の部分が抜けていて、パンチがないんだよね。

やまなし・おちなし・意味なしループに陥る寸前というか。

それにも増して、登場人物の魅力にちょっと欠けている。
キャラの存在感でいったら、表題作の王子様とフィリップが一番いいんですが、
王子様とフィリップの関係もイマイチわからないし、アルマンは…

0

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

読後、ほのぼの。

失うということは新しい何かを手に入れるという前触れ?

人生はあらかじめ容量が決まっていて【何か】が欠ければ新しい【何か】が塞いでくれる?

だとしたら、変わらないふたりのまま新しい関係を得ることができた彼らは作中で本人たちが語るように「俺たちはラッキーだった」んですよね。

とても読みやすいです。

エネルギーに満ちた少年期、木の実が熟すような想いに彩られる青年期、繋がった赤い糸、、そのささやか…

3

二重螺旋外伝 灼視線 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

まーちゃん視点です

まず最初に装丁の事。
chara15周年記念作品として「二重螺旋」が選ばれたのは、そしてその中でも詳しく描かれることのなかった長男の雅紀視点が描かれるのは嬉しいことでした。
お値段も一般書籍並の1470円ですから、過去書籍になった作品もそうであったように、シンプル装丁ではあるかとは思いましたが周年記念であるから、せめて、カラーイラスト集とか付けて欲しかったとか思うのは欲張りでしょうか。

3

二重螺旋外伝 灼視線 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

執着の強さ

1年ぶりに新刊が出て嬉しいです!
今回は本編の続きではなかったですが、子供時代の回想ではあの父・慶輔が出てきたり、雅紀の尚人への執着もちゃんと描かれていてよかったです。

「追憶」
子供のころの篠宮家が描かれていました。
ほんと子供のころからみんな誰一人変わっていません。
沙也加は相変わらず雅紀一筋、裕太はやんちゃばかりで、尚人は優しくていい子で、雅紀は小6とは思えないほどしっかりして…

2

きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

茜お姉さま!!!

この作品の中で一番好きなキャラは?と聞かれたら、即座に「茜お姉さま!!!」と答えます(笑)
ルコちゃんの大ファンのマンガヲタク(?)という脇役ですが、
ルコちゃん目線でも東海林目線でも、話をきちんとみて、東海林に向かってガツンと言える唯一の人だと思うので東海林にとっては、今後も良い友達になれると思います。
本当に素敵なキャラです。

ルコちゃんの汚い部屋っぷりは、もう腹を抱えて笑い転げま…

4

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

面白くて一気読み

子供の頃に両親を亡くして祖父に育てられていた一佳(いちか)は、祖父にも先立たれ、山間の田舎町で陶芸作家として一人静かに暮らしています。
恋人の令(りょう)を事故で2年前に亡くして、という設定からの始まりだったので、一佳が新しい恋を始めるのに、亡き恋人への思いが楔になっているだとか、あるいは令にそっくりな第三の男が現れたとか…そういうお話なのかな~なんて想像してました。
ところが、私なんぞの想像…

2

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

読んで良かったです!!

こちらでの高評価は、本当に伊達じゃないというか。
皆さんそれぞれ好みが分かれるところでしょうけれど、
ぜひ一読していただきたいと思う作品です。

実は、あらすじだけでは萌え要素が無かったのですが…。
ファンタジーものってちょっと苦手なんです、本当は;
(霊の存在とかは信じていますけども)
でも、二人の魂の結びつきや
お互いが唯一無二の存在であるという事が
とても暖かく感じられまし…

3

煌めくジュエリーデザイナー 小説

水上ルイ  円陣闇丸 

天然で何処までも控えめな天才

今回のお話は、ジュエリーデザイナーシリーズの新作なんですよね。
水上先生のデビュー作シリーズの新作で、懐かしいシリーズで再び新刊が読めるなんて
やっぱり人気シリーズだったんですね。
なんでも、15年前まではモノホンのデザイナーさんだったと言うのだから不思議。
いつもハイソな設定で、オシャレな雰囲気の作品と、安心して読める安定感が
魅力作家さんだと思っているのですが、今回もその路線で楽しま…

1

不器用な純情(新装版) 小説

岩本薫  円陣闇丸 

何かが足りない

このシリーズ、2作目と3作目を先に読んだのですが、やっと1作目が読めました。

この作品で岩本さんの特徴が更によく分かったという気がします・・・すごく甘い!!(笑)
ネタバレになりますが、お話が書き下ろしも含めて3作収録されているので、それぞれがちょっと短めのお話なんですが、1作目であっさり主人公達がくっついてしまうので、片思いの時間がちょっと短くてあっけなかった感じがします。
攻めがしっ…

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