榎田尤利さんのレビュー一覧

ハードボイルドに触れるな 小説

榎田尤利  金ひかる 

キレイな三角関係でした

さすが榎田尤利さんでした。
文章うまいしテンポはいいし、最後まで楽しく読ませてもらいました。

完全な三角関係のお話で、主人公は二人の男から求愛されてモテモテ。
どちらも好きでどちらも選べないという状況になります。
ただ、主人公の性格が好きじゃなかったのが残念だったかなァ。
キレイな三角関係作品で好きだったのは、水原とほるさんの『青の疑惑』っていう作品ですが、これは主人公の性格が好きだったんだよね…

1

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

お、お、面白かった…………!

高校の元後輩で今はカローラに乗るやくざの兵頭と、検事から弁護士そして今はなんでもござれの交渉人の芽吹のシリーズ、待ってましたの第3弾です。でましたー♪そして朗報です。まだシリーズは続くようですよ!やったーーーーーっ!
そして後書きで書いてあるように『交渉人は振り返る』ということで、今回は芽吹の弁護士時代の過去にまつわる話、「人を信じる」を信条にしている芽吹という人間にぐぐっと迫ってました。

7

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

二人の関係は公認なので、

ヤバイ、私の頭の中で、芽吹は平川声、兵頭は子安声でしゃべる。なんていいんだ!

で、シリーズ3作目。今回は振り込め詐欺がらみのお話です。
それにしても芽吹さん、あなたどれだけ無謀なんですか。
私だって“電話を切らないで・・・”のあたりでこりゃヤバイって気がつきましたぜ。
さらに、濃いエスプレッソですよ、飲んじゃダメだって。

で、どこがヤバイって、もうどうしてもラリった芽吹さんの生声…

5

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

第三弾でステージが進んだ感じ!

「一度、コピー機に押し倒してやってみたかったんです」
相変わらずイカしたエロさですわ。兵頭。

第三巻となる「交渉人」シリーズですが、前作の「交渉人は疑わない」はなぜかどうも萌えなかったんです。
なぜだか、芽吹にあたっていたスポットが弱まったような気がしたんですね。

でも、今回はイイですね!
芽吹が自分の内面と向き合って向き合って、そのことで傷付いたり、ムキになってダメな奴を信じよ…

3

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

信じる弱さと 信じ抜く強さ

このシリーズは、コミカルにテンポよく、キャラ、プロットともに抜群、数あるシリーズ
作品の中でも、榎田尤利のエッセンスがギュッと詰まった逸品。

今回は弁護士時代の過去にまつわるお話で、ややヘヴィな内容だった。
裁判員制度を踏まえた節もあり、BLでありながら主人公の経歴を生かして社会問題に
ついてサラリと言及している辺りが巧い。
すっかりおなじみのの面々が相変わらずイキイキとコミカルに楽…

6

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

誰を信じられて誰が信じられないのか

関東屈指の指定暴力団の二次団体の若頭と
元検事で元弁護士で現ネゴシエーターのおりなす
交渉人シリーズ第三弾。

前回は依頼に絡めて攻様の過去が明かされましたが、
今回は振り込め詐欺に絡んだ依頼で
受様が過去に関わった青年が現れ、
受様が自分の過去の行動を振り返るお話となっています。

受様はあらゆる折衝事を交渉する民間の交渉人。
七十を越しても矍鑠とした経理担当と二十二才のアル…

6

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

もどかしい!!

交渉人シリーズ三冊目。
芽吹が単にカワイコちゃんじゃなくて、かなりオッサンくさいのがなんか妙に好きです。
兵頭ともやることはやっていますが、未だ気持ちは繋がりきらず。
このもどかしさが楽しくなってきましたよ、もう。

そんな兵頭は全身全霊で愛してるオーラを出してるのに、なかなか頼ってもらえずで、なんか今回立ち位置が脇キャラっぽい感じすらあるような。がんばれ兵頭。
いや、たまたま今回が芽…

1

愛なら売るほど 小説

榎田尤利  高橋悠 

泉くん、かわいいよ、泉くん。

漫画家シリーズです。

最初に言います。受けの泉くんがとっても可愛い。
十年も片思いして、好きな相手の名前をもじってペンネームにしてしまう一途さ。しかもキャンディ先生って、可愛いすぎる・・・

同窓会での再会から、さらに偶然を経てだんだんと親しくなって二人。
大人しくてほっとけないオーラ満載の泉くんに無意識にハマっていく飴屋がツボでした。
泉くんの担当編集者のことを、危ないヤクザの恋…

4

ごめんなさいと言ってみろ 小説

榎田尤利  北上れん 

俺様スケベオヤジ×意地っ張り猫

漫画家シリーズです。
クリエイティブな職業の男性っていいですよね。個性的でわが道を行く生き方がカッコイイ。
榎田さんの書かれるキャラクターは毎回魅力的ですが、こちらも外してません。

お互いに意地っ張りな二人の、テンポの良い言葉のやり取りが楽しいです。
小説と漫画を通してお互いを認めていく課程も、この設定ならではで面白い。
それにしてもこのシリーズの作中作は、毎回とっても気になります。…

1

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

吸血鬼マンガ家×オタク編集者

榎田さんの作品はたいがいシリーズって言っても縛りが緩いから、順番を気にせず読めるのが好きです。
このシリーズもまだ一巻しか読んでません。
家にはあるんですが、未だ積み本の山に埋もれております。
いいかげんなんとかせねば。

というわけで?吸血鬼マンガ家×オタク編集者です。
全体的にコメディトーン。所々にシリアスも入っててそこには萌えるっちゃ萌えるんですが、ちょっとどっち着かずな印象かも…

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