榎田尤利さんのレビュー一覧

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

職人榎田さん!

顔さえ見たことのない祖父の「シュレーディンガーを正しく指摘した者に財産を譲る」という遺言の元、集められた3人の孫たち。
Pet Loversシリーズで、こんな切り口でくるなんてさすが榎田さん。
発想とセンスに舌を巻きます。

えーっと、館と猫なんて噴きだしてしまいましたよ。コレ、狙ってるんですよね?笑
じいちゃん日誌挿入でアクセント利いた構成と、館の意外なおとぼけ和み要素で飽きさせません…

2

きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

素晴らしい名作でした

二人の関係が素晴らしいですね!!なんか心温まって泣いちゃいましたよ。
だめだめルコちゃんと一家に一人は欲しい完璧男・東海林。
ルコちゃんはホントに東海林がいないと死んじゃうと思う(笑)。東海林じゃなきゃ死んじゃう。
東海林はルコちゃんのこと今まで甘やかしすぎたって後悔してるけど、身近にあんな人がいて、自分が世話焼き気質だったら絶対世話焼いちゃうと思うんだ…!なんかうずくよね!
でも東海林が…

6

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

恋することをおそれてはいけない!

“普通”でいたい営業のオジサン・的場×かわいい編集の妖精・花島

出版社に勤める営業さんと編集さんのお話です。
リーマン物はお仕事の内容が結構描かれていて、必ずしも恋愛要素だけではないのが好きです☆
2人は直属の上司と部下というわけではありませんが、
編集経験があると嘘をついて入った花島の為、的場は営業先へ連れて行ったりと世話をします。
この的場さんという人が、まぁ入れ込みすぎだろうと…

4

ゆっくり走ろう 小説

榎田尤利  やまかみ梨由 

藤井沢商店街シリーズ 第一作目

「車に、絶対必要なものは?」
これは子どもの頃、里見が自動車整備工だった父から出されたなぞなぞである。
この答えがお解かりだろうか?ずっと考えていたのだが、私には最後まで解らなかった。

メーカーから営業指導のためにディーラーへ出向となった里見だが、営業所の人々からは歓迎されず、生真面目すぎるがゆえに反感を買ってしまう。
そんな中ただ一人、味方になってくれるのがトップセールスマンの立浪。…

2

寡黙な華 小説

榎田尤利  雪舟薫 

攻の視点から

櫻林院家の跡取り候補として、三峰邦彦は数年ぶりに櫻林院家を訪れた。
ひさしぶりに再会した従兄弟で本来ならば櫻林院家の当主である千早は相変わらずたおやかな風情だ。
幼い頃は実の兄のようにかわいがってもらった人。
いつしか世間から姿を消し、庭の百合に愛情を注ぐ青年はどうして家を継がないのか。
疑問を感じつつも邦彦は現櫻林院家当主である伯父の要求を受け入れた。
どうしても欲しいものを手に入れる…

3

理髪師の、些か変わったお気に入り 小説

榎田尤利  二宮悦巳 

不器用で、じれったいほど、BLは楽しい

藤井沢商店街シリーズ最終巻、
って、これ、シリーズ物だって気付いてなかった。

これを読む前に「歯科医の憂鬱」 読んでたけど、そっちの主人公が途中で登場するまで、関連作とは全く知らなかった。

普通、シリーズ物だと、同じ絵描きさんの挿絵だったりするけど、これは、舞台になる土地こそ一緒だけど、各巻で主人公は全く別って事で、絵描きさんも変わるので気付けなかった。
欲張りっていうか、贅沢なシ…

0

理髪師の、些か変わったお気に入り 小説

榎田尤利  二宮悦巳 

一気に読み終えた!

藤井沢商店街シリーズの完結編は、おなじ街に育った幼馴染みの2人だった。家も2軒隣(たぶん)という近さの、同級生の受と攻。家庭も似た環境だったせいでなにかと仲がよく、小さい頃から比較されて育った受は、なににつけ自分より優れていた攻に劣等感に近いものを抱いていた。それでいて、ナイトのように背後に立ってくれている攻の存在を心強く思っていた。
話は、そんな2人が社会人になってからの再会もの。
とにかく…

2

Blue Rose(2) Sleeping Rose 小説

榎田尤利  金ひかる 

シリーズ二作目にして完結編です

前作『Blue Rose』の完結編です。
前作ではチラチラとしか語られなかった青薔薇と呼ばれる高級男娼の過去。それをど真ん中に据えてのストーリーです。
青の生き方が痛くて苦しかった。
面白かったです。

ちょっとだけ残念だったのは、攻めにまったく魅力を感じなかったところかな。狂気じみたなかに、魂を引きずりこむような魅力があれば良かったのになと。
青はこいつのどこが良くて惚れたんだ?いい男ならホラ、…

2

きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

まずはこちらからでも読んでみてほしい

この作品、初めは相当クドいタイトルだと思ったが、じっくり読んでたらこりゃなんつー殺し文句なんだろうと、改めてじんとしてしまった。
まあルコちゃんの場合は、東海林が傍に居ないと本当に死んでしまうと思うので、言葉そのまま本気なんだろうけども。
いやだからこそ東海林もまいっちんぐなんだよね、きっと。
円陣さんのオリジナルはたまにイマイチな時があるんだけども(スミマセン)、今回は原作よりもルコちゃん…

6

きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

小冊子につられて・・・

出版社のフェアにのせられて、たぶん前に読んだルコちゃんマンガを買ってしまった(笑)
ルコちゃんは何度読んでもかわいい。生活能力いっさいなしのルコちゃんはマンガ家。んでもって、いっさいの世話をマネージャーの東海林にまかせっきり。甘えている自覚はあるけれど、それから目を逸らして見ないふりをしているルコちゃんに、東海林がしびれをきらすなんてところから話は始まる。
東海林が大人のくせに、我慢が聞かない…

4
PAGE TOP