榎田尤利さんのレビュー一覧

歯科医の憂鬱 小説

榎田尤利  高久尚子 

相手に伝えたいことの半分もいえなくて。

車屋の男気×白衣のサド
年下攻めとしの差四歳(=゚ω゚)ノ
白衣の下は優しい天使。
白衣を着るとまるで別人のように優秀かつ怖い先生。


歯科医の憂鬱
穂高視点
二人の出会いからお付き合いにいたるまでのお話。
痛くて痛くてでどうしようもなくなった歯を食いしばり穂高が出向いた先は知人の話しでは人の良い女医がいる歯医者のはずだった。
治癒をしてくれるのはブツブツと自分の口の中を見て…

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ハンサムは嫌い。 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  小椋ムク 

やっぱり面白い!

初期作品ということでやっぱり展開に荒削りな部分があったりしますが
ダントツおもしろいいいっぃぃぃ。
ハンサムは嫌いってなんだろ・・・B専なのかなぁと思っておりました。
読み始めたら止まらない~。

(イケメン)ハンサムだけど女にだらしないというか女が嫌いな女好き美容室店長(真壁)と
こちらも美人なカリスマ美容師だけど・・・。ゲイでしかも男の趣味がどうも猫背で頼りなげで保護よくをかきたて…

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魚住くんシリーズ(5) リムレスの空 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

いい本を読んだ、という充足感に溢れる。

このシリーズで、私は初めて泣いた。
ちょこちょこと、いろんなシーンで。
きっと一般的には3巻が一番痛くて辛くて
泣いてしまうのだと思うのだけど、
そこでは泣かず、
この完結編のちょっとしたところで泣いた。
辛い涙ではなく、あったかい涙。
最終巻では主に魚住が留学を決意するまでと、
ほんの少しのそれからが描かれている。

シリーズのラストである【夏の子供】では
初見の人物・太一…

2

魚住くんシリーズ(4) 過敏症 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

シリーズ中一番ラブを感じる一冊。

魚住を想う他人の存在を目の当たりにするまで
魚住に触っても気持ちは整理出来ないままでいた
久留米がやっとこさ自覚する。
マリ、サリーム、響子がいる中で
すごく切羽詰まってる久留米は
ものすごくかわいいです…。
シリーズ中、一番BL色の強い巻だと思います。

4巻目にしてやっと、なんですが
3巻目までに、恋愛以外に本当に色々な事があるので
個人的にはものすごく焦らされた感は
あ…

1

魚住くんシリーズ(3) メッセージ 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

生きることにおける他人の大きさ。

あ。
あ。
あ。
と思った、事故のシーン。
さちのがどうなるのか予想は付いていたのに
私が心構えなどする前に
そのシーンはものすごく突然で絶句しました。
でも実際の死も、病死でなければ
突然な事ばかりなんだろうという
当たり前のことを思い出しました。

萌えよりも痛みの強い巻ですが、
その分忘れられない巻でもあります。
「死」が一番リアルに絡む。
今迄喪失感を抑え込めて…

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魚住くんシリーズ(2) プラスチックとふたつのキス 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

他巻より印象は薄いけれど。

シリーズ2巻目。
連作の中ではそんなに印象は深くない。
元々この「魚住くんシリーズ」は
単話連作の様な形をとっていて、
全てのお話が繋がってはいるものの、
各話がそれぞれに一応完結、の形をとる。
この巻はその設定が活きた、
全く別々の視点から読む3話でした。
だから印象が深くなかったのだろうけれども、
面白くなかったということは全くなく。
後後、「この話は必要だったんだな」

0

魚住くんシリーズ(1) 夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

色褪せない、という感覚が分かる。

友情なのか愛情なのか憧れなのか。
こんなゆっくりペースのBLを読むと、
同性同士の恋愛において
性的欲求はひとつの指針となるんだよなという
当たり前のことを改めて感じます。

この巻で実際のふたりはキスすらもしない。
ラブの香りから自覚までのスローペース。
でも止まることなく読み進められた。
「萌える!」とか
「めっちゃ面白い!」
と言うのとはちょっと違う。
読みながら感じ…

3

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

ひどい飼い主でもたった一人の飼い主

犬!
犬、獅子、猫、蛇とあるのですが
第1作目になります。

ん~ん、この飼い主嫌い!(笑)
響田と三浦のすれ違いにはヤキモキヤキモチしました。
というか、本当響田の行動はこちらとしても首をひねるものばかりですよ。
こちとら同じく犬になってますからね読んでる時は(笑)

三浦の人間からペットになっていく姿がなんとも痛々しいし不憫・・・・。
響田なしではいられない人間の自分なんて…

4

みみ。(合同誌) 小説

榎田尤利  遠野春日 

“お遊び的なサイドストーリー”♪

交渉人シリーズの番外編
「Honey Bunny and Pumpkin」 です。
『交渉人は黙らない』『交渉人は疑わない』の
本編には直接関係してこない、けれども
相変わらずの二人にニヤつきます♪


うさぎの“たれみちゃん”を預かり、
つい話かけてしまったり、癒されまくりの芽吹。
冒頭から笑えますw

兵頭と鍋(冷蔵庫の残り物やっつけ!)をつついていると
誰からた…

3

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

全員揃って大団円でした

PET LOVERSシリーズの4作目。
真打ち登場です。
1作目からチラチラと影が見えていて3作目で登場したPet Loversオーナーのひとりである仁摩のお話。
仁摩が普通の人でちょっと安心しました。
蛇と言いつつお相手の洋司はヘタレわんこでしたね。お幸せに・・・♪
シリーズを通して孤独とそれを癒す対象としてのPetという設定でしたがそういう視点からみるとPetは1作目だけだったような…

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