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榎田尤利 宮本佳野
むつこ
神に近い萌え評価です。 ジーンときました。 オヤジ好きで焦れったい好きな方にオススメです。 リーマンとリーマン、ノンケとノンケ、二人とも30歳を超えたオッサン同士の恋愛です。 セックスシーンどころかキスシーンもない一冊なんですが、トキメキ度は十分以上にありました。 攻めと受けの視点が順番に入れ替わりながらストーリーが進行していく構成です。 攻めは38歳の課長さん。どこにでもいるオッサンという設定…
『普通の男』の続編です。 リーマンとリーマンの不器用ラブです。 色んな意味で前作以上でしたねー。 焦れったい度もすれ違い度も、前作よりパワーアップしてました。 この作品単体で読んでも大丈夫は大丈夫なんですが、より堪能するなら、前作は読んでおいてもらいたいです。 しかしなんでこんなに不器用なんだこのオッサン二人は。 本音でぶつかれば解決できるのに、それができない。 不器用だからというより、オトナ…
榎田尤利 紺野けい子
主役カップルよりも、脇役の春彦に萌えて萌えて、泣きました。 長屋を舞台に繰り広げられる、できあがっちゃった恋人同士の話です。こういう話って珍しいよねぇ。倦怠期と浮気、そして、それを乗り越えてまた結ばれる二人のお話。 人情あふれる長屋の様子が、榎田尤利さんの筆で優しく描かれてます。 受けは、美人のまひろ。優しくて、芯が強い。 攻めは、アホアホの遊真。ほんとにアホアホです。まひろが優しいのをいいこと…
榎田尤利 茶屋町勝呂
つかさ
魚住くんと久留米っていろいろあり過ぎて、5巻が「どういう風に終るのかな?」とページをめくらずにはいられない1冊でした。 あんなに弱々しかった魚住くんが見事なまでに成長してましたね。 結局、魚住くんの留学で二人の関係は途切れる…と二人とも思っていたのですが、ラストのラストで「ちゃんと続いてますよ」というような一行に、私の頬も緩んでしまいました。 離れ離れになるのに、どこかほのぼのとしたムー…
メモリアル、というだけあって盛りだくさんです。 A5サイズ P157 でも絶版…。 ファンブックとか解説本という感じがします。 最初に茶屋町さんのカラー漫画が4ページ、カラーイラスト6ページ。 アメリカにいる魚住とEメールで交信している内容から始まります。 魚住が誰にどんなメールを送ったのかが読めます。 マリちゃんやサリームともメールしてますが、やはり久留米に出してるメールに愛…
榎田尤利 志水ゆき
久江羽
PetLoversシリーズ2作目ということで、前回の「犬ほど~」っぽいお話を想像していたのですが、まるっきり違いました。痛いです。千昭くん、あまりに我慢強すぎ!深見(呼び捨て)!完全に性格破綻者。そういう意味では、Petである真が、一番まともな人間かもね。あー、「犬ほど~」もPetの方が普通だったかな。 義兄の深見に負い目を持っている千昭が、あれこれ虐待を受けているところへ、真が参入してくる…
榎田尤利 稲荷家房之介
詳しい内容は、前出の方々が書かれているので、そちらを読んでいただきたいと思います。 相次いで出版された、榎田氏の「菫の騎士」と時代は違うものの国家的にリンクしていますので、続けて読まれるとトリニティアという架空の国のことがよりわかりやすくなるかと思います。 わたしもトリニティアに住みたいなぁ。
abridange
単なる躰の関係から始まったふたり。 水窪には忘れられない人がいるのを知りながらも、彼に溺れていく藤野。 水窪の恋人との過去に目がいくが、実はもうひとつの秘密を隠すためか。 巧妙に張られた伏線に気付いた時、「やられた」と納得。 4つも年上ながら生活能力の低い水窪をかいがいしく世話する藤野に、ルコちゃんと東海林を思い出す。もっとも、こちらはきわめて静かなトーンの作品。交互に視点を変えて描かれる…
Pet Loversシリーズの三作目です。といってもこのシリーズは、作品ごとの繋がりがほとんど無いシリーズなので、前二作を読んでなくても全然大丈夫です。 一作目の『犬ほど素敵な商売はない』には及びませんが、この作品もホロリとくるいいお話でした。てゆか一作目が神すぎたの。 祖父が死に、遺産相続のために屋敷に集められた孫三人。その屋敷には、美貌の秘書とたくさんの猫たちがいた。 遺産相続の条件は、『シ…
榎田尤利 緋色れーいち
satoki
主人公の優一は5人兄妹の長男。 父親を早くに亡くして、しかも頼りの母は今は入院中だ。 そんな中なんとか家を家族を守ろうとしてひたすらにがんばっている子。 この子がまた良い子なんです。誰よりも優しいせいで、貧乏くじを全部引いちゃってる気がする。 榎田さんは普通の人を感情的に追い込むのが上手いと思う。 がんばってがんばってがんばって、それでも駄目でもまだがんばろうとしてどうにも立ちゆかな…