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榎田尤利 高橋悠
むつこ
シリーズ第三段です。中編が二つと超短編が一つ入ってます。 私はシリーズのなかでこの作品が一番好き。 ちなみにこのシリーズ、シリーズとはいっても、一作ごとに登場人物が変わるので、どこから読んでも大丈夫ですー。 幼馴染み・再会モノです。 大人しくて泣き虫な超人気漫画家(受)と、イケメンのモテ男だけど人を愛したことがないリーマン(攻)の恋。 二人は高校の同級生で、同窓会をきっかけにゆるゆると交流が始ま…
榎田尤利 北上れん
榎田尤利さんの漫画家シリーズの第二段です。このシリーズ大好きだ。 榎田さんの描く、働く男たちが好きです。藤井沢商店街シリーズしかり。ちゃんと地に足がついてるというか。 センスとテンポのいいユーモアをふんだんに混じえてテンポよく進むストーリーは、ほんと最高に面白いです。 今回は、謝れない男vs謝れない男。 高飛車で俺様なハードボイルド小説家(攻)と高飛車で俺様な漫画家(受)の、似たもの同士の恋です…
榎田尤利 石原理
ついに最終巻です。 やっぱりこういう結末だったか…という、ある種予定調和的な終わり方でした。 美貌の探偵、真音。 真音に執着するシリアルキラーの槇。 二人の過去が完全に明らかになり、長かった追いかけっこの決着がつくんですが、なかなか壮絶でした。 できたら、二人の少年時代からのエピソードを、そのまんま時系列に並べた物語として読みたかったなー。 サイコパスになってしまった槇に、感情移入しきれなかった…
今回は探偵の娘の過去もクローズアップされてました。 相変わらずサイコなミステリーです。 ある宗教団体が引き起こす事件。BLのシリーズの一冊のエピソードとは思えないほど練り込まれてます。さすが榎田尤利さん。 そしてその宗教団体のバックには、美貌の探偵に執着している槇がいる。 一つの強烈な示唆を残して終わるラストが、なかなかいい感じの余韻でした。探偵の本当の気持ちが少しだけ見えた。
榎田尤利 緋色れーいち
榎田さんは文章が上手だなぁ。引っかかりなくサクサク読めて、物語の世界にスッと入りこめる。 あらすじを読んだときの印象とは、かなり違うお話でした。 金髪セレブな世羅と、大家族庶民な優一の恋です。 世羅が「庶民の暮らしを学びたい」と優一の働く不動産屋に部屋を借りにきたところから物語ははじまります。 生活能力のない世羅を優一が助ける話かなーお互いの価値観の違いを浮き彫りにさせたドタバタ劇かなと思ってた…
榎田尤利 二宮悦巳
ひちわゆか作品でヘタレ攻萌えに目覚めてしまった私ですが、この作品のヘタレ攻もかなりのキングオブヘタレでした。 しかも大好物の幼馴染みモノ。 藤井沢商店街シリーズの最終巻ですが、シリーズ中一番好きな作品でしたねー。 最高です。 前半は受視点、後半は攻視点なんですが、前半と後半で攻に対する印象が180度変わります。笑いすぎて腹よじれるほどに変わる。 どんだけヘタレ! どんだけドンカン! どんだけ不器用…
榎田尤利 佐々成美
攻と受が、まるで『きみがいなけりゃ息もできない』に出てくる東海林とルコちゃんみたいでしたw リコちゃんにホットケーキを作る東海林に萌えた方なら、間違いなくこの作品の攻様にも萌えることができると思います。 この作品の攻様も、ダメダメ受を餌付けして、ニヤケて、そんな自分に頭抱えてますw 舞台はウエディングプロデュース会社。 攻の若宮はその会話の社長です。愛も結婚も信じてない。 若宮はある日、道端の酔…
このシリーズは、ボーイズラブとは一線を画した作品ですね。 メインストーリーは完全にサイコミステリーです。その動機として、男と男の愛や執着や憎しみなどを用いてます。 多くの登場人物がいて、視点があちらこちらに移り変わり、物語は重層的に進んでいきます。 榎田尤利さんは作風が広いですねー。 非常に面白いシリーズでした。 主役となるのは睡眠障害を持つ美貌の探偵、真音。結婚した過去があり、娘が一人います…
この二作目、更にBL色が薄れ、ミステリー色が強くなってます。 前巻にはあったセックスシーンが皆無になってるし。 「何人殺したら、お前は俺を愛してくれるんだ?」 真音に執着するシリアルキラーの槇は、頭のいい犯罪者です。自分の手は汚さず、他人を操って人殺しを繰り返し、真音に近づいていく。 槇は真音の体も心もどちらも欲しい。 この二巻では、とくに真弟の異父弟の不破を中心にしてストーリーが組み立てられ…
榎田尤利 佐々木久美子
Coo
営業の面接に行ったはずなのに、なぜか秘書(執事見習い)業務に就くことになり、 おまけに、ご主人様は毒舌で神経質で潔癖症という変わり者だった―。 ご主人様(乙矢)が、それはもう強烈なキャラクターで、 歴代の秘書たちが次々とリタイヤしていったのも、 当たり前だろうな~という感じです。 だって、初対面の開口一番が、「私に触れたら殺す。」って凄すぎる(笑) それでも、物語が進み、彼の真実の…