榎田尤利さんのレビュー一覧

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

食っちまいたいくらい可愛いらしい!!

「交渉人シリーズ」のスピンオフ作品。「キヨ」こと美村紀宵と、「トモ」こと橋田智紀のお話。わたし、この作品が一番すきかも。
 キヨの、トモを大切に思う気持ちにうっとり。トモのツンデレっぷりにもニヤリ。一見性欲のなさそうなキヨが、トモにめっちゃくちゃ欲情して興奮して、トモをバックから突きまくるところなんか、もうサイコーだった。「可愛い・・・食っちまいたい・・・」って言って、キヨがトモの肩を噛みながら…

1

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

お互いがお互いじゃなくてはいけないと自覚しそうな。

榎田さんの作品は、正義が勝つ!という風に、
正直者がバカを見るような事が決してないので
とっても読後感がすっきりしつつ、胸が温かくなるのです。
これって時代劇を好むお年寄り精神なのかと思ってしまいますが
やっぱりハッピーエンドの方が良いですもん。
(…時にはそうじゃなくてもいいのだけれども)

ユーモアたっぷりの会話、展開、
美味しそうなラーメン&カレー、そしてナポリタン。
個人…

8

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

人は、変われる・・・

お話は芽吹が仕事でホストをしている場面から始まります。
そこへあやかを従えて乗り込む兵頭。
芽吹を「俺のイロ」と言う兵頭に「やっぱり二人はデキてんだ?」とあやか。
でも芽吹は肉体関係がある事は認めながらも、
二人の関係をまだ「成り行き」「弾みで」と思っていたい様子です(笑)

シーリーズ1作目は芽吹の過去が少し書かれてましたが、
今巻は兵頭の過去に触れています。
ある日芽吹は、ホス…

3

夏の子供 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

読めて良かった!

徹底的に『死』に取りつかれていた魚住くんですが、やっと恐怖や失望感を乗り越えることができて、ホッとしました。
最後に『生』に触れて上気してる皆が微笑ましい、と思いました。

こちらにも書かれている通り、不朽の名作だ~!!

1

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

現れる不気味な影

恋人のような甘い関係とは程遠いけど、身体の相性は異常な程良かった二人の続編
鷹目は嫌で気に食わないけれど体臭が欲情するほど惹かれてしまう。
そして鷹目は同僚になったけれど女好きでだらしない千里にうんざりしつつも
やはり気になる存在ではある。

相変わらずワンコ並の嗅覚を誇る千里は、傍にいっても大丈夫な女の子を物色中。
それでも一緒にいて匂いが平気な女の子がいても、今度は性的な興奮が出来…

5

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

SMものではなかった

榎田尤利先生の「優しいSの育て方」が好きなので
榎田先生の作品ならSMものなら読めるかなぁと思ったのと
自分の中で志水先生がブームなので読んでみようと思ったんですが
これはアタリでした。
神評価でも良い位なのですが、シリーズ物の第1作目ということで
抑えておきました。

今作はSMものではなくて、逆に引いたのですが終盤にいくにつれ
嵌っていきました。最終的にはめちゃめちゃラブラブで…

6

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

なにかが……起ころうとしている

「相性診断サービス」を業務とする一風変わった会社を舞台にした『nez』シリーズの第二弾です。

確実に、前作より面白くなってます♪
前作は新シリーズの第一作ということで、仕事を通して主役カップルのすごい能力を読者にご紹介+ラブも始まりました?ってかんじ(まあ、やることはやったわけですが)でした。
今作は、前作から二か月後くらいの設定。
ラブだけではなく、ちゃんとお仕事していてしかも仕事…

4

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

甘い匂いにはあらがえない

相性診断の会社CASの実働部隊として動く、神経質で几帳面で観察力抜群のゲイである元公調のエリート鷹目と、女の子大好きの匂いでその人を判断できるという抜群の嗅覚を持つ千里の、どうみても相性悪そうな二人組を描いたこのシリーズ2冊目が出ました♪
またまた登場人物が増え、1冊目はどちらかというと人物紹介の様を仕事を通して描いていましたが、今回はいよいよ多分この話のメインとなるかもと予感させる核心をチラ見…

8

神さまに言っとけ 小説

榎田尤利  紺野キタ 

春の日差しのようなファンタジー

トラブルで女に腹を刺されたヤクザの惣田は、三途の川の手前で何故か天使ガブリエルに出会い、
指定された「純粋な人」と、恋愛関係を成立させることを条件に、執行(死亡)猶予を貰う。

骨子は古典的なおとぎ話なんだけれど、細部が王子さまじゃなくてしょうもないヤクザだし、
天使もふざけた奴だし、そもそも、天使さまBL勧めてどうする?!という、おかしな幕開け。

指定された純粋な人は、あか抜けない…

3

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

弱い人間にしか得られない強さ

『芽吹ネゴオフィス』を開業して五ヶ月半、少しずつ依頼も増えてきたある日、
高校時代の後輩の兵頭が、暴力団周防組の若頭となって突然芽吹きの前に現れます。
そしてミカジメ料を要求した上に、突然激しいキスをしてきて・・・
頑なに暴力団を拒絶する芽吹きですが、今後事務所に嫌がらせをしない事を条件に、
三日間兵頭の専属の交渉人になる依頼を、不本意ながら受けることになります。

とにかく、兵頭の芽…

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