榎田尤利さんのレビュー一覧

ソリッド・ラヴ 小説

榎田尤利  高橋悠 

シリーズ一作目

吾妻&伊万里シリーズ、略してアヅマリシリーズの一作目です。
リーマンもの──といってもフレッシュな、ピカピカの新入社員コンビです。
吾妻くんの一人称の小説なんですが、サクサク読みやすくて面白かったです。
さすが榎田尤利さんだなァ。作風に幅があり、どんな作風でも形にして読ませるんだよね。んで、根底には必ず明るくて前向きなメッセージが流れてる。

吾妻と伊万里は180度違う二人です。
吾妻は元気で明る…

2

ワークデイズ 小説

榎田尤利  高橋悠 

シリーズ番外編

『ソリッド・ラブ』『レイニー・シーズン』『オール・スマイル』と、三作続いた吾妻&伊万里シリーズの番外編です。番外編にして完結編かな。
ついに王子沢が主役になりました!
シリーズ本編では、最強の当て馬として私のハートをがっちり鷲掴みしてくれた王子様、もとい王子沢。
吾妻くんに長い片思いしてた彼ですが、やっとシアワセを見つけてくれて、嬉しいような。親友に片思いしてる男のストイックさに萌えてた私としては…

1

吾妻&伊万里 オール・スマイル 小説

榎田尤利  高橋悠 

シリーズ三作目

吾妻&伊万里シリーズ、略してアヅマリシリーズの三作目です。んで、一応の最終巻。
番外編があと一冊あります。

ついに吾妻も伊万里も社会人三年目になりました。
魅力的な脇役たちに囲まれて、生き生きと働いてます。いいなー、こんな職場。

今回、吾妻と伊万里には試練が訪れます。
伊万里のせいで吾妻が危険にさらされ、伊万里は吾妻と別れることを決意するのだ。
ぶっちゃけ伊万里の愛情は重いです。独占欲と嫉妬が…

1

吾妻&伊万里 レイニー・シーズン 小説

榎田尤利  高橋悠 

シリーズ二作目

吾妻&伊万里シリーズ、略してアヅマリシリーズの二作目です。
一作目では新入社員だった二人もリーマン二年目になって少し成長し、部下もでき、順調に愛を育んでます。
出来上がったカップルの話って、どうしても萌え度が下がっちゃうんですが、さすが榎田尤利さん、読ませてくれました。

このシリーズの個性的な脇役たちが大好きです。
まずスーパーお局の河川敷紀和子。社内にファンクラブまであるオトコマエな女性です。…

0

ハンサムは嫌い。 小説

榎田尤利  杜山まこ 

おもろい

いやー、榎田尤利さんの小説、やっぱり面白いなー。10ページに1回はクックックッと肩揺らして笑いながら読んでた気がします。
主役の一人はゲイ嫌いの女たらしのノンケです。どうやったら男に惚れるねん!みたいなタイプが男に惚れてしまうという楽しさをたっぷり味わいました。
相手役は美貌の美容師。彼も遊び人です。嫌いなタイプはハンサム。
お互いにお互いがまったく趣味ではない状況ですね。

ノンケの店長(攻め)…

2

寡黙な華 小説

榎田尤利  雪舟薫 

しっとり

榎田尤利さんの幅広い上手さが実感できる良作でした。
物語全体を流れる空気感は、けだるいセピア色です。表紙の色使いがこれほど似合う作品はないと思った。
しっとりじっくりしたストーリー進行のなかで進行する、炎のような激しい愛の姿を描いてました。

主役は邦彦(攻め)と千早(受け)。二人は幼馴染みです。何年かぶりに再会し、視点が交互に入れ替わりながら話が展開していきます。
邦彦にはただ一つ欲しいものがあ…

4

無作法な紳士 小説

榎田尤利  金ひかる 

色んな意味で、逆プリティ・ウーマン

色んな意味で、逆プリティ・ウーマンもしくはマイ・フェア・レディな作品でした。
男だということで一点。
もうひとつは、年下受けが年上攻めを改造しちゃうっていうパターンだったことが一点。年上攻めが年下攻めを改造しちゃうのはちょくちょくあるけど、このパターンは新鮮で、めっちゃ面白かったです。

主人公は財閥の御曹司の桜彦(受け)。父親が入院して後継者争い中です。
姐の企みで雪山で遭難しかけた桜彦は、ヒゲ…

0

ギャルソンの躾け方 小説

榎田尤利  宮本佳野 

萌えました

攻めが良かったー。私の大好きなヘタレ度はまったく足りないのに、好きになったのは珍しいです。
オトナで温厚で優しいけど、ベッドのなかではサド。でも痛いことはしない。
私がゲイなら、彼のパートナーになっていじめられたい愛でられたいw

藤井沢商店街シリーズの三作目です。といってもこのシリーズは独立性が高いシリーズなので、順番に読まなくても大丈夫です。
主人公はネルドリップの天才ギャルソン(受け)。美し…

0

華の闇 小説

榎田尤利  蓮川愛 

赤い着物を見ると興奮するって・・・牛じゃないんだから(笑

遊廓ネタが大好きデス。
赤い着物を着た男の子が表紙の小説は思わず手にとってしまう。

贅沢をいえば、暁芳にもう少し可愛げが欲しかったかなと。
後半、もりあがりがもう少しあったら良いのにな~と。
子爵にも華嵐を抱かせてやればよかったのになと。
絵師さんが抱かれるシーンがみたかったなと。←作品にまったく関係ない;
ある意味、「今も男の花魁が~」で、華嵐は今も花街で~という話でも面白かった…

2
非BL作品

秒針を止める放浪者 ヴァムピール・アリトス 3 非BL 小説

榎田尤利  あんどうよしき  天野翔 

シリーズ三作目

シリーズ三作目にして最終巻、もしくは第一部終わりって感じです。
ニオイ系作品です。
いやー、きっちりと一人の少年の成長を描ききった榎田尤利さんに感服です。なんで榎田さんはこんなに器用なんでしょーか。

吸血鬼アリトスとの吸い吸われの捕食関係に苛立つ主人公。『利用する者される者』じゃなく、利害関係なしで向き合うきちんとした関係になりたいと思ってるんですよね。
中学時代、いじめられっこだった彼は、いい…

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