榎田尤利さんのレビュー一覧

夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

言葉につまる・・・

美しい顔の魚住は、味覚障害で感情も乏しい。
生きているのに死んでいるような人物。

久留米は、魚住に対して唯一普通に接することのできる男。

魚住は、久留米を好きになるし
久留米も、魚住を好きになるお話なんだけど
魚住を変えたのは久留米だけではなくて
まわりにいるインド系ハーフのサリームだったり
ちょっと変わった久留米の元カノのマリだったり
人格者の先輩、濱田だったり
その他…

1

普通の男 小説

榎田尤利  宮本佳野 

隠れた名作

「おやじ・リーマン・大人ゆえの葛藤」が好きな人にはかなりおすすめです。
何か大事件が起きたりするようなお話しではないので、派手さはありませんが、淡々とした日々がやがて色づいてくる感じがお好きな方は是非読まれて見て欲しいです。

実は自分自身は別におやじものは好きでもなんでもなかった(笑)んです。
作家さんが知っている人というだけで何となく買ってしまった作品で、特に何も期待せずに読みだした感…

3

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

タイトルをいい意味で裏切るお話しでした^^*

『はつ恋』というタイトルからもっとカルピスソーダのような(笑)ものを思い描いていた私ですが、
この内容にはいい意味で裏切られたと思いました。

まぁ30代の男性と40代の男性のアレですから、そんな甘酸っぱい話では無いはずなんですが、でもなぜかちゃんと甘酸っぱさは感じれました!
やっぱり学生の時代にタイムスリップ(といっても中身は30代のまんまw)という部分があるからでしょうねー。

そ…

5

ワークデイズ 小説

榎田尤利  高橋悠 

まってました王子沢編

アズマリシリーズ番外編。
王子沢の恋のお話が入ってます。

吾妻に振られた王子沢がどんだけ落ち込んでるかと
わくわくしてページをめくったのですが
王子沢のお相手となる榊のモノローグからスタートで拍子ぬけw
榊と王子沢の両方の語りで物語はすすむのですが
吾妻に振られてからすでに2年も経過しているということで
なんというか完全にふっきれてたましたwww
もっと王子沢がズタズタになって…

0

吾妻&伊万里 オール・スマイル 小説

榎田尤利  高橋悠 

アズマリ× マリアズ◎

このシリーズの名称アズマリじゃなくてマリアズだよぉw
さてさてシリーズ3作目は、王子沢がめきめきと頭角を現します。

ぶっちゃけ私の気持ちは、王子沢にかなり傾いてしまって
伊万里への気持ちが薄れましたw
それでも伊万里を選んだ吾妻と私は根本的に好みのタイプが違うんだと思いますw

リーマンモノ。同期入社。
ふたりは男同士で恋人同士だけどライバルでもありたいと思うのです。
とかく攻…

0

吾妻&伊万里 レイニー・シーズン 小説

榎田尤利  高橋悠 

攻めである伊万里の魅力が薄い

吾妻&伊万里シリーズ2とありますが
伊万里×吾妻ですw

このシリーズは、吾妻の脳内駄々漏れ、ひとりボケつっこみ、口語で
べらべらとしゃべりたおすという作品で読みやすいです。

商社を舞台に同期入社の成績TOPとどんじりが社内恋愛をしているのです。
前作は、セクハラを軸にお話がすすみ、今作は、大人のいじめを軸に
お話がすすみました。軽い口調で語られますがテーマは重いように思います。…

0

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

なんておもしろいんだ!

どんどんおもしろくなっていくシリーズで、ある意味不安です!!

榎田さんの作品は元々大好きなのですが、魚住君の次点に座っている交渉人シリーズ。
まぁ魚住君シリーズは私の中で殿堂入りなので、実質1位におわせられます。



コミカルなのにシリアス、シリアスなのにコミカル。
両方無理なく在るのが、ただただすごい。
1・2巻はべた惚れ兵頭と美形なのにおっさん丸出しの芽吹のジタバタ感が笑…

3

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

読まなきゃ損!損!!高揚感に震えます

なぜもっと早く読まなかったのか・・
大人気であるらしいことはわかっていたのに
おそらくちるちるユーザーの殆どの方が当たり前すぎて、レビュー数少ないのはそのせい!?
皆さんすでに知ってるから??

というわけで細かいあらすじとか省略です。感想オンリー
榎田さんの作品てハズレってものがほんとにない。
誰が読んでも納得の面白さ。

のっけからこれぞというシーンにワクワクが止まりません。…

13

夏の子供 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

これは、読んでください

周りの環境や、人々や久留米のおかげで少しずつ人間らしさを取り戻していく魚住。
そうなったらそうなったで今度はまた違う悩みが姿を現す。
自分にとって久留米がどれだけ大切かを認識した魚住がとった行動とは。
人は傷つき傷つけ合いながらも前に進んでいる。
そして、彼らは……

なんかほんとに一言でBLというのが難しい作品でした。
生と死とか人を愛することとか人生とか強さとか、色々なものがわー…

4

夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

BLの枠に収らない良作

ずっとシリーズ通して手に入らなくて、ハードカバーで再販と聞いて驚喜した覚えがあります。
しかもイラストは茶屋町さんのまま。
神様ありがとう、ありがとう太陽図書と拝みつつ、二冊同時に発売日に買いました。
その割には今更読んだのはもったいなくてなかなか手が伸びなかったせいです。

人ととことんずれていて、自分の痛みにすら気づかないにぶにぶの魚住と、そんな彼をどうしようもなく放っておけないんだ…

3
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