榎田尤利さんのレビュー一覧

人形の爪―眠る探偵 1 小説

榎田尤利  石原理 

読み始めたらやっぱり止まらない!!

絶対面白いってわかっているのに、
シリーズものってなかなか手を付けづらいところがあるので
購入していてしばらく積ませていただいてまして…。
私がバカでした。(いや、自覚はとっくにしておりましたが)

登場人物が多いと把握できなくなってしまう為
冒頭の人物紹介のイラストはすごく助かりました!!w
何度も確認して読み続けましたw

夕日に染まった更地に立ち尽くす男の子と
優しそうな…

6

海とヘビースモーカー コミック

榎田尤利  峰島なわこ 

懐かしい海の叙情

海が題材になっている、榎田先生原作の短編集。

それぞれの話は王道。
男性同士という部分を女に変えれば、ありふれたドラマにありそうな感じで、
好みとしてはもう少し捻りや深みが欲しいけれど、
海辺という舞台もあって、漂うノスタルジックな淡く透明な雰囲気がいい。

話は3つ。
ガンを煩いやさぐれたヘビースモーカーの中年と、今は亡き昔の恋人。
王子(膝を故障したダンサー)と、田舎に左遷…

8

海とヘビースモーカー コミック

榎田尤利  峰島なわこ 

原作付の良さ

表題作だけは、別のアンソロで読んだことあったけど、他の作品は初読み。
原作付だと、ストーリーが一回咀嚼された上でマンガ作品となるので、大抵の場合とてもわかりやすいハイレベルな作品に仕上がる。
ましてや、この本は、原作が榎田先生で、コミカライズ担当の峰島さんも画力がおありになるしで、実にハイレベルな作品だ。
作品タイトルにはみんな「海」がついていて、お話の舞台も「海」。
そしてキーワードは約…

2

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

SMは奥深い…!!!

個人的に痛さが快感に繋がるというのは理解出来ませんが
そういう方々もいらっしゃるのはわかります。
ですので、利害一致しているならアリな世界だとは思っております。

彼女いない歴=年齢(20歳)の、デカい図体で小心者の栄田は
社会学概論を受けることとなり、
“殿下”と呼ばれる准教授の宮に一目惚れしてしまいます。
緊張のあまり質問にとんちんかんな事を口走ってしまったものの
宮に「いい答…

5

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

“普通”という概念が覆される感じ

ノンケのリーマン同士の恋、と言えばあっさりしすぎですが
それがメインなのでそれ以外に言いようがないのが本音ですw
でも、内容は決してあっさりしたものじゃありません!!

偶然コンビニで赤飯のおにぎりを譲り合った相手が
思いもよらず会社の上司と部下になってしまって
最初の印象が一瞬吹き飛ぶような態度をとられるも
仕事に熱心で親切な面を見せられ
ただ懐いているのとは違うと意識して……。…

17

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

恐怖と不信感

榎田先生の作品は、交渉人シリーズとeroticaしか読んだことがなかったのですが、どちらも文章力と世界観が秀逸で、是非他の作品も と思い、ちるちるで評価の高かったこちらの作品を読んでみました。

が、怖かった。全く萌えられませんでした。
ーー犬だから考える必要ない。
ーー犬用の愛で構わない。
はっきり言って異様だと思いました。
轡田がいない場面でも、後悔や反省の念から無意識的に?”伏せ…

12

海とヘビースモーカー コミック

榎田尤利  峰島なわこ 

人の温もりが伝わる!!

峰島さん、デビューコミックスからズガン!と
表情豊かで心情を表してくれ揺さぶられましたが
この度榎田さん原作のコミックスって……たまんないっしょ!!!
人間としての愚かさ、非道さ、理不尽さがありつつ
最後は暖かい気持ちにさせてくれるのです…。

『海とヘビースモーカー』
肺がんと宣告された畠は、
若気のいたりでなじりあって別れたかつての恋人、
和久井の故郷へ足を運びます。
癌で…

4

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

予想を裏切る作品!

榎田さんの作品は好きなのですが、まだまだ初心者なのでメジャーな交渉人シリーズやペットシリーズは手付かず状態でした。交渉人は巻数多いしペットは…。
ペットって調教もの?SMもの?それってプレイ??
正直どれもそんなに好きではないので躊躇ってたのですが…ちるちるさんでの高評価やレビューに勇気づけられ、とりあえず一作目の犬、読んでみました。

凄いですね!!
プレイっていうか、本当に犬!
最…

7

erotica 小説

榎田尤利 

はい。

 10×3、これが最悪でした。他の作品は最高です。
 私の地雷は、NL・ヘテロ・BLに女が混じるものなんですが、この話だけはちょっと地雷を掠りましたね。
 俺様系な受がワンコっぽいヘタレな攻(舎弟の方)に何か変なこと提案して(記憶から排除してるのでここらへん曖昧)、知り合いだか店のだかの女に筆下ろし的な事させる(直前で舎弟が逃げるので未遂っちゃ未遂だけど、モブ女にフェラはされてた)シーンには吐…

1

nez[ネ] 小説

榎田尤利  湖水きよ 

テンポがいい。

榎田先生は初読みです。
設定が気になって買いました。

神経質な攻めとだらしのない受け。
正反対の二人ですが、不思議と噛み合っていて、そこが面白かったです。
喧嘩するほど仲がいい。まさにそんな感じ。
言いたいことを言う男前な受け。好きです。

暴漢に襲われたあとの展開が少し急で、え?いつの間に受けの心境に変化があったの?と違和感を覚えましたが、テンポよく話が進んでいったので飽きずに…

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