榎田尤利さんのレビュー一覧

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

大団円?

長かった交渉人シリーズ。ようやく、一区切りつきました。
当時奈良さんの挿絵の小説は全部あつめていて、これもその一つとして買った記憶が懐かしく思い出されました。こんなに続くとは。こんなに愛しいキャラクターが沢山生まれようとは。そのときは想像しませんでした。

評価は少し厳し目で萌2。
いままでずっと一緒に長く楽しんできた身としては神でも良いのですが、1小説としては展開に甘い部分が多々あるので…

7

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

このためにあったのね

交渉人シリーズの、一応の完結編。
本編シリーズの前2作の、あんなにシビアでつらい物だった展開は、ここへ、こうやって着地するために必要な助走だったのね。

まあ、助走にしては酷い道のりだったし、
飛んでからも着地するまでにえらくボコボコになっちゃったけど、、、。

兵頭には兵頭の、芽吹には芽吹の、それぞれの生きる道には、どうしたって、互いに相容れない物があって、譲れない物があって、それで…

4

ごめんなさいと言ってみろ 小説

榎田尤利  北上れん 

悪戯に胸ワクワク

大の大人ながら、負けず嫌いで意地っ張りの二人のお話です。
悪いことしたと分かってるのに、相手から「謝れ」と言われて謝れないって、小学生の子供みたいです(笑)。
それで、一方が一方を懲らしめてやろうと悪戯をしかけます(ムフフ)。
私もやったなぁ、小学生の頃・・・こういうの、悪いと思ってても成り行きがどうなるかドキドキするんですよね。
その下りは次に何が起こるか早く知りたくてワクワクして読みま…

1

愛なら売るほど 小説

榎田尤利  高橋悠 

愛なら売るほどあるけれど真実の愛は?

再会モノの10年愛モノですね。
大人しくて恋愛には引っ込み思案な藤野が自作の漫画では大胆に真実の愛を追究できる!
自分ができないことを、自分のキャラクターに高らかに代弁してもらっているんですね。
でも、現実では胸に深く深く想いを閉じ込めていることしかできなくて・・・というのが切ない。
飴屋への告白がああいう形でされたのには、私はちょっとう~んという感じだったんだけど、飴屋はヒーローみたいで…

1

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

「さあ早く、マーキングしてしまわなければ」

漫画家シリーズで唯一未読になっていたこの作品、やっと読めました。
とても切なくてかつ面白かった!
ルコちゃんに匹敵するほどの、ある意味最強の藍とエキセントリックな黒田との会話のやり取りに笑い、「永遠の孤独」を生きなければならない吸血鬼の運命に涙しました。
私は萩尾望都さんの「ポーの一族」を読んでから、永遠の孤独を生きるヴァンパイアの悲しみというものに弱いんです・・・その設定だけで泣けちゃう。…

3

reverse PET LOVERS 番外編 グッズ

やっぱりユキが一番だけど・・・

Pet loversのシリーズの中で一番人気がきっとこの轡田×ユキの犬編じゃないかな?という、かくゆう自分もそうでありんすv
なので、どうしてもこの小冊子欲しかった・・・で出版社の作戦に乗せられました(涙)

しかも、題名が「リバース」!!??
リバ好きとしては、えっ、とうとう攻受逆転してオヤジ受けになるのかww
と個人的趣味満載の期待してました、ゴメンナサイ。。。
ユキが犬を飼いたい…

6

永遠の昨日(新装版) 小説

榎田尤利  紺野キタ 

苦しい。でも読んでよかった。

榎田さん作品の中でダントツに読むのがしんどいと聞いたことあるので、どれほどかと思いつつ読んで、わずか42頁で挫折。
どう考えてもハッピーエンドじゃないってことは最初からわかってしまってるし、浩一があまりにも無垢な犬で、悲しすぎる。
でもなんとか気力を振り絞ってそこからはラストまで一気読みしました。
読まなきゃよかったと半分思うほど号泣してしまい、そのあと2時間ほど眠れなくて弱りました。
魚…

4

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

定年後の駄目夫に、世話焼きオカン

いよいよ今巻で一段落。
それにふさわしい内容とあいなりました。
相変わらず芽吹の詭弁は冴え渡り、いつも思うのですが榎田さんが文章を作っているんじゃなくて、本当に交渉人・芽吹という人物が存在して思う通りに喋っているんじゃないか?って
作者さんはイタコなんじゃないだろうか?って思うのですよ。
扉のカラーイラスト、、ラストのシーンなんですけど教会での二人の絵。
今までの絵の中で一番素敵ですっ!…

10

ひとりごとの恋 小説

榎田尤利  鳥人ヒロミ 

独り言

榎田さんの作品は、安心して読めるから好き。
ちょっと心の痛い作品を読んだ後だっただけに、
ちょっぴり癒されました(*´ω`)ぬふv

同期で部下の親友にずっと片想いを続けてきた受。
その想いを告げるつもりない、一生胸に秘めたままとひた隠しにしてきた思いを、なんと親友の弟にバレてしまう。それをネタに脅されて、同居することになり、好きだと告げられるのだが・・・?!
ということで、一方通行な…

1

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

ホラーも味付け次第でラブロマンスになるというお話

ものすごく好きなお話でした。両片思いが大好きな私としては、こういう当初の関係性に縛られて素直になれない人たちというモチーフにはきゅんきゅんします。
ただ、倖生の独占欲は地味に轡田さん並に危ないよということをもっとアピールしてほしかったなと思います。シュウに対する行動のエピソードで、倖生の依存心のヤバさがもっと言及されていたら、個人的にはより萌えられたかと思います。
二人の共依存関係のバランスが…

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