榎田尤利さんのレビュー一覧

愛なら売るほど 小説

榎田尤利  高橋悠 

実は攻がアホかわいい

お友達に勧められ、「ふっ、きみが面白いのはわかりきっているんだぜ・・・」という気持ちで読んだ作品です。予想以上の面白さでした。なぜなら攻の飴屋がとっても良かったから!

高校時代からの片想いを10年も温め続けている受・漫画家の泉が、けなげでいじらしくってかわいいのは予想の範囲内。いつもどおり、榎田さんの筆力が光っています。
それに対する攻の飴屋は、大手広告企業に勤めるエリートサラリーマン。モ…

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はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

これはよいお話

事故が原因で高校時代の自分の中にタイムスリップしてしまった久我山。
高校生の体に三十一歳の心。
予想外の出来事になんとか冷静になろうとする久我山に、なにも知らないまま担任の曽根は親切にしてくれる。
昔はただのうっとうしい一教師でしかなかったはずの曽根のことを知るうちに惹かれていく久我山だったが……
十四年後の世界に彼はいなくて……

現在と過去で一粒で二度おいしい感じ。
タイムスリッ…

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非BL作品

神を喰らう狼 非BL 小説

榎田尤利  北畠あけ乃 

命について考えさせられる

榎田さんの本だ~と近所の図書館で発見したので借りてみたところBLじゃありませんでした。
恋愛はありますが男女間の恋愛です。

以下、ネタバレ。


【普通】じゃない点をあげるとするならば互いがクローン同士ということ。
ボーイはフェンのクローン=身代わり・代替品。当たり前に呼ばれていた名前さえ自分の物ではなく総称でしかなかった。そして好きな子も。
クローンなのに、同じ人間はできないん…

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Stepbrother 小説

榎田尤利  国枝彩香 

 兄のがよかった。

 表紙では高橋のほうが年上に見えたんですが、同い年だったんだ~。
健介が弟になると思っていたから飲み込むのに時間がかかりました。
厳しくて嫌な上司と思われている高橋。でも、ただ厳しいだけじゃなくて部下のこともしっかり考えているところがいい。
 高橋に対してもうちょっとお堅いイメージを抱いていたので、話は面白かったのですが、ちょっと期待したポイントが外れてしまいました。
 社員旅行の沖縄で、…

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きみがいるなら世界の果てでも 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

タイトルに絡ませたセリフ使いの妙

前作でルコちゃんの魅力に取り付かれてしまった私。
冒頭の汚部屋描写に大爆笑スタートでした。
「今回もルコちゃんのダメっぷりが見れるのか!?」
と思いきや今回はルコちゃんが家事に奮闘するんです!
それもこれも東海林のためなんですがやはりその頑張りは裏目に出てしまい・・・それでもなんかルコちゃんを憎めない私も東海林には負けるものの、相当ルコちゃんに参ってます笑

前作「きみがいなけりゃ息も…

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きみがいるなら世界の果てでも 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

馬鹿は何もしないで愛されていろ

家事生活能力ゼロの漫画家・二木と
すべて出来る東海林のお話続編です。

相変わらずの汚部屋スタートw
晴れて恋人同士になった二木と東海林。
恋人同士になったという甘えも加わり
二木の東海林への依存は増すばかり・・・

楽しみにしていた旅行が流れたぐらいで拗ねたり
まあ背景には幼少期の傷もあるのだろうけど
それにしても女々しくって女々しくって女の腐ったやつみたい。

前作でや…

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きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

こんな受けは大嫌いっなのに涙涙

漫画家シリーズ1冊目。
家事生活能力ゼロ。
漫画を描くことしかできないくせに
その唯一の漫画を描くことですらひとりでままならないという
どうしようもない二木。

正直、私は二木には萌えないです。
自分のことを自分で出来ない人をかわいいとは思えないので
こんな受けは大嫌いっ。

二木を支えるのは有名な美術商の次男坊の東海林。
中学まで一緒で、大学で再会し
二木の世話係りを大学…

7

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

すごく大げさな泣きどころとかエロどころはないのに 非常にいい気分で最後まで楽しめる心地よさ!

漫画家シリーズは、なんでもアリだな!
漫画家シリーズ初の漫画家攻め。
そんで今回は、漫画家が吸血鬼なんですw
永遠の時間を彷徨う吸血鬼が暇つぶしで日本で
漫画家やってるなんてwww
アシスタントは、化け猫。
なんという設定・:*:・:(*゚Д゚*)キタコレ:・:*:・

吸血鬼の好物は処女の生き血ですから
受けは、オタクの担当編集者で処女・・・もとい童貞w

すばらしきかな!…

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愛なら売るほど 小説

榎田尤利  高橋悠 

レディースコミック作家の恋

『愛なら売るほど』
レディコミ作家の恋のお話と
『愛ならいらない』
レディコミ作家の編集者の恋のお話と
2話入ってます。

真実の愛を探し求める彷徨人 姫女苑麗奈という
レディースコミックの主人公が2話を絶妙に繋いでいるのですが
『愛ならいらない』は、余分だったような気がしないでもない。

姫女苑麗奈は、奔放に恋をして失恋し傷つきながらも
たくましくまた恋をするという
レデ…

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ごめんなさいと言ってみろ 小説

榎田尤利  北上れん 

男の律が少女マンガを描く本当の理由に納得。

小説家と漫画家
自分の世界を表現する仕事をしている者同士いじっぱりw

喧嘩で初顔合わせして
仕事で再会して
共同作業をしながら惹かれあうというパターン。

主人公の律は、いとこのニューハーフの影響で
少女マンガを読むようになって自ら少女マンガを描くようになってる。
少女マンガという世界に身を投じたかったのは律だったのだなぁと。
ノンケ設定だけど、同性の久々野に惹かれていく心情…

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