榎田尤利さんのレビュー一覧

愛とは言えない(1) 小説

榎田尤利  町屋はとこ 

メインの2人がかすんじゃった(笑)

今回はサガンの過去についてのお話でした。全体を通しては、あまり大きな展開はありませんでした。
相川の傍若無人が素晴らしかったですねー。榎田さんの文章力がとても素晴らしいから物語だけ読んでるとすごくサガンが痛ましくてせつなくなってくるんですが、相川の行動のみ拾ってそれを想像すると、相川の行動がものすごく幼稚だとわかります。
サガンも自分を責めてるから、その行動を諾々と受けいれてしまうのですよね。…

1

夏の子供 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

BLとしてではなく、ひとつの作品として、大好きな本。

榎田さんの処女作「魚住くんシリーズ」の新装版。
夏の塩が上巻、夏の子供が下巻。必ずセットでどうぞ。

残念ながら現在入手困難、中古もプレミア価格…になってしまいましたが、
旧版の魚住くんシリーズの中古ならわりと手に入れやすいかと。

以下、上下巻通しての感想です。

榎田尤利さんのシリーズものを一通り読了した中で、
交渉人シリーズと並んで一番好き、な作品になりました。

一話…

1

erotica 小説

榎田尤利 

どれかひとつ、お好きなものを。

「痛い靴」 illustration:えすとえむ
上司・久我×部下・日高
SM ハイヒール

「ストロベリー」 illustration:腰乃
館野×篠田
リバーシブル

「10×3」 illustration:円陣闇丸
顧問弁護士・財津、舎弟・菊池×頭・辻
3P 極道

「カルメン」 illustration:鬼嶋兵伍
ドラァグクィーン・桐生×千歳
女装

「クリ…

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魚住くんシリーズ(1) 夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

カオのいい奴は得だなあ

 榎田尤利さんの魚住くんシリーズは、本当に読みたい作品でした。やっと読めました。
 人にも自分にも、無頓着で、衣食住にも関心がなくて、味覚障害や栄養失調になってしまう魚住くん。
 17歳までに4度も苗字が変わり、最後の里親も事故で亡くしてしまう、天涯孤独の魚住くん。信じられないくらいに綺麗な顔立ちをしていて、本人の自覚がないままに、女も男も彼に嵌ってしまう。そんな性質を持つ魚住くん。

 …

2

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

20代後半以上の人に特に読んで欲しい

シリーズもの以外の榎田尤利作品でおすすめを…と言われたら一番に挙げたい作品。

あらすじは皆さん書いてらっしゃるので省略しますが、
小説として十分に面白く、かつ受も攻も恋に落ちてからの心の機微が本当に可愛くて、
何度も読んだし手放せない本です。

傲慢で自己中で計算高い31歳の弁護士・久我山が、
17歳の自分の中に入ってしまい、過去の出来事を追体験する。

一種のタイムスリップも…

6

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

運命の相手

お互いに、相性ばっちりの運命の相手なのに、なかなか素直にそれを認められない。
心も身体も引き合っているのに、頭がそれをゆるさない。
1作目は事故のようなセックスでしたが、この2作目では、少しずつ変化の兆しが。
怪しい影も登場して、この先の展開はいったいどうなるの?
ってことで、

この巻では、
鷹目とのキスだけでいっちゃう千里とか、
ニャンとのキスでげろっちゃう千里とか、
鷹目の…

1

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

良かった

萌×2と迷いましたが、萌で。
1作目を読んだあとは次は買わないでおこうかとも思ったのですが。
(作者も大変ね、勝手に期待されたりガッカリされたり)。

1作目ではまだ「なんだかキャラ設定表が動いているようだなあ」と
思っていた鷹目を今回、好きになりました!
堅物って天然につうじるの?イジられる方が似合うみたい。
千里を意識してしまって、とまどいつつヤキモチ焼いてるのもいい。
カワイ…

3

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

食っちまいたいくらい可愛いらしい!!

「交渉人シリーズ」のスピンオフ作品。「キヨ」こと美村紀宵と、「トモ」こと橋田智紀のお話。わたし、この作品が一番すきかも。
 キヨの、トモを大切に思う気持ちにうっとり。トモのツンデレっぷりにもニヤリ。一見性欲のなさそうなキヨが、トモにめっちゃくちゃ欲情して興奮して、トモをバックから突きまくるところなんか、もうサイコーだった。「可愛い・・・食っちまいたい・・・」って言って、キヨがトモの肩を噛みながら…

1

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

お互いがお互いじゃなくてはいけないと自覚しそうな。

榎田さんの作品は、正義が勝つ!という風に、
正直者がバカを見るような事が決してないので
とっても読後感がすっきりしつつ、胸が温かくなるのです。
これって時代劇を好むお年寄り精神なのかと思ってしまいますが
やっぱりハッピーエンドの方が良いですもん。
(…時にはそうじゃなくてもいいのだけれども)

ユーモアたっぷりの会話、展開、
美味しそうなラーメン&カレー、そしてナポリタン。
個人…

8

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

人は、変われる・・・

お話は芽吹が仕事でホストをしている場面から始まります。
そこへあやかを従えて乗り込む兵頭。
芽吹を「俺のイロ」と言う兵頭に「やっぱり二人はデキてんだ?」とあやか。
でも芽吹は肉体関係がある事は認めながらも、
二人の関係をまだ「成り行き」「弾みで」と思っていたい様子です(笑)

シーリーズ1作目は芽吹の過去が少し書かれてましたが、
今巻は兵頭の過去に触れています。
ある日芽吹は、ホス…

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