安西リカさんのレビュー一覧

初恋ドローイング 小説

安西リカ  みろくことこ 

等身大の恋

高校の同級生もの。このワードだけで異常に萌えます。
そんな今作、美大を目指す寡黙天才攻と、絵が好きなだけで美大を目指すことになっちゃったやんちゃ受のお話でした。
この2人の間に友人役として出てくる女の子が良い味を出していて、BLにありがちな不当な女性の扱いも、鬱陶しい女性的役割もなく非常に爽やかな話に仕上がっていて良かったです。

私自身は絵心がないので、美大受験のこととか上手く描けないこ…

1

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

オメガバース + 異次元トリップ

作家買いしている安西先生のオメガバースどんなだろうとワクワクと手に取りました。
ストーリーの面白さへも期待はもちろんですが、この作家の描くオメガバースってどんなんだろうという興味が湧いてきて。

天才物理学者のα 冬至 × 努力家のΩ 春馬

こんなオメガバース初めて読みました。
オメガバース +次元トリップものでした。
αβΩのある世界からない世界に転移してしまったカップルの物語で…

6

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

めっちゃ爽快!

オメガバースが苦手です。でも安西先生だし・・と購入。そしたらびっくり仰天、オメガバース設定ある本の中で一番好きだわ、これ!なんて爽快なの!!!と嬉しい驚きでした。オメガバース苦手な方でも一度手に取っていただきたいと本当に思います。妊娠・出産シーンはないので一応お知らせします。
「本編240Pほど+攻め視点の二人の出会いに関するSS5P(これが秀逸っ)+あとがき」です。
ああ読んでよかった・・・…

7

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

オメガバースとしては変則的かな

今回は国立研究所勤務の研究者と
大手メーカー関連会社勤務の会社員のお話です。

運命の番である2人が
異世界トリップを経験し
これからの未来を見つめ直すまでと
攻様視点での裏事情的短編を収録。

この世界には男女の他に
アルファ、オメガ、ベータという
バース性が存在します。

アルファの出生は遺伝的要素が強く
オメガが生まれるのは偶発的で

大多数のベータは
数千人…

5

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

もしもバース性のない世界に飛ばされたら…?

どうもこの頃はオメガバースものが供給過多に感じる中で、先に挙がっているレビューから興味を惹かれてこの小説を読みたくなってきたので買ってきた。

読んでみたら自分が従来のイメージに持っている、激しくお互いを貪りあうってのと違って穏やかな世界に驚いたが、ホンワカとした心地良さがあった。
作中の世界ではオメガが差別される事なく手厚く守られていて、番となっているアルファとオメガのカップルも同性婚が認…

4

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

斬新な設定ながら、温かなストーリーに萌えが滾る

安西さんのオメガバースもの。

安西さんもあとがきで書かれていますが、「オメガバースもの」って作家さまによって捉え方や描き方が異なるちょっと特殊な世界観。

今作品は、安西さんらしい、優しい世界観が描かれていました。





主人公はΩの春間。
保護されるべき存在である「Ω」という性に思うところはあれど、自身の努力と持ち前の明るさで様々な困難(発情期とか)を乗り越えてきた、…

14

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

地に足がついた現代オメガバース

BL暦は長いのにオメガバース暦は浅い私がこちらのレビューを書いてしまっていいものか迷いましたが…。

まず読み始めて、本物を読めそうな予感にワクワクしました。

攻めの冬至の愛情深さと、アルファ故の苦悩が良かったし、受けの春間の「運命、かかって来いやあ!」的なキャラに清々しさと小気味良さ感じました。
オメガの春間がこんな感じなんで、薄暗〜くならないんですよね。
(薄暗いオメガバも大好き…

12

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

「向こう側」にこそ価値がある!!

安西先生と言うと、日常系のドラマチックと言う印象が強いのです。
主人公達の恋愛を、ありきたりな日々の中で繊細に綴るみたいな。
で、私はオメガバースが大好きだったりします。
ただ、安西先生の作風で、オメガバースて全く想像がつかなかったんですよね。
特にあらすじの「別の次元」でますます混乱みたいな。

が、これがすっっっつごく面白かった!!
オメガバースをこう料理するか!!みたいな。

23

ビューティフル・ガーデン 小説

安西リカ  夏乃あゆみ 

好きになったら何がどうあっても好き

ゲイをオープンにしているプロダクトデザイナーの倫
ゲイであることを必死で隠しているキッチンメーカー勤務の伊東

明るく才能もある倫はゲイであることをオープンにしてなんの悩みもなく恋に仕事に充実した生活を送っているように見えて、実はとても臆病で過去にあった悲しい出来事にとらわれ故郷を追われ家族とも疎遠になっているという背景にまず惹かれました。

同性に恋して裏切られもう二度と恋などしないと…

1

甘い嘘 小説

安西リカ  三池ろむこ 

最後まで読み応えあり

両片思いのお話なのかなと軽い気持ちで手に取ったのですが、登場人物たちの様々な紆余曲折に感情がジェットコースターのようになりました。
思ったよりヘビーな部分もあり、とにかく考えさせられます。

人格的にひと癖ある佐倉(攻め)と、そんな佐倉を好きになってしまった七生(受け)の葛藤や虚勢、弱さなどにまず引き付けられました。
特に佐倉は過去のトラウマと複雑な自分の立場に自ら雁字搦めになってしまって…

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