榎田尤利さんのレビュー一覧

華の闇 小説

榎田尤利  蓮川愛 

赤い着物を見ると興奮するって・・・牛じゃないんだから(笑

遊廓ネタが大好きデス。
赤い着物を着た男の子が表紙の小説は思わず手にとってしまう。

贅沢をいえば、暁芳にもう少し可愛げが欲しかったかなと。
後半、もりあがりがもう少しあったら良いのにな~と。
子爵にも華嵐を抱かせてやればよかったのになと。
絵師さんが抱かれるシーンがみたかったなと。←作品にまったく関係ない;
ある意味、「今も男の花魁が~」で、華嵐は今も花街で~という話でも面白かった…

2
非BL作品

秒針を止める放浪者 ヴァムピール・アリトス 3 非BL 小説

榎田尤利  あんどうよしき  天野翔 

シリーズ三作目

シリーズ三作目にして最終巻、もしくは第一部終わりって感じです。
ニオイ系作品です。
いやー、きっちりと一人の少年の成長を描ききった榎田尤利さんに感服です。なんで榎田さんはこんなに器用なんでしょーか。

吸血鬼アリトスとの吸い吸われの捕食関係に苛立つ主人公。『利用する者される者』じゃなく、利害関係なしで向き合うきちんとした関係になりたいと思ってるんですよね。
中学時代、いじめられっこだった彼は、いい…

0
非BL作品

聖者は街にやって来ない ヴァムピール・アリトス 2 非BL 小説

榎田尤利  あんどうよしき  天野翔 

シリーズ二作目

シリーズ二作目です。
ニオイ系。
小さな歩みだけど、確実に一歩一歩成長してる高校生の主人公が嬉しい。

主人公の家系は、吸血鬼とのあいだに子供を作れる家系です。女系の家系に生まれた珍しい男の子。子供は作れずとも、吸血鬼にとったら、かなり美味しい血の持ち主らしい。
そのため、人外の存在を次々と引き寄せてしまう。
訳の分かってない友人まで巻き込まれる。

今作では、中学時代に主人公をいじめていた相手が…

0
非BL作品

丘の上の愚者 ヴァムピール・アリトス 非BL 小説

榎田尤利  あんどうよしき  天野翔 

ニオイ系です

ニオイ系です。
最初は「失敗した…」と思いました。
榎田尤利さんは好きな作家さんだけど、ニオイ系作品まで追いかけたいとは思ってなかったので。
しかも冒頭がドタバタコメディぽくって、学園モノで吸血鬼モノで。シチュエーション的にも萌えポイントから外れてたから、二重三重に後悔しました。

でも読みすすめるうちに、面白くなってきた。
ドタバタしてないのだ。
コミカルではあるんだけど、きちんとした芯のあるス…

0

権力の花 小説

榎田尤利  新田祐克 

榎田さんらしい作品

新破壊防止法。個人の思想までも制限する法律が成立して数年。
蔵持楓は次席検事の父を持つエリートだ。
思想部の宝石と呼ばれるほどの美貌と頭脳を持ち、順風満帆な人生を歩んでいるように見える彼には人に言えないものがたくさんあった。行動を制限する持病。父の手駒として男に抱かれていること。そして最近始まった謎の脅迫……
ただ一人頑なに耐えようとする楓の前に取り調べ対象として現れた大学教授、陣内。彼は楓…

2

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

最高!

最高でした。
超おもしろかった。
オススメです。

ウーン執事モノか…こういう、設定萌えに頼ったような話はどうなんだろう…別に私、執事萌えはないし…と微妙に不安に思い、『でも榎田尤利さんだし、はずすことはないだろう』と読んだんですが、期待をはるかに超える面白さでした。
というわけで宗旨がえします。執事萌え!

主人公は執事見習い(攻め)です。無口な体育会系。
引き合わされた美貌の旦那さま(受け)に…

3

菫の騎士 小説

榎田尤利  ライトグラフII 

面白かったー

プチファンタジーなお話です。
ヨーロッパにあった架空の国の昔のお話。妖精さんとか出てきます。
ファンタジー系は私には苦手な設定なんですが、さすが榎田尤利さん、楽しく読めました。

主人公は年若い美貌の領主(受け)です。見た目は繊細でカワイイのに、常に毅然としててカッコイイ。領民から慕われてます。
幼馴染みで、小さいころに離ればなれになった年下の青年(攻め)と再会するところから物語が始まります。
可…

3

ビューティフル・プア 小説

榎田尤利  稲荷家房之介 

安定感がたまらん

榎田尤利さんらしい作品でした。文章が上手で、テンポが良くて、笑えて、切なくなれて、優しくて、面白い。
安定してますね。多作なのに安心して読める作品が多いというのがスゴイ。
悪人がほとんど出てこないっていうのも嬉しい。
木原音瀬さんや水原とほるさんでズタボロになった私の心を癒してくれるのが榎田尤利さんのコミカルなBL小説かもしれませんw

日本の庶民の画商(攻め)と、架空の国のヨーロッパの貧乏貴族(…

2

華の闇 小説

榎田尤利  蓮川愛 

ザ・花街

榎田尤利さんは器用な作家さんだなァと改めて思いました。
舞台は遊郭なんですが、遊郭に必要な萌え要素はきっちり詰め込んだ小説になってました。
水揚げ、足抜け、頼りになる姐さん花魁、花魁道中、身請け、慕ってくる禿、etc
満足なんですが、微妙に不満かなー。
男花魁になった受けに、もうちょい苦労させたかったなァと。愛する男に水揚げして貰えるなんて、苦労が足りん。どうせなら不細工なヒヒジジイに水揚げしても…

0

ギャルソンの躾け方 小説

榎田尤利  宮本佳野 

ストライクゾーンせまっ。

大財閥の御曹司でありながら、その地位をあっさり捨て
子供の頃からの夢だったカフェ経営を始めた篠宮
(見た目は紳士だが、実はSっ気たっぷり)と、
父が病に倒れたことにより、小さな珈琲店を引き継いだ
ネルドリップの天才、水樹(勝ち気な美人猫)のお話です。

文章も巧く、読みやすい作品でしたが、
水樹の家庭の事情にスポットが当たりすぎていて、
(これはこれで読ませるエピソードなのですが……

1
PAGE TOP