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榎田尤利 茶屋町勝呂
クレタコ
ネタバレ
表題作は玲[攻]と望[受]との切ない話、「約束」はその6年後で玲の友人の城上[攻]と悠一[受]との話、最後の「集い」はその4人が出会うエピソードで締めくくられています。 心にずしんと来るのは表題作。 玲と望は恋人同士なのですが、玲自身は決して望を抱かずに城上を始め他の男に抱かせそれを見ているだけ。 SMプレイのそれではなく玲は過去のトラウマからそうやってしか愛せない人間。 望は次第にそ…
榎田尤利 町屋はとこ
しの
サガンは前回でなんとなく過去に整理を付けることが出来たのかな? 彼にとっては「過去の出来事」とスッキリ忘れるなんてことは出来ないんだろうけど、それでもちゃんと「今」に目を向けられるくらいには、心に余裕が出来たかな? とか思ってたんですがっ!ですがっ!!! まあ確かに、余裕は出来たんでしょうよ! 橘高のことが特別だってこともちゃんと認めましたとも! ただし、自分の心の中でねっ!!! …
サガンがもう、とんでもなく頑固すぎる! まだまだお話の序盤といった印象で、全体像が見えない感じなのですが、それでも充分すぎるほど登場人物たちの人間像が描かれていて、さすが榎田さんと思わず唸ってしまいました。 同時期に発売された漫画『恋とは呼べない』とリンクしているんですが、先にそちらを読んだからか、サガンの裏側が見えた気がして一層切なくなりました。 漫画ではあんな笑顔全開で、猫じゃらしを…
榎田尤利 佐々木久美子
もこ
イマまで読んだ、漫画家シリーズでこれが一番好き。 ちゅぅか、これを読んで、榎田さんの作品が読みたくてしょうがなくなってしまったのだよ(ノω`*)んふ たまらなくなって積本の中から榎田作品を掘り起こしてきた。 山ほどでてきて驚いたっちゅー話。 お話は、オタクで漫画が大っ好きな編集さんが、なんと大好きな作家さんの担当に就任した。ところがその漫画家さん、編集部内でも有名な問題児。 締…
榎田尤利 北上れん
榎田さんの書かれる攻ってなんでこんなにかわいいんでしょww ツボをついて来るんだよ(*´∀`照)えへへ お話は、小説家×漫画家。 漫画家シリーズとありますが、単品で全然楽しめる作品です。 かく言う私も順番とか諸々とか気にせず読んでしまいました(笑 出会いがしらから犬猿な二人。 喧々囂々。口を開けば言い合いになる。 そんな二人がなんと合同作品!?ちょっ・・・まっ・・・・ しか…
榎田尤利 奈良千春
satoki
立場の違いから袂を分かち対立することになった芽吹と兵頭。 しかし芽吹には心強い仲間達がいる。 知恵を絞って強大な敵、環に立ち向かうチーム芽吹。 だが環は芽吹たちの予想以上にずるがしこく、悪辣だった…… 胃痛とイライラとストレスから逃げ出したくて(笑)即座に手に取った後編。 だけど芽吹の試練はまだまだ続きます。 二転三転するストーリーはさすがの一言。やっぱり榎田さん。さすが上手いなあ…
下町で小さな事務所を構える交渉人の芽吹彰。 泣く子も黙るヤクザの兵頭とのおつきあいも順調だ。 そんな芽吹の前に現われたのは、兵頭の元彼だという一人の男。 彼の手によって芽吹の隠された過去が明らかになる。 かつて自分を救ってくれた親友を救えなかった罪悪感と傷。 しかも状況は芽吹と兵頭を引き離し…… 相変わらずテンポの良い会話やヤクザコスプレの芽吹にほのぼのしていた前半とは打って変わっ…
わか竹
本当にどうしようもなく惚けてしまったのですよ、 このシリーズを読み終えた時に。 実在していると言われれば微塵も疑わない程、 彼らは文字という形を飛び出して息づいていました。 本編後の近況を伺えるメールのやり取りは、 マリや濱田、サリームに響子たちのお喋りそのものです。 そんな中でも、魚住にとってマリは久留米とは違う部分の 心を預ける人なんだな、と感じました。 各話のダイジェ…
茶鬼
1巻は眠るサガンを見守る橘高でしたが、今回の表紙は居眠りする橘高を見つめるサガン。 この表紙が表わすように、橘高が自分を見つめ直すお話だったかな?と思います。 描き下ろしで学生時代の出会い編があるので、それでどんな出会い方をしたのかそれがよくわかり、この物語を補足してくれています。 1巻でサガンの囚われている事柄が判明して、少しは彼にとって新たに踏み出すきっかけになったのかな?とも思った…
交渉人というイメージは、緊迫感漂う硬派な洋画か はたまたちょっとぼんやりな某氏だったりしたのですが、 冒頭からさわやかな青年の流麗でユーモアの効いた話術に、 あっという間にイメージは一新しました。 テンポの良い台詞運びや衣食住のある日常のさり気なさ、 ちりばめられるユーモアとエンタメ要素のバランスも然ることながら、 主人公である交渉人、芽吹の魅力でそれらがより 引き立っているなあとし…