安西リカさんのレビュー一覧

好きって言いたい 小説

安西リカ  おおや和美 

まっすぐなのが気持ちいい

表題作と続編の二本立てです。長さの比率は、4分の3と4分の1という感じでした。

「好きって言いたい」
和泉の目線で進みます。一目惚れ同士で、びっくりするくらいうまい具合に真二(攻め)と両思いになった和泉(受け)。幸せなのですが、嫌われたくないからと、真二が好きらしい「大人な自分」を装ってしまいます。そんなとき、真二の様子がなにか違うことに気がつき…。

「プラチナリング」
真二の目線…

3

何度でもリフレイン 小説

安西リカ  小椋ムク 

しつこさを感じて残念

ちるちるのレビューで、面白い、切ないと見て、是非とも読んでみたいと思っていました。

いざ読んでみると、最初はすらすら読めたのですが、途中から少し食傷気味に。
というのも、同じニュアンスの言葉や表現が、何度も繰り返し書かれているのが気になる。
受けの視点で語られる攻めへの想いや葛藤などの心境は、「もう分かったから!」とこっちが苛々するほど同じことの繰り返し。
まあ同じことを何度も繰り返し…

9

初恋ドローイング 小説

安西リカ  みろくことこ 

高校生同士のかわいらしい恋


タイトルと挿絵に惹かれました。
ろくにあらすじも見ずに買ったので読んではじめて美大受験の話だと知りw

でも買って損はなかった。
かといって内容が深いわけでもないのですが、文章も分かりやすくなおかつ高校生同士のかわいい恋愛が読んでてほほえましかったです。
クーデレ男子×やんちゃかわいい男子CP。
二人の意識しはじめているところが非常に心があったかくなりました。
想いが通じてからの…

3

初恋ドローイング 小説

安西リカ  みろくことこ 

高校生同士の可愛い初恋

安西リカさん大好きです。
いつも私の萌ツボをしっかりと押してくれ、気持ちよくさせて、ほんわか気分にさせてくれます♡

安西さんのこれまでの作品同様、大きな事件などは起こりません。

高校生の連(受)が、美術部の仲良しの陽菜がポスターコンクールの応募作品を制作しているのを見ていて、連も見よう見真似でポスターを描いてみますが、顧問の先生が出来上がった作品が面白いということで応募してくれます。…

9

初恋ドローイング 小説

安西リカ  みろくことこ 

丁寧に描かれた美大受験初恋もの

美大を目指す高校生同士の、初恋譚。
すごくポップな表紙だが、中身はもっと地に足がついた感じの
丁寧に描かれた話。
受けの連が、元気でポジティブな元スポーツ少年なので
そのイメージの表紙なのかな?
一方攻めの堂本は、寡黙でシャープな印象の若き天才。

美大受験という少々特殊なネタをうまく織り込みながら
(芸大の発表は3月!私大と同日なんて経営的にもある訳ないじゃん!
とかいうツッコ…

7

初恋ドローイング 小説

安西リカ  みろくことこ 

きゅんとする台詞に注目です

大好きな安西リカ先生の作品、楽しみにしていました。
先生の作品に多い、幼馴染・同級生もの。
今回もその高校生同級生ものでした。

主人公は美大を目指す受験生二人。
普通の大学を目指す受験生と違って、美大を目指す人たちが通う予備校なるものが出てきます。
専門的な言葉や表現も出てきて、興味深かったです。

ある日偶然出会った性格の全く違う2人が、時間をかけて自然と距離を縮め
いつの間…

8

初恋ドローイング 小説

安西リカ  みろくことこ 

好きだから苦しいんだ…

美大を目指す、ぶっきらぼうな男前と、やんちゃでかわいい2人のお話です。
まだ何者でもないモノトリアムな高校生で、将来や恋について、迷いながら前に進もうとする2人の姿が印象的でした。

『あんなに絵を描くのが好きだったのに、今は苦しい』
『好きだからだろ、好きだから苦しいんだ、だから俺は苦しいのも受け入れる』
私が作中で一番好きな場面です。
恋も2人で一緒にいるだけで楽しかったのに、だん…

12

初恋ドローイング 購入特典書き下ろしペーパー グッズ

そのままのあなたが好き。

堂本くん(攻)の視点で書かれたお話です。
本編は連くん(受)の視点だったので、堂本くんの気持ちが描かれていて、嬉かったです。
安西先生! ありがとうございます。

美大生2人の夏の出来事。
普段は無口で無愛想、2人でいても、描きたい衝動のままにクロッキーブックに向かってしまう堂本くん。
連くんは、そんな堂本くんを含めて、まるっと好きなんだと思います。
突然、絵を描き出しても幸せな気持…

3

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

好きの共通項って大切

長く付き合っているからなのか、攻めの志方と受けの穂木の会話には素朴さを感じます。志方の無口なキャラクターも相まって、お互いの感情は雰囲気で分かるようになったのかもしれません。
その以心伝心な部分も恋人関係としては魅力的ではありますが、やはり好きな気持ちは相手に伝えてこそ盛り上がるもの。もどかしくなるほど言葉に出せなかった分だけ、分かってほしかった気持ちを受け入れてもらえた分だけ、穂木がふにゃふに…

3

何度でもリフレイン 小説

安西リカ  小椋ムク 

別れと10年後の再会愛

安西リカさんは初読みの作家さんです。
評価が高かったこととあらすじにあった『別れて10年後の再会愛』が自分的に萌えツボだったので手に取りました。

10年前の学生時代の出会いから恋していく様子が自然で、日常の中の幸せが伝わってきました。
劇的な事件やハラハラドキドキな展開はありませんが、飽きずに最後まで一気に読ませる作品でした。

高坂が資産家の坊ちゃんな攻めにありがちな傲慢で自信家で…

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