榎田尤利さんのレビュー一覧

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

甘い匂いにはあらがえない

相性診断の会社CASの実働部隊として動く、神経質で几帳面で観察力抜群のゲイである元公調のエリート鷹目と、女の子大好きの匂いでその人を判断できるという抜群の嗅覚を持つ千里の、どうみても相性悪そうな二人組を描いたこのシリーズ2冊目が出ました♪
またまた登場人物が増え、1冊目はどちらかというと人物紹介の様を仕事を通して描いていましたが、今回はいよいよ多分この話のメインとなるかもと予感させる核心をチラ見…

8

神さまに言っとけ 小説

榎田尤利  紺野キタ 

春の日差しのようなファンタジー

トラブルで女に腹を刺されたヤクザの惣田は、三途の川の手前で何故か天使ガブリエルに出会い、
指定された「純粋な人」と、恋愛関係を成立させることを条件に、執行(死亡)猶予を貰う。

骨子は古典的なおとぎ話なんだけれど、細部が王子さまじゃなくてしょうもないヤクザだし、
天使もふざけた奴だし、そもそも、天使さまBL勧めてどうする?!という、おかしな幕開け。

指定された純粋な人は、あか抜けない…

3

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

弱い人間にしか得られない強さ

『芽吹ネゴオフィス』を開業して五ヶ月半、少しずつ依頼も増えてきたある日、
高校時代の後輩の兵頭が、暴力団周防組の若頭となって突然芽吹きの前に現れます。
そしてミカジメ料を要求した上に、突然激しいキスをしてきて・・・
頑なに暴力団を拒絶する芽吹きですが、今後事務所に嫌がらせをしない事を条件に、
三日間兵頭の専属の交渉人になる依頼を、不本意ながら受けることになります。

とにかく、兵頭の芽…

7

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ7番目

この巻は・・・、すさまじい笑いで幕開けましたw
「諦めない」辺りの胸苦しさはどこへやら・・・な感じ。
芽吹さんが、結婚式をあんな風にしてしまうなんて~。

そしてその結婚式にも出ていたヤクザさんの姪っ子。
これもまた爆笑してしまいました。
なんて個性的な女性なんでしょうか!

途中からは、いつもの芽吹さんの正義感(笑)に、
またハラハラドキドキでした。
そしてそして!今回も、変…

3

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ6番目

トモ目線から、そしてキヨ目線から、と話が代わる代わる進みます。
そして、キヨの悲しい過去なんかも解ったりする一冊でした。

トモは聡明なんだけど・・・でもやっぱり
言動の逐一がおこちゃまでカワイイですね~。
キヨが夢中になるのが解る気がしますw

それにキヨったらめっちゃカッコ良かった!
シリーズの1作目から、ポンイトポイントで既に十分活躍していたけど、
この巻では、ボコボコにさ…

2

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ5番目

榎田尤利さんのHPを見て、番号が振られていたので、
これが5作目かと思っていたら・・・、ここには上巻・下巻などと
記載されていたので、何作目?かは正しく解りませんが・・・読む順としては、
これが5番目ですね。
続いているから上巻・下巻とされているんですかね^^

ということで、前作からの続き。

1作目や2作目は、つながってはいても一応その本だけで完結・・・という
作りになってい…

2

交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ4作目

今回は詐欺師のお話。

どの本もそうですが、芽吹さんの気持ちがどんどん変化していっている過程が
しっかり見えますね。
自分の気持ちへの困惑や狼狽っぷり、キッチリ描かれています。

ただ今作は、複数のお話が代わる代わる出てくるという
手法?で、最初はちょっと掴みにくかったですが、
最期にはひとつになって全貌が明らかに!という作りで
これがまた楽しめました。

ミステリー小説を読…

1

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ3作目

今回は芽吹サンが弁護士時代に扱った事件の被告人のその後のお話。

交渉人として・・・というよりも、以前の弁護士としての仕事がらみで
巻き込まれた的な内容でしたね。

よく新聞や雑誌なんかに、被害者は被害を受けた側なのに、
そして加害者はちゃんと罪を償ったのに
それでもずっと周囲からのイジメ的な対象になる・・なぁんて話が
載っていたりしますが、そういうのを見ると、複雑な気持ちになりま…

0

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ2作目

今回はホストの依頼をメインとしてお話が進みました。

芽吹さんは明るくっておちゃめですね~。
言うことが時々オッサンだったりしますが、
“““脳内発言””” がとっても楽しい!

もちろん脳内発言だけでなく、
メインの兵頭と芽吹サンのやりとりはもちろんのこと、
あと、七五三野(シメノ)と兵頭のやりとりも面白いです。
七五三野は兵頭が欲しいのか?と読んでいて勘違いしてしまいそうなほ…

1

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ1作目

過去に高校の先輩後輩だった攻め様と受け様の
再会の巻・・・となっていて、
それ以外にも、これから主要人物となる人々もたくさん出てきました。

ネゴシエーター(交渉人)なんてタイトル見ると
難しい専門用語なんかが出てきたりするのかな?と
ちょっと構えてはいたのですが・・・とても読みやすい!
そして、短めの間隔で“クスッ”と笑える。
サクサク読めました。

冒頭の喫茶店でのくだりに…

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