英田サキさんのレビュー一覧

エス 裂罅 小説

英田サキ  奈良千春 

この引きはヤバイ

大物ヤクザでありながら刑事である椎葉のエス(スパイ)として働く宗近。
二人はお互いの感情に気づきながらも、お互いの立ち位置を逸脱しないことを選んだ。
しかし、そんなある日椎葉の前にあらわれたクロと名乗る謎の青年。
少しずつ転がりだしていく運命の歯車は……

登場人物一人一人が抱えている歪みと愛情。
そのコントラストが鮮烈で、なんとも切ない。
そんな3巻です。

お互いの気持ちと周…

2

エス 咬痕 小説

英田サキ  奈良千春 

いつまでも心に残るもの

ハッピーエンドが好きです。
でも読み終わって時間がたったときより心に残るのは悲恋なのかもしれない。
そんなことをぼんやり考えた一冊です。

椎葉と宗近の関係も気になるのですが、最終的には真生と永倉に全部持って行かれた感があります。
ああああ。
上手く言えないしもう上手く言う努力も放棄しますが一言。

切ない!!

ラスト付近の永倉と椎葉のシーンが好きすぎてどうしよう。
相容れ…

7

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

BLでこの世界観は英田さんならでは

ずっと積み本してあったのをシリーズ通して読みました。
刑事やヤクザ、スパイ……色々と書き込まれた重厚な世界観はさすがです。
こういうの、中途半端だと逆にがっかりするので。

途中まで椎葉のキャラというか気持ちがつかみきれずにちょっととまどいました。
中盤以降、恋か仕事かで揺れる葛藤はときめきです。

個人的に安東とのプラトニックで微妙で穏やかな関係性がとても好きでした。

3

デコイ-迷鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

籠の鳥

『デコイ囮鳥』の続き。
なので囮鳥から読まないと意味がわからないと思います。
囮鳥~迷鳥と読んですごくおもしろかったし読み応えありました。

迷鳥では過去がわかります。
那岐と火野の過去にはびっくりですね。2人はどういう関係なのかずっと気になっていたので知れてよかったですが。
過去や謎や爆破事件の真相がわかって、全てパズルにピースがはまった感覚でした。
今までもやもやしたものが全てわ…

3

デコイ-囮鳥- 小説

英田サキ  奈良千春 

記憶喪失

安見は雨の中目を覚ますと手には拳銃、そして目の前には1人の男が立っていました。
男は火野といい、安見の同居人だと言います。
そして安見はある男を殺し、記憶喪失になったと告げられます。
火野はどんなことがあっても安見を守ると言いますが、火野との関係や火野の職業を知って、安見はますます火野との接点がわからなくなります。

記憶喪失もの。
安見は自分のことも交友関係すらわからない状態。
で…

2

夜が蘇る 小説

英田サキ  山田ユギ 

ハードボイルドの中で、ウィットに富んだ会話と大人のsex

攻めはヤクザなんで、真珠入りv
「これは女専用だ。男の尻にはもったいねぇや」
なんつってた攻めは結局、受けにヤらせろとせがむw
そしたら受けが真珠取り出せっていうんですよwww
「そんなものに頼らないと
女を悦ばせることもできないようなフニャマラ野郎には
生憎と興味がないもんでね」って!

英田さんの書かれるお話の受けは、色っぽいけど
気が強くてかっこいいんだわぁv

元警視…

8

愛してると言う気はない 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

ヘタレ攻め好きにはごちそう本パート2

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
元マル暴(最初の変換候補で○棒とでて、当て字をアレコレ試しては一人で爆笑してました)のヘタレ探偵陣内と、凶暴だが美貌のやくざ天海の話「さよならを言う気はない」の続編です。
12年を乗り越え晴れて恋人同士になった二人。
のっけから悪妻に尻にしかれるダメ旦那の図に笑かされました。

仕返しを恐れ天海の毒舌にグッと我慢し(でも内心では文句タラタラ~)…

2

DEADLOCK 3 DEADSHOT 小説

英田サキ  高階佑 

ついに完結!

ほんとに最後まで映画をみてるような感じでした。
コルブスを逮捕したいユウトとコルブスを殺したいディック。
コルブスを追う気持ちは同じですが、目的は違う。
ユウトは愛するディックの邪魔をしてしまうわけですから憎まれていないか不安で。
そんな彼らにもコルブスにも決着が着きます。

ユウトと行動をともにしてたロブがいい奴すぎましたw
ユウトを狙ってましたが、ユウトの気持ちを大事にしていてほ…

7

さよならを言う気はない 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

ヘタレ攻め好きにはごちそう本パート1

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
元刑事のヘタレ探偵×ビッチな毒舌やくざという組み合わせだけで、もう無条件に萌を捧げます。奉納します。
陣内と天海。3年前のある事件をきっけに刑事を辞め一人で事務所を構えるしがない探偵と、29歳の若さで東日本最大の暴力団組織の2次団体の幹部の座と、自らの組をも持つ美貌のやくざ。
二人の出会いは12年前まで遡ります。
当時、25歳のまだ駆け出し刑事と…

2

ライク・ファーザー・ライク・サン 小説

英田サキ  ヤマダサクラコ 

なぜか憎めないダメ親子

萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
日本語もたまに不自由な私はこの題名に「父さん好き、息子も好き?」「父のように、息子のように?」と、アホ丸出しの解釈で読みはじめました。
38歳×18歳の超年の差、親友の父親に片思いの志真のお話です。

いきなりなんですが、年の差&年上攻めの萌えを期待してはいけません。
どっちかというとベクトル逆ですから。期待した私はがっかり。
で、面白くなかっ…

4
PAGE TOP