榎田尤利さんのレビュー一覧

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

大好きな作品のひとつです

この作品を読んだのは、もう何年か前です。私が初めてBLというものを知り、はじめて手に取った作品でした。どうしてこの本を手に取ったかは正直覚えていませんが、たまたま本屋で見つけて思いつきで買ったような気がします。初めてのBLなので、いろいろと驚きました。挿絵やえちシーン。あの頃の私には刺激が強すぎでした(笑)
当時の私なら、そういうシーンがあるともういいやーと読むのを止めていたと思います。(そういう…

2

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

こういうテーマが心にクるお年頃

年末に整理しきれなかった本棚を継続ひっくり返し中。1年に1回は読み返して盛大に感動し、本棚に戻すことになるうちの一つです。人生における「別れ」を知っている方には是非一度!と強くオススメしたいなあ と思います。心にしみる部分がありますが、けらけら笑ってしまう軽妙な部分もありますので、どよーんと重くはならないと思います。

マンガ家シリーズ4作目ですが一作一作はほぼ独立していて、当作は、編集者泣かせで…

1

歯科医の憂鬱 小説

榎田尤利  高久尚子 

テンポがよく、読みやすい

シリーズ無視して、この一冊だけまず読みましたが、なんの問題もなく読めました。
内容は、
「歯科医の憂鬱」
「歯科医の秘密」
「THE SPECIAL GIFT」
の三部構成。「憂鬱」が攻め視点、「秘密」が受け視点、「THE SPECIAL GIFT」が攻めの部下視点でした。
「THE SPECIAL GIFT」はとっても短く、おまけという感じ。

前半、鈑金工のにーちゃ…

1

交渉人は休めない 榎田尤利100冊記念特別版 小説

榎田尤利  奈良千春 

逸品絶品究極品

最初に、
私はBLが好きです。
専門的な職業に就く男性(直訳:スーツとか大好きです)が好きです。
そして、何よりも、「活字」が大好きです。

交渉人シリーズは、その全ての欲を満たしてくれた作品でした。
芽吹が交渉で罠を仕掛ける度に、そのきっかけとなるトリックを探し求めて最初から読み直しをするのが本当に楽しかったです。
芽吹の一人称で、読み手も騙された時は鳥肌ものでしたね。
このシリ…

3

ゆっくり走ろう 小説

榎田尤利  やまかみ梨由 

読みやすくてホロリもあり 読んで良かった

受けが真面目で素直で仕事に一生懸命で
ちょっと天然で、でも凛とした所もあって可愛かった
そして攻めはかっこよくて、しかもスパダリ的な非現実的なかっこよさではなく、
人間的にかっこいいなーと思うようなリアリティのあるかっこよさで良かったです
二人の互いへの態度には好感がもてますし、それぞれ魅力的なキャラでした
二人が近付いて行くまでの流れがとても自然で読みやすかったです
途中起こる事件は…

0

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

交渉人は黙りません

(CPやあらすじは他のレビュアーさんが書かれているので割愛します)
とある一人称の小説で痛い目をみて、この作品もちらっと見て一人称だな……と思い、恐る恐る読み始めました。

まだこの一巻しか読んでいませんが、文句なし、お見事です!
交渉人というだけあって、言葉の武器の使い方が本当見事。
一つ一つの文章や台詞に意味、裏、があり、「言葉遊び」としても構成されていて、読んでいて本当に面白かった…

1

erotica 小説

榎田尤利 

からみつく言葉

threesomeを読みたくて、順番通りにと思い、こちらを手に取りました。
全6編の短編集ですが、1編1編がすんごい。
榎田先生、もともと好きなんですが、こんなに言葉が絡みつく感じだったっけ・・・と驚きです。erotic全開です。
評価は、言葉のねっとり度合で萌2 にしました。
挿絵は各短編の表紙だけで、全部先生が違うという、なんという贅沢(笑)
お話も本当に様々。どれか一つはドはまりす…

3

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

やっぱり狂犬チワワ最高

狂犬チワワに腰砕けました。
本編は今辛いところで、心砕けてしまったので、
先にこっちのスピンオフで癒してもらいました♡
本当に榎田先生ったら「狂犬チワワ」はないわー。最高。
交渉人のスピンオフ、270Pほど。ショートなし。
狂犬チワワ(=本編で出てきたヤクザの息子、トモ)と
でかワンコ(=本編受けの事務所のバイト、キヨ)の愛おしいお話です。

トモはちっちゃくて可愛い♡キヨ曰く「く…

1

永遠の昨日(新装版) 小説

榎田尤利  紺野キタ 

胸を打つ作品

まさに、胸を打つ作品でした。読んでよかった。生と死、魂の在り処、恋情、家族愛、愛する人が「生きている」ことの幸せ――色々なことを考えてしまう物語です。

前半はどちらかというとコメディータッチで、若干のスプラッタ風味もありつつサクサク読めます。テンポが良いのに軽薄な印象にならないのは榎田尤利さんの真骨頂だなと思いました。明るい雰囲気ながらも最後には浩一が逝ってしまうということは、起承転結の「起…

5

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

当て馬が残念

四作のうち犬のみ既読です
犬は神だったんですが今回は期待し過ぎました
年下イケメン家事上手エスコート上手でハッキング技術と体術に長け
おまけに世話焼き上手の床上手な攻めが
受けにべた惚れになった理由にいまいち納得できませんでした
あと受けの元カレが地雷です
自分が受けをこっぴどく捨てた癖に寄りを戻そうとやってきて、
新しい男に『最初の男は自分だ』と言い出すような元カレ最悪過ぎるでしょ…

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