英田サキさんのレビュー一覧

テ・キエロ・ムーチョ 小説

英田サキ  高階佑 

大人と大人の。

個人的な再読祭りでこちらも。deadlockシリーズの番外編や同人誌を全て押さえているわけではありませんが、このネトとロブのストーリーが大好きです。

ロブがヨシュアというパートナーに出会う前、「ユウトのことはもう過去だ」と言いながらもまだ引きずっているある晩の出来事。……人気シリーズでのこういう関係性って、やっぱり商業出版では難しいのかとは思いますが、時として大人にはこういうひとときが必要な…

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DEADLOCK外伝 SIMPLEX 小説

英田サキ  高階佑 

さすがの読み応え。

個人的な「新作を読む前に既刊を読み返しましょうキャンペーン」もいよいよ、今回の新作で活躍するらしいヨシュアが登場する番外編となりました。

こちらは、息つかせぬ展開でハリウッド映画ばりだった本編よりグッとBLらしい展開の一冊です。
ヨシュアにはロブも読者も焦らされまくるわけですが、真意が少しずつ見えてくるにつれ可愛くて仕方なくなりますね。なんというかどことなく子供がそのまま大きくなったみたい…

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DEADLOCK 3 DEADSHOT 小説

英田サキ  高階佑 

通して読むとかなりの充実感。

個人的な新作を読む前に既刊を読み返しましょうキャンペーンもついに3冊め。本編の完結です。
なかなかのボリュームなのに、グイグイと読ませてしまう筆致は最後までさすがでした。

事件もラブもキレイにまとまりましたね。風呂敷はメチャクチャ大きく広げられて、敵役・コルブスの過去の話なども複雑に盛り込みまくっていたのに。

コルブスが今ひとつ煮えきれないというか、心を失った根っからの悪人になりきれ…

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DEADLOCK 2 DEADHEAT 小説

英田サキ  高階佑 

話がでかくなってきました。

個人的な「新作読む前に既刊を読み返しましょう」キャンペーン第二弾。deadlockシリーズの二冊目です。
主役カップル二人が刑務所を出てから、宿敵を追って相反するそれぞれの立場で活動……というのが(アクションものとしての?)大筋。

BLとしては、主人公・ユウトが、「特殊な状況下で生まれた自分の気持ちが本当に愛なのか? ただの勘違いでは?」と思い悩むことと、ままならない日々の中での仮初めの再…

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DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

疾走感のあるドラマ。

祝、新作発刊。新作を読む前にシリーズを読み返してみようキャンペーン(個人的)第一弾です。
deadlockシリーズの一作目ですが、やはり今読み返してもハラハラドキドキが止まりません。非常に独創的というわけではなく、例えば「ショーシャンクの空に」など色々な刑務所モノの映画やアメリカドラマを思い出すような感じなのですが。
読みながら、ハリウッド映画的な脳内イメージが鮮やかに浮かびますね。あまりに鮮…

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DEADLOCKのみですみません

『DEADLOCK』目当てで、他2作品未読(すみません!)のため、『DEADLOCK』のみ軽くネタバレします。


ロブ×ヨシュア。
ヨシュアの映画撮影の様子を見学するロブ。
全裸になりシャワーシーン等を終え、女性スタッフに体を褒められ労われます。
それを見て密かにヤキモチをやくロブは、目が合ったヨシュアの視線をさり気なくそらしてしまう。
帰宅したヨシュアから、その事を指摘されたロブ…

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OUTLIVE DEADLOCK season2 小説

英田サキ  高階佑 

トラブルを呼ぶのは誰?

久々のスリルとアクションの本編登場というか、ずっと脇カップルや、外伝的なショートストーリーが続いていたので、ディックとユウトがメインの物語で、かっこいいアクションやら、紛争や戦争に対する思いやら、もちろん、二人のイチャイチャバカップルぶりも堪能させていただきました。
このシリーズの、翻訳ものっぽい語り口調(ディックのデレっぷりとか、ロブのオーバーな物言いとか)が楽しい。
それでいて、ユウトの奥…

3

素直じゃねぇな 小説

英田サキ  桜城やや 

推理しつつきゅんきゅんしつつ。

ドSでスケベオヤジな刑事の攻めはもろ好みのタイプでしたが、言動にこどもっぽさを感じる受けは何となく最後まで好きになれませんでした。どちらかと言うと、気持ちをひた隠しにして仕事上の相棒という立場に徹していた当て馬の相羽さんさんの方がキャラとしては好き。
文章は読みやすいしストーリーも推理しつつきゅんきゅんしつつで惹きこまれるしで、あっという間に読み終えました。攻めが当て馬のことを好きだと勘違い…

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バカな犬ほど可愛くて 小説

英田サキ  麻生海 

攻めが駄犬過ぎる

ヘタレでワンコな後輩攻め×攻めの恋愛相談に乗ってあげる先輩受けのお話。
途中からじわじわと本性を出し始める攻めに、その後の展開は予測可能なのですが、それなりにきゅんきゅんできました。ただ残念なのは、設定としては美味しいし、練習台として抱かれてあげる先輩は健気で切なさも感じたのですが、攻めが駄犬過ぎるせいで切なさを通り越して受けが不憫に思えてしまいました。真相がわかって攻めを殴る蹴るする受けも、…

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君のために泣こう 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

優しい2人

英田先生ですがヤクザも警察も出てきません。
普通の人(血の繋がりが無い兄弟)のお話です。

当初、弟の亮介が兄の清一を力づくで犯しそう…と思って読んでたんですが、そんなゲス男じゃありませんでした。
むしろ優しい良い男です。

2人とも好きあってるのに、清一がぐ〜るぐる悩んじゃって、まさに兄弟BLあるあるでした。
当て馬の武井さん…借りは返して貰えないままですよね…(笑)

お母さ…

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