榎田尤利さんのレビュー一覧

ゆっくり走ろう 小説

榎田尤利  やまかみ梨由 

リーマンラブ

安定感抜群の文体にストーリー展開、榎田さんの本は読みやすいです。
この作品を読む前に読んだ榎田作品でも思ったんだけど、サクサクと場面が変わり話が展開していくので、もったいない気がした。
本当に面白いから、話を引き伸ばして焦らして欲しいーと思ってしまう。いわゆる贅沢な不満ですw

主人公は有能な営業指導員の里見。生真面目だけど表情に乏しいため、出向先で反発をくらってしまう。
そこで出会った笑顔の優し…

3

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

傑作発見

調教モノかと思ったら、ぜんぜん違いました。
最初はお金のために犬のふりをしているだけの主人公が、だんだん「犬でありたい」と思うようになる。
そう思うようになるまでの展開が自然で、共感してしまった。私も犬になりたい。普通は共感しないです、榎田さんの描写力に感服しました。
嵐のなか、外に繋がれたまま、簡単に逃げられるのに逃げない。飼い主のほうは、もういいから俺から逃げろって言ってたんですよね。でも逃げ…

6

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

シリーズ3作目ですが、先入観を持たず、一番最初に読むのをおすすめします

祖父からの「遺産がほしければシュレディンガーという名前の猫を探せ」という遺言のため、屋敷に集められた3人の孫たちの猫探しの日々。
祖父の秘書にしては若いストイックな雨宮や、メイド服が着たくてメイドになった千鶴、祖父の知人という割りに若い金持ち仁摩、6匹いると言われている猫たちと、会社が倒産しそうで金が必要な妻子持ちの加瀬(孫その1)、金融業の社長で金の亡者・ついでに猫アレルギー?の舘(孫その2)…

4

Stepbrother 小説

榎田尤利  国枝彩香 

オモロー!

「もっと長く読みたかった」というのが唯一の不満でした。
めっちゃ面白かったー。
話を引き伸ばして数冊にしても良かったんじゃないかなー。
リーマンものです。
イヤミな上司が、ある日、親同士の再婚によって弟になってしまうところから話は始まります。
ぶつかり合いながら、少しずつ上司兼弟に惹かれていく主人公。
コミカルで、脇役の登場人物たちも個性的であたたかくて、読んでる最中は楽しくて仕方なかった。
クー…

6

アパルトマンの王子 小説

榎田尤利  緋色れーいち 

泣けた~

榎田さんのお人柄なんでしょうか。エピソードはすごく、エッセンスでまとめられているのに主人公の気持ちが分かりやすくて、泣けました。
続編はさほど、でしたけど、本編はとてもよかった。わかりやすくて。

0

きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

「もう限界」

幼馴染みモノです。
私、「もう限界です」みたいなセリフが大好きみたい。
ずっと隣にいて、ずっと好きで。ずっと友達というラインをはみ出さずに過ごしてきて。
でもある日、好きな感情が飽和状態を超えてしまう。
健全な男としての欲望が頭をもたげ、「限界」というセリフに繋がっていく。
くー!シビレル!
完璧人間東海林と生活能力のないリコちゃん。
キャラもいいし、エピソードもいいし、切なさとコミカルさがバラン…

8

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

交渉人は疑わない

交渉人シリーズ(と言っていいのかな?)の続編です!
前巻はいつ発売したのかと思って見たら、2007年3月…え!?一年半ぶりの新刊!?
月日が経つのは早いですね…。
相変わらず追い追われ、な関係のヤクザ×交渉人。
つかもうヤクザの兵頭さんがたまらなく好みどどうしたらいいのか(*´Д`*)
いまだかつて眼鏡キャラに対してこんなに熱くなったことないのにーーー
抱かれたい(*´Д`*)
交渉…

5

無作法な紳士 小説

榎田尤利  金ひかる 

無作法な紳士

財閥のおぼっちゃんが、後継者争いで姉の企みによって雪山で行き倒れるところから始まります。
それを助けてくれたのが熊みたいな小汚い男で…
まあ表紙見てもらえればわかると思うのですが、髭剃ってびしっとすればすごいイケメンなわけですな!!
で、主人公は彼を使って姉を誘惑してもらおうと考える…ってな話です。
男版マイフェアレディ!!らしい!!(マイフェアレディを知らないあたしです)
やーおもしろ…

0

放蕩長屋の猫 小説

榎田尤利  紺野けい子 

放蕩長屋の猫

いやー良かったv
あたし先にお友達から「猫はいつでも甘やかされる」(この話のスピンオフw)をお借りしたので、やっと本編が読めて良かったわ♪
ラストの米を研ぐ時の描写とかすばらしすぎる…!!
こういうふとした一文にぐっとくるわぁ(>ω<)
しかしこんなダメでどうしようもない攻めは珍しい;
浮気するし嘘つくし…嘘つく攻めってないよねww
というか受けの傍には、猫は~の主人公でもある幼なじみ…

2

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

秘書とシュレディンガーの猫

Pet Loversシリーズ第三弾!
でもすべて独立した話なので、どれから読んでも平気です。
今回は今までの二作とはちょっと毛色が違った感じですね~
祖父の遺産相続のためにお屋敷に呼び寄せられた三人が、遺言に従って六匹いる猫の中から「シュレディンガー」という名前の猫を探すっていうお話です。
オチはわかりやすかったですね~これはもう、バレてもいいなって思ってるんだろうか。
ああ、耳鼻科の検…

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