ZAKKさんのレビュー一覧

「鈍色の華」ビーボーイ応援店特典書き下ろし小説ペーパー グッズ

恋愛の醍醐味

日本での仕事を終えたダンは、佐川をニューヨークに連れていき同棲し始めます。
本編は佐川の視点だったのでダンの気持ちは想像するしかなかったのですが、この短編でダンの一途な気持ちが明らかになります。

ダンが佐川のインスタグラムを覆面でフォローし行動を逐一監視するのも、不安な気持ちの裏返し。そして、相手を信じ切れないその不安感は、本編で鶴屋に手ひどく振られたトラウマだったのですね。鶴屋に全く気持…

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鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

夢中な男たちが可愛い

一年くらい前に初めて読んだときは、エロばかり‥と、ちょっと食傷気味な読後感だったのですが、読み返してみたら、とても面白くて。私が変わったのかしら?と、ちょっとソワソワしてしまいました(笑)。

ハイクラスの男、兎河とダンが、冴えない男、鶴屋と佐川に陥落する下克上感がたまりません。そして、彼らが表面上、主導権を握ろうと言葉で取り繕う様が、滑稽で可愛いらしくて。
知性を離れた欲望の部分だからこそ…

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in the cafe グッズ

EDGE COMIXっていいよね。

エッジコミックス自体がそもそも私の中で「お気に入りのカフェで気取って読みたいBLレーベル」的な位置付けのレーベルなので、エッジコミックスさん分かってるじゃん!(上から目線ごめんw)と嬉しくなるような、ここのレーベルの雰囲気によく合ったとてもステキな記念本でした。
作家陣もレーベルファンにはたまらない豪華さで、こうなふうに一堂に会すること次またあるのかな?!なんて思っちゃいます。
これは永久保存…

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CANIS THE SPEAKER #2 コミック

ZAKK 

とんでもない作品に出逢ってしまった!

CANISシリーズ、「Dear Mr. rain」、「Dear Hatter」、「THE SPEAKER」通して読みました。
ZAKK先生はどんな構想を立てていたのか、3巻以降が待ち遠しい。
是非、多くの方に読んでいただきたい、素晴らしい作品です。
ハードボイルドが好きな方は嵌ると思います。
最初の2シリーズで時折垣間見えた不穏な感じが、「THE SPEAKER」では前面に押し出されます。…

4

in the cafe グッズ

読めて嬉しいオシャレな記念本

OPERA Cafe(コラボカフェ、2018春)記念本。

A5版、156ページ、
ZAKKさんの裏表紙まで続くスタイリッシュなイラストの表紙
真ん中のタイトルの赤い四角はつやのある印刷、という非常にオシャレな作り。
なかなか後日談や番外編を描かれない作家さん達も勢揃い、という
嬉しい1冊です。

最初はOPERAの看板と言えば君たちだよね、という「同級生」の二人から
(エピソー…

4

in the cafe グッズ

小冊子というよりも、単行本並みの分厚さ

もっと薄いものを想像してたら、厚さは12mmもあって、これは小冊子というよりも立派な単行本!
ZAKKさんによる表紙がこれまたオシャレ!いかにもBLって感じではないし、中身もエロ度が限りなく低い。(日野さん作品でアナルプラグ挿入したままカフェに来て…という描写があるくらい)
99%電子派なんですが、これなら所持してても家人にバレなさそうだと購入しました。

コミックス既読のものについて掲載…

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CANIS THE SPEAKER #2 コミック

ZAKK 

家族であり、恋人であり、同志である男たちの生き様。

CANISシリーズとして一括りにされてますが、『THE SPEAKER』は、『Mr.rain』と『Dear Hatter』で垣間見せたダークサイドを掘り下げているので、同じシリーズとは思えないくらい暗くて重たいです…
2巻では完結しません。1~2巻まとめてレビューします。

孤児院で同室のハル(ハロルド)、サム(サミュエル)、ノブ(タダノブ)は、大人になったら3人でここを出て行くと約束する。…

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CANIS THE SPEAKER #2 コミック

ZAKK 

魂の救済

こうした優れた作品を読むと、BLのポテンシャルの高さに非常に興奮します。

主人公たち(ハル、サム、ノブ)がBLしているかと訊かれると首肯しずらいのですが、人間の愛着や信頼、自己犠牲も厭わない他者(自分以外の二人)への献身を読者へ見せてくれる稀にみる作品だと思います。



2巻は三人が各々の場所で大人になり再会しますが、先に再会したハルとサムに関しては衣食住は満たされ、教育水準も高く…

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鈍色の華 小説

木原音瀬  ZAKK 

泥沼にはまっていく怖さ

しょっぱなからエロ全開で、しかも気持ちはないただ快楽のみのHシーンに、途中で読むのをやめてしまおうかと思ったのですが、なんだかんだいって最後まで読んでしまった、いや引き込まれてしまったと言いたいです。

短編、続編、サイドストーリーという構成ですが、受は男と性行為をする趣味の全くないノンケです。一度味わったが最後、世間体や将来性、常識を天秤にかけても最後は快楽に溺れてしまうストーリーは木原先生…

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CANIS THE SPEAKER #1 コミック

ZAKK 

BLの枠を超えた作品感

話題となった作品なので一度読んでみたいと思い購入しました。シリーズとなっているようですがこちらの作品から読んでみました。好みが凄く分かれそうな作品だと思いました。私的にはちょっと辛い感じのBLが苦手なので中立にしました。まだ未完の作品なので最終的に大ハッピーエンドで終わったら一気に読んでみたいと思いました。そうしないとみんな苦しくて可哀想で希望がありません。絶対にみんな幸せになってくれないと困りま…

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