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39/59(合計:590件)
ひなこ
マミィ。
ネタバレ
2巻は全体的に切ないし、もどかしいですねぇ。 過去、隼人が自殺未遂に追い込んだ昇が奏真の友達で、ついに昇と話をすることになる隼人。そこでも、あまり誤解は解けないまま昇に奏真を自分と同じ目に合わせるなと釘を刺されてしまいます。元気のなかった隼人に優しくする奏真へついに自分の秘密を打ち明けますがそこから奏真との関係がギクシャクしだし、距離を置くことでようやく奏真への想いに気づく隼人。 全体…
3巻が出るタイミングで再読してレビューしています。 これを初めて読んだとき、隼人の中途半端な優しさが嫌いでなんだかモヤモヤしていたのを覚えています。まだ私自身腐りかけでTHE王道みたいなわかりやすいものばかり読んでいたのもあるけれど、ゲイと言うことをカミングアウトされて、それに応えられなかったときの正解って1つじゃないんだと、そのときはまだわからなかったんだと思います。 過去に友達から告白…
みみみ。
いよいよ最終巻。 ここまで読むと「Blue Lust」というタイトルが本当にしっくりときます。 真っ直ぐで、清くて、へこたれない強さを持っている。 大人みたいに「辛いからやめておこう」なんてことが出来ない10代は、どんなに苦々しい恋でも相手に向き合うことをやめない。 まさに、Blue Lustだなぁと思いました。 BLは少女マンガなんかとは違って単巻作品が圧倒的に多いジャンルなこともあっ…
1巻の「主役の2人が背中を向けあっている」というBLの表紙ではあまり見かけないような構図から、パッと見は大進展したように見える2巻の表紙ですが、よくよく見ると2人の目線はまだ交わっていません。 このなんとも言い難い距離感が内容をよく言い表しているように思います。 1巻のレビューでは一切内容に触れなかったので、ここでざっくりとあらすじを。 主人公の〔隼人〕は中学時代に同性の親友に告白され、…
「Blue Lust」というタイトルは担当さんが付けられたということですが、 これはあれかな、性欲の青春を「性春」って言うのの逆パターンで、青春の性欲で「青欲」ってことなのかな? と勝手に解釈してみました。 “Blue”と付くだけで、なんかこう青い果実のような喉奥を刺すような苦々しさが伴いますね。 ・・・というわけで、苦いです。 「重い」って表現するより「苦い」って表現する方がより的…
てんてん
本品は『ファミリー・レポート2』の フェア書店限定特典ペーパーです。 本編から数年後、 2人が葵の留学先を訪れるお話です。 今年の年末は 週末と祝日の暦がうまくかみ合い 長い休みが可能となります。 それでもまさか海外で 新年を迎える事になるとは 思ってもみなかった瀬名でしたが 朝の7時に羽田を発ち 乗継ぎをしてウィーンに着いたのは 午後2時を過ぎていました…
ayaayac
ゲイバレして親からも疎まれ逃げてきた奏真と、告白してきた親友のゲイをバラし目の前で飛び降りられた罪を抱えてる隼人、同じような境遇の被害者と加害者が出会った物語。 奏真は転校先で優しくしてくれた隼人に恋をして、止まらない想いに傷つけたこともあるのに、隼人は許し変わらずにいてくれた。 隼人の優しさは贖罪からくるものでも、変わっていこうとする奏真の強さに惹かれていく。 奏真は隼人の後悔を聞…
raraららら
隼人から想いを告白され、前へ進めそうになったかと思いきや、そこで知る隼人と昇の関係。 隼人の自分への想いは罪悪感や贖罪ではないかと思う奏真は、隼人を避け、他の人を好きになろうとする。 奏真が出会った大学生は見た目も言動も明らかに攻め。 隼人を抱こうとする素振りを見せていた「攻め」の奏真が「受け」に回るような描写が複雑でしたが、自分が求める相手だからこそ抱きたいのであって、適当に探した相手…
チャイティーラテ
ひなこさんの絵大好きです。まさに眼福。 お話は生意気ヒエラルキー、イトコの秘密、背中の熱の3つ。繋がりはありません。全く別のお話での3カップル。 生意気ヒエラルキーは表題作なのに、えっ?!もう終わり??と思うくらい短かかった。話の内容も割と好きだった。だからもっと見たかったと思うのに次の短編よんでたら前の話どんなんやったかなと思うくらい話短い。 二つ目はイトコの同士の話。受けが彼…
ふばば
緊張感が高まり続ける展開だった… 隼人と昇のいきさつを知り、隼人の優しさがどこから来るのかを知って、隼人の「好きだ」という言葉をそのまま受け取れなくなる奏真。 恋愛の当事者同士、心の速度の違いや温度差がその時々で近づいたり遠ざかったり誤解したり、その点ではこの展開はリアルだし「作品」として読者の緊張を引っ張り続けるという意味でならこれで良かったと思う。 でも、読者目線だと、ひたすらに痛かった…