野萩あきさんのレビュー一覧

消失ハレーション コミック

野萩あき 

想われて、一歩前へ…

地味めな絵柄ながらデビューコミックはなかなか印象的で、
野萩さんの2冊目が出るのを楽しみにしていました。

この本には2つのお話が入っています。
どちらも消極的な気持ちを抱えているノンケが、
ゲイに好意を寄せられ、その想いに触れていくうちに、
前向きに一歩を踏み出していけるようになる…というお話でした。

■表題作「消失ハレーション」3話+描き下ろし
カメラマンの仕事が上手くいか…

7

スタンス・リバース コミック

野萩あき 

リーマン・浪漫・画家

腐心をビンビンにくすぐられるキャラ設定を組み込まれた3編が収録されています。色々と模索されたのだろうなぁと端々から感じ取ることができました。
私は電子書籍を利用したことがないのですが、最近電子系の雰囲気といいますか、そういう風合いには特徴があるように思います。この作品もそうでして、甘いような少しライトなボーイズラブかなと。レーベルによって作風も変わると理解しておりますから、野萩先生もそれに合わせ…

3

スタンス・リバース コミック

野萩あき 

スローテンポ

可愛い後輩を厳しく鍛えていく。

そんな夢と希望を打ち砕く、年上で、更に要領も良くトントン拍子で仕事を覚えていく宇津木にすっかり苦手意識が先行してしまう西村。

ぐいぐいとプライベートに入り込まない大人の男同士らしい距離の縮め方が清潔感に溢れ爽やかさが強調されます。
宇津木のたぶんそう取られることはないだろうとタカをくくった好意を示す言い回しに、段々平静を装えない程動揺していく西村。

3

スタンス・リバース コミック

野萩あき 

これが処女作とは……!?

私が探す限りだと、この本が野萩さんにとって初めての商業本かと思います。
それでこの質のものを出されるとは、すごく驚きました。
絵が自分好みだったので、表紙絵だけでの衝動買いしてしまったのですが、全く後悔はありませんでした。むしろ、良い作家さんを見つけられ、十分に萌えも補給でき、読後の満足感は並より頭ひとつ飛び出るのではないでしょうか。
以下、ネタバレは含まないようにしつつ、収録されてる三篇の…

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