榎田尤利さんのレビュー一覧

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

シリーズ第三弾に一番萌えた♪

Pet Loversシリーズ第三弾
志水さんのイラストなので、あれ?と思いつつも、こんなに早く出るとは思わなかったので、購入するまでは全く関係ない話なのかと思っていました、手元に来て、最初に読んだあとがきに「Pet Loversシリーズ三作目」と書かれていたのでやっぱりそうなんだと気づいたしだいです。

このシリーズはどの話から読んでもストーリー自体はリンクしている部分が無いのが良いですね。…

4

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

「さみしくてさみしくて気が狂いそうだったので、 犬を飼うことにした。」

カバーイラストと内容紹介文だけで、調教!主従!SM!と小踊りしたが、それは見事に大ハズレであった。
しかも度肝を抜かれたのは、雇い主の轡田がわんわんプレイなどという甘っちょろいものを求めていたのではなく、ドッグトレーナー並みの躾を人間の倖夫に行ったことだった。
それはSMプレイの方がずっと楽じゃないのか、と思わせるほどの徹底振り。

「首輪をつける」
「喋らない」
「四つん這いでいるこ…

8

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

この作品好き

プレイとしての『犬』では有りません。純粋に、お互いを『犬』として描かれた作品です。
受視点(ユキオ)で書かれているんですが、かなりキモチをグッといかれる作品だと思いました。本当に読めばわかるとおもうんですが、純粋にこうしてほしい、こうだから。っていうキモチをキュンキュン言わせてるんだよ!!
犬視点のキモチで画かれているせいか、なんだろうね、不思議な空間でもあったように思うんです。
最初は、本…

19

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

前作を越えた続編

前作もなかなか変だったけど、今回はもっと笑えました。あっちでクスクスこっちでプププって感じで、まずとにかく面白い。
サスペンスとしては前作の勝ちですが、今回はサスペンス色より『交渉人』のお仕事全開で、作品としたら前作越えをしたと思います。

ストーキングされていると言うホストから依頼を受け、調査をしていくうちに、別の問題が浮かび上がってきてしまい・・・あれこれ誤解を解きながら、八方丸く治めち…

10

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

『交渉人シリーズ』第二弾

前作と同様、芽吹の軽めの語り口でテンポ良く楽しく読めました。

今回は仕事を依頼してきたホストが過去兵頭とかかわりのあった人物。
芽吹も過去はいろいろとあったようなのですがそれには一切触れず、今回は兵頭の過去にスポットが。
兵頭が傷害致死事件を起こし刑務所に入ったという事実が明るみに出ます。ラストに真実が明かされますけども。
前回「挿入なし」で終わってしまいましたが(笑)、成就の話でもあ…

5

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

笑えるBL

前作に負けないくらい軽快なストーリーで、こんなに笑いながら読んでいいの?ってくらい笑っちゃいました。
芽吹さんの口が達者なのはもちろんのこと、兵頭や舎弟たちの天然ボケ(?)っぷりが可笑しかったです。
本当に「コントかっ!」って言いたくなるくらいテンポ良くて、笑いが止まりませんでした。
でも笑えるだけじゃないです。
芽吹さんの一本筋の通った考えや行動には惚れ惚れしてしまうし、兵頭も芽吹さんの…

7

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

ネコの逃げ場所

Pet Loversシリーズ第3弾!
今回のペットは“ネコ” まさにツンデレです~。しかも、襲い受け~。
普段はかっちりとしている完璧な秘書然としているのに、ちょっと嫌いな舘に挑発され、それについつい乗ってしまって……。
このギャップがたまりませ~ん。舘だけでなく、美味しくいただかせていただきました。

さて、お話の軸となっている財産の相続にまつわる“シュレディンガー”なるネコ探しは、早…

5

きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

ホットケーキ食いたくなる。

まったく生活能力皆無の漫画家・二木(ルコちゃん)の世話を逐一してあげる美術商の東海林。下心っぽいものは感じさせず、まるでお母さんのように二木の世話をしてあげる東海林が可愛いッスw二木は東海林が居ないと何にも出来ない…。彼に物凄い依存してる。
けれど、無意識の中で二木に恋していた事に東海林が気付いてしまい、それまでの穏やかな関係が崩れてしまって、東海林は二木から離れてしまうのですが。。
二木は大…

6

アパルトマンの王子 小説

榎田尤利  緋色れーいち 

「藤井沢商店街シリーズ」4作目

前作の感想でもちょっと書きましたが、今回も“御曹司”しかもパツキン王子で、もっと庶民的なキャラにしてくれ・・・と思ってたもんで、雑誌を読んだ時は気持ち的には一歩も二歩も引いて読んでました。
でも本になって、もう“王子”だとわかってて読んだら、素直に読めたみたい。
雑誌時はそう面白いと思わなかったのに、あれ?さすが榎田さんだ。
面白かった(笑)
面白いだけでなく、クリスマスのエピソードで泣き…

1

きみがいるなら世界の果てでも 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

集大成

マンガ家シリーズ最終巻です。神評価しちゃいました。なんでこんなに読みやすいんでしょう?

お話は、全編通してせつないのですが、ルコちゃんが東海林に依存しているだけでなく、東海林もルコちゃん依存症だったというアマアマな内容です。
そして、完璧男・東海林君が満身創痍で痛々しいったら。天中殺?大殺界?どの事故の発端もルコちゃんですが、どっちかといえば自業自得って感じもします。ルコちゃんに出て行かれ…

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