淡路水さんのレビュー一覧

きみの手をたずさえて 小説

淡路水  明神翼 

踏み込み加減

ほぼ挿絵が無く本文のみの状態であれば
評者は星をもう一つ増やしたかも知れません。
挿絵は挿絵でこの作品の世界観に忠実な
ものであるとは感じるのですが、
少々美麗に過ぎる感もあるかと。
挿絵と本文のバランスは、本当に大事ですね。

本文の中にも些かバランスで躓く箇所がありまして…
これならいっそ絵空事と割り切って突き抜けて
しまった方が良かったかも知れないと思えます。
この割り切…

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きみの手をたずさえて 小説

淡路水  明神翼 

コンプライアンスとは…

研修医×薬剤師、年下攻め。研修医と薬剤師とはいっても職場恋愛ではなく、急病で入院することになった受けの主治医になったのが攻め、という出会いです。
割と最初から攻めが受けに愁波を飛ばしているので、ちょっと医者自重しろよ、と思いました。しかも最初は受けの顔に惹かれてるだけ…萌えない。これで受けも攻めに惹かれはじめてたからいいけど、マジなところこれって動けない患者にせまる悪徳セクハラ医師ですよね…。

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いつか甘く融ける恋 小説

淡路水  サマミヤアカザ 

何かがすっきりしないけれど。

小説は、冒頭が肝心であると思う。
最初の数ページで乗れなければ、読み進めるのも億劫になる。
正直、電子版30ページ読み進めるのさえ少々難儀でした。

物語の構成も設定も悪くないのだけれど、わざわざ難しいく書いている感が否めず。
そんなところ難しくなくていいからもっとシンプルに進めてと何度も思いながら読み進める感じでした。
ただ、双方の心の動きとかその設定は面白いので、後半になるにつれて…

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緋痕の虜囚 小説

淡路水  逆月酒乱 

娯楽作として

BL作品に他のジャンルの要素を取り込むと
言うのは容易い様でいて実は難易度が
高かったりします。
ですので忌憚なく言ってしまえば…破綻無く
途中でツッコミを入れる事無く読み通せるだけでも
かなりの儲けものだろうな、と。
この一冊はそう言う意味では端正なのだろうと
評者は受け止めています。
その中でロマンスを変な方向にぶれる事無く
展開した筆の力を愛でたいですね。

視点を転じ…

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いつか甘く融ける恋 小説

淡路水  サマミヤアカザ 

甘くも苦くもなるチョコレート

小説読書月間2冊目の本です。
相変わらず電車の中で読みましたが、この本は挿絵でドキドキするようなページが少なかったので割と安心して読めました(笑)
サマミヤアカザ先生の綺麗で繊細な絵は内容にも合っていたと思います。

さて、内容のほうですが、

メインの二人、攻め・嘉瀬と受け・一海のちょっと甘いようなふわふわした関係はいいんだけど、どうにもいじめが鬱陶しいなぁ…というのが正直な印象です…

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きみの手をたずさえて 小説

淡路水  明神翼 

面白い組み合わせ

医者と医者、医者と看護師は世の中溢れかえっていますが、医者と薬剤師ってなかなか見ない組み合わせだな、と思って購入しました。
初読み作家さんです。
他の方のレビューをみて、とても焦れったいお話なのかなと思っていたからかもしれませんが、逆にそこまで焦れいとは感じませんでした。
ただ、実際に千明みたいな性格の、相手をたてて自己否定ばかりする人がいたら正直辟易しますが(笑)、このお話ではあまり嫌な印…

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緋痕の虜囚 小説

淡路水  逆月酒乱 

おっとり系サスペンス

身寄りのない苦学生・海里(受け)は、大学の薦めで夏休み限定のモニターバイトに参加する。
連れて来られたのは、高い塀に囲まれ監視システムで管理された収容施設のような建物。
施設に集められた若い男たちは、農作業の傍ら定期的に「検診」を義務付けられており…
というサスペンス仕立ての作品。

なまじ海外ドラマや映画でよく見る設定なだけに、既視感は否めません。
5人部屋のルームメイトたちはそれな…

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いつか甘く融ける恋 小説

淡路水  サマミヤアカザ 

年上敬語攻め×る頑張りやの受け

大学の研究室を舞台に、周りの嫌がらせや忙しさにも負けずに頑張る主人公。まさにドラマの主役のような健気がツボでした。

攻めの嘉瀬は新しく配属されたアシスタントで、この嘉瀬が一海を支えになり、全面的に力になってくれるのでそんなに重いお話ではありません。とちらかというとあまあまで安心できるお話です。

怒涛の展開というわけでなく、ストーリー自体はコンパクトにまとまっていて、読みやすいです。さら…

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きみの手をたずさえて 小説

淡路水  明神翼 

ノンケがそこまで好きになる程なのか?

前作がコメディタッチでとても面白かったので、作家さん買いをしていたのですが、買った後にちるちるのレビュー見たら、DVの文字が…
あらすじにはDVの文字が無かったから買ったのに
先にレビュー見とけばよかったと少々後悔してしまいました。

痛い話あんまり得意じゃあないんですよね。なのでこの本は寝させて積んであったんですが、ようやく読みました(笑)

思っていたよりはDVの場面が多くなかった…

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きみの手をたずさえて 小説

淡路水  明神翼 

不幸な受けを助ける優しいヒーロー攻め

研修医 成川と入院中の薬剤師 千秋

ベッドから起き上がってはいけない状態での入院で寝てばかりだから舞台は病室。
登場人物は担当医と看護師のほかは、見舞いに訪れる従兄と元カレの医師でDV男の澤井。
病気療養日記としてはいいけれどBLとしては、やや退屈でした。
初めから最後までベタベタイチャイチャされてても胸焼けしますが、Love以外の部分でどれだけ楽しめるかが萌えるポイントだと思いました…

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