榎田尤利さんのレビュー一覧

華の闇 小説

榎田尤利  蓮川愛 

陰間ではなく、男花魁。ボーイズラブ版『吉原炎上』でした。

遊郭モノではあるけど、陰間ではなく
女ばかりの大見世で、ただひとり男花魁として春を売る
華嵐(からん)

遊郭に身を堕とす前に心惹かれていた
南条財閥の御曹司・貴師と遊女として再会するんです。

男として女の世界で、女と対等に身体を売るという設定は
はじめてでした。

水揚げしてくれた貴師に想いを寄せる華嵐
貴師もまた華嵐に想いを寄せ、手に手をとっておしまいv
っていうんじ…

0

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

年下蛇攻め!蛇へのイメージがだいぶ変わりました。

Pet Lovers シリーズ ラストは蛇。

実はPet Loversは、3人のオーナーで仕切られていた!
他のオーナーのペットだった
杏二を躾けなおすことになった
オーナーのひとり、仁摩のお話。

神として崇められたり、悪魔の化身とされたり
イメージが分かれる生き物。
舌は2つに裂けてるわけだから言ってることも
どこまで信用していいのかわからない・・・
哺乳類と違って、喜…

6

きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

ルコちゃんが愛しい・・・

生活力の無い受けと世話を焼く攻め、もともと好きな設定。
それでもルコちゃんの生活力の無さは度を越してます。
はっきり言って大人の男としての魅力は無し。
でも、「壊れてしまった宝物」「でもとてもキラキラして美しい」と感じさせる漫画を描ける子。
東海林に甘えきって、人付き合いも苦手、しかも我儘、でも自分の中にそんな綺麗な世界を持ってるルコちゃんが愛しいです。
東海林に戻って来てもらうために痛…

4

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

シリーズ1作目にもってくるべきだったんじゃないのぉ?

資産家の老人が他界する。
絶縁状態で顔も見たこともない
三人の孫が集められ
屋敷内にいる猫の中から
シュレディンガーという猫を正しく指摘できた者を
遺産相続人とするという遺産争奪ゲームがはじまる。

犬→ライオン→猫と、つづくPet Lovers
第3弾ということで
犬とライオンを読んでいる人には
最初の数ページで種と仕掛けが丸見えでした。
それが残念で仕方ないです。

4

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

獅子とガゼルとチキン 雑なキャラ設定にがっかり。

うわー。前作と比べると・・・OTZ

Pet Loversから派遣されたのは今度はライオン。
百獣の王ライオンが
義兄に弱みを握られただひたすら奴隷のように
従う生活を送るガゼルに惚れちゃうお話なんですけども。

今回、ライオンとガゼルのほかにチキンがでてきます。
このチキンが、絵に描いたようなチキンで
魅力がまったくないんですよねぇ。
テンプレチキンといいますか、はいはい、よ…

5

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

SMでもなく、調教でもなく、恋だった。私も轡田の犬になりたい。

親に愛されたことのないホストくずれの倖夫は
会員制のコールボーイのような仕事をはじめるわけですが
はじめて取った客の要望は、犬になること。
「私はきみを、美しく賢い犬に躾ける」と、首輪をつけ
言葉を発することを禁じ、四つんばいで歩かせ
犬のようにコマンドを覚えさせていく・・・

調教監禁陵辱モノ?とおもいきや
人間としての意思や尊厳を剥奪しているように見えて
このプレイには『信頼…

14

聖夜 小説

榎田尤利  山田ユギ 

人生がつまってた

北海道の片田舎で中、高校と一緒だったシマとアマチ。
友達以上恋人未満。それが恋だなんて気付かずに
アマチの親の離婚を機に、離れてしまったふたり。
再会して恋に走るには、お互いすでに人生を抱え込みすぎていて・・・

っていうお話。

再会モノ。
再会して恋してゴールではなくって
ふたりの環境や付随する家族や恋人の問題を
丁寧に描いていたので、読み手もシマとアマチだけの
気持ちに…

4

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

Pet Lovers最終巻

榎田さんのシリーズものは全体的に短めなので、終わってしまうときはいつもなんか寂しい。
でもだれる前に終わるこの潔さは嫌いじゃないです。
読み返そうと思った時も楽だしね。

なんかここにきてオーナーのイメージがだいぶ変わりました。
仁摩さん、食えないヤツでもっと完璧人間かと思ったらこんなかわいい人だったとは。
裏側はものすごいがんばりやさんだった。
自分の身をいとわずペットたちを守ろう…

4

ひとりごとの恋 小説

榎田尤利  鳥人ヒロミ 

不器用な人たちのありふれた恋の物語

職場ではキレ者と評判の菱田がひた隠しにしているのは親友への報われない片思い。
期せずその友人牧野を居候させることになった菱田だったが、なぜかそれには牧野の弟、悦巳がついてきた。
早々に菱田の牧野への想いに気づいた悦巳は、ばらされたくなかったら自分も同居させろと脅してきて……

親友への報われない恋心を抱えた主人公と親友の弟というシチュエーションはBL的に結構王道な気がしないでもない。
で…

1

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

昔の先生に

熱血でまじめな高校時代の担任に タイムスリップした生徒が恋する話
タイムスリップした生徒久我山が攻め、高校の担任が曽根で受け。
弁護士の久我山は仕事に女に不自由のない毎日を送っているが、なぜだかつまらない。
そんな時、高校時代の友人本城から高校のときの担任曽根のお葬式に誘われた。
当時から冷めていた久我山は熱血だったというその担任のことをあまり覚えていなかった。
曽根は借金苦による自殺だ…

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