緒笠原くえんさんのレビュー一覧

囚愛契約 小説

ナツ之えだまめ  緒笠原くえん 

切ない大人の恋

初読みの作家さんです。

大人のラブストーリー。
ずっと言えずに隠し通すはずだった気持ちを知られてしまい
会社を退職した長嶺、その長嶺の気持ちを知りながら逃げていた高良。
長嶺の退職以後1年以上が過ぎたころ、高良は長嶺に仕事の依頼をして・・
高校生の頃からゲイだと気づいていた長嶺は
人を好きにになることをあきらめて、一生一人でいると決意。
そんな長嶺に比べ、人当たりもよく誰にでも好…

9

推定恋情 小説

いおかいつき  緒笠原くえん 

何度でも美味しくいただけます

レビューは読了後すぐに書けなければ書かないのが信条なんですが、これは特別。と言うのも何度読み返していて、その何度目かに「書ける」気分になったのでした。
キャンペーン時にとても格安で手に入れたのですが、本当にお買い得でした!
電子版なので繰り返し読むのにもワタシ的にはたいへん快適ですw

大手弁護士事務所に勤めている弁護士藤野とフリーライターで小笠原グループの孫でゲイの小笠原のお話。

5

推定恋情 小説

いおかいつき  緒笠原くえん 

自分にだけ見せる姿に惹かれる

本編はラブ的には少し物足りない気がしないでもないのですが、事件を解決する
弁護士で受けになる恵吾のクールな姿がしびれる作品でした。
攻めになる大企業の三男坊でフリーライターの晃司は既に話の初めから殺人容疑者なので
たいした出番がないのですが、逆にそれが弁護士と依頼者の関係が少しずつ信頼関係を
築いていく過程が見えやすいので面白いです。

それになんと言っても痛みがありながらも後味が悪く…

5

薔薇の王国 小説

剛しいら  緒笠原くえん 

閉ざされた小さな国の王

王権制度貴族制度の崩壊を背景にしたSMチックな雰囲気を出しながら貴族の子息と
薔薇の手入れをするために新しく雇い入れた庭師とのラブストーリー。
革命の時代とも言うべき時代に、貴族の子息で跡継ぎでもあるアーネストは
薔薇を愛でながら引きこもりのように絵を書いて1日過ごしている貴族。
そして、国王の一粒種である王女の婚約者でもあるが、その王女は発達に障害が
あるみたいな、8才になっても片言し…

3

薔薇の王国 小説

剛しいら  緒笠原くえん 

フランス革命チックな物語

外国モノで、王侯貴族と庭師というあらすじの設定を読んで悩みました。
どうしよう~ラブロマンスだったら超地雷だしぃ。。。賭けに出ました!
何気にフランス革命を思わせるようなあれこれ設定があり(この本の舞台は架空の國オルランド王国だが)、許されない性癖に悩み内向的になり絵画を描く事が好きな貴族の子息。
あらすじからいうと、彼が庭師とくっつくという話になるようなのですが、読み進めて行くと、何と!S…

3
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