羽根田実さんのレビュー一覧

物の怪小町 小説

綺月陣  羽根田実 

コメディーだけじゃない!しっかりした人間ドラマ!

綺月さん初読みです。
イラストがどうも私好みじゃなくて、扉絵を見て、う・・・とちょっと積読だったのですが。

読み始めると、ん?何この下ネタ全開のコメディーと圧倒されたのですが、京一が初恋の航陽に再会したところから、引き込まれていきました。
素直になれない京一を、暖かい目で見守る物の怪の人たちはとにかく素敵。
そして、京一も少しずつ変化していくのがとてもかわいかった!
反対に航陽が、ス…

4

物の怪小町 小説

綺月陣  羽根田実 

おネエさんたちはホントにいい人!

最初の発売日から延期延期でやっと発行された本です。
こんなタイトルなので、妖怪ものなのかな?なんて思いながら読み始めたのですが、全く違いました。
このお話の主な舞台「オカマショー&バー」のお店の名前でございました。

で、主人公のバーテンダー・京一はこの店で唯一男の姿のままカウンターに入っている店員なのです。
そこへやってきたのが高校時代にあこがれていた同級生・航洋で・・・
先日読んだ…

3

物の怪小町 小説

綺月陣  羽根田実 

男であること、男に愛されること

オカマバー&ショーパブ「物の怪小町」を舞台にしたお話は、それはそれはエグいオカマが勢揃いして、お下劣を連発しお笑いのような顔をしているのに、実は男なのに男でない、女なのに女でない、そんな悲哀を多分に含んだオカマバーの人々の話にもなっている。
素直になれない主人公・京一がオカマの面々に助けられて自分に素直になるという大筋なのであるが、バーのメンバーみんなが主人公のようでもあり、こんな面白い話なのに…

4

社長椅子におかけなさい 小説

水無月さらら  羽根田実 

せんせいと呼んでしまうところが!

カバンメーカーを継いだ兄がお金を持ち逃げ、父は体がよくない。
内気で人前にでるのが苦手な弟の幹也が社長代理になる。心強いのは家庭教師をしていた中川隆誠が補佐としていてくれること、中川と呼び捨てに出来ないのが可愛らしい。
ただ、社会人としてはいまいちのあまあまだが、中川に支えられて頑張って会社をなんとかするのは凄い。やっぱ、ご褒美がいいから頑張れるのかも!

1

スパイは秘書に落とされる 小説

烏城あきら  羽根田実 

優しいスパイ

SEとして派遣されている木村こと望月雅也は産業スパイだ。
彼は目的の情報を得るために、社長秘書である中嶋に近づくことにした。
オフィスでは口数少なく真面目な中嶋はどうやらゲイらしい。
まず身体から落すべく中嶋をくどき始めた雅也だったが、意外に可愛らしい中嶋の様子に次第に地が出始めた上、情がわいてしまい……

産業スパイ×秘書。
イラストのイメージと違って、主人公は意外とまっすぐで熱くて…

0

激情 小説

愁堂れな  羽根田実 

任侠です。

高校の同級生だった!クラスメイトで恋人だった。なのに、離された。自分の感情を押しつぶしていたのに気付いたのは、再会したときだった。
出席日数が足りなく留年かもと、不安だったあの頃。偶然、隣の席になって話をしてくれたのが、出会いだった。内村真人と相羽結佑。
落第という一言で、相羽と歌舞伎町ヘ遊びにいき、はめを外しすぎた。チンピラに絡まれ殴られた。チンピラが持って振りかざしたナイフは相羽が庇ってく…

2

真夜中の吸血鬼 小説

水碕夢見  羽根田実 

制服姿が萌え

吸血鬼のいる世界。

鳴海旭、施設に預けられていたが、施設経営者に無理やり軍隊に入れられ、五年分の給料まで、とられたため軍隊を抜けることも出来ずにいた。
それが、原因というわけではないが、ヤル気なしに近く、成績も最下位。

ワンツーマン指導
柳秀漣エリート少尉に指導されることになる。
柳に口うるさく指導される。

初めての出動で、柳の秘密を知らされる。
柳も吸血鬼のイレギュラー…

0

夜叉と獅子 小説

池戸裕子  羽根田実 

『女』の情念

刺青を彫る彫師という職業を、受けがしています。
攻めの刺青に興奮するフェチがあって、欲情描写がよくあります。
身体を繋いでヤクザの『女』になってから、男である受けから『女』要素を強く感じるようになりました。
個人的には女以上にどろどろした嫌な感じが出ていてそこが苦手でしたが、情念がつまった濃い目の話です。

ヤクザの若頭・島津辰彦(37)俺様極道攻め×二代目彫神・和久(27)気丈受け

1

そのキスの裏のウラ 小説

火崎勇  羽根田実 

主役なのに・・・

すいません~・・・これはダメでした・・受けにとてもじゃないけど・・共感出来ない1冊でした!
それは無いだろう・・的な展開で、当て馬の今泉もライバルなのに正々堂々としてないし!!なんだかなぁ~
この二人に足引っ張られた~って感じで・・攻めの瀧川というキャラがなかったらもうなんだかなぁ~って感じのお話でしたね・・たま~に合わないキャラたちが出てくる!!
これはどうしようもない事ですね・・い…

0

そのキスの裏のウラ 小説

火崎勇  羽根田実 

酔いに負けない気持ちって

今回はエネルギッシュで押しの強い衣料メーカー社長と
大手総合商社勤務で攻様の会社の担当の営業マンのお話。

酔った受様が一夜を共にした相手と恋を探しあてるまで。

時は会社の重役の叙勲パーティ。
大手商社の営業職の常として
部長のお伴で返杯を受け続けた受様は、
二次会接待で具合が悪くなってしまいます。

翌朝、受様が目覚めたのはホテルのダブルベット。
あわてて起き上がろうとす…

1
PAGE TOP