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3/3(合計:27件)
西つるみ
だらむし
ネタバレ
万人受けするかどうかは疑問です、が、私は読後にため息が出ました。たまりません。 舞台は平安、華やかな世界です。時折出てくる、知らない言葉には必ず説明がコマ外に書かれているので、平安時代の詳細を知らなくても大丈夫です。 やんごとなき世界、のはずなのにきっとこれくらいどろどろとしていたのでしょう。華やかな世界の裏側は、その反動がさぞ大きいものだったと思います。 主人公である高前の気持ちはいつ…
とままんと
ハッピーエンドじゃないー!!という点が最も残念すぎる。 それがいいんじゃないかー!!という人も多いのはわかるんですがハッピーエンド至上主義の自分にとっては後半本当読むのが辛かったです。あぁ、終わりに向かって救いがないんだなってわかってしまって…。 時代背景はしっかりしていて表題作だけでなく他の派生作品も研究されてから描いてらっしゃる感が致しました。絵も綺麗です。 ただ、ハッピーエンドじゃない…
眠れる森
読み進めれば読み進めるほど1話目の高前の変などす黒さが心に残り、 智実との年を超えた擦れ違いぶりに 「ざまぁw」 としか思えなくなってしまったというのが正直な感想です。 基本線高前のキャラクターって結局は 「色を武器にして権勢を得た男」 なんで、結局は目の前で一の姫に自刃されたことで佐渡に流されても 因果応報なんですよね・・・ 最終的な高前の落ちぶれっぷりを地方から敦満はど…
咲人
平安ものといえば大抵美しくたおやかな雰囲気のものが多いですが、実際は成り上がり上等の世界で、この本の高前のような人間も普通にいた時代ですよね。 必死にのし上がって来た人間が一時の天下を取っては滅びて行く、その繰り返しで歴史はつながれてきたことを思うと高前のような冷酷非情な成り上がり者もまた必然の存在だったように思えました。 今よりもっと混沌とした無法の世界が広がっていた時代に生きた人たちは…
Krovopizza
平安末期の院御所。 主人公の高前(たかさき)は、武家三男の出自から、 身体を使って有力者に取り入り、従者、北面の武士(上皇に仕える武士)…と成り上がる。 北面とは、高前に限らず、貴族の家柄でない者たちが、特殊な才能を認められるなどして、任じられることの多かった職。 同じく平安末期に、北面の武士からスタートした平清盛のその後の台頭を思うと、 高前の末路の悲しさが際立つ。 武家出身…
弥夜
デビュー作、なのでしょうか? 素晴らしいと思います。 本誌で4話目くらいから興味を持ち、早くコミックスにならないかなと楽しみ に待ってました! 平安情緒がふんだんに出ています。平安好き(笑)には堪らないんではないでしょうか? 高前の人を惑わす雰囲気と美しさと言動に幾人もが惑わされ、まるで美しい月のようだと言われ乞われる高前。けれど身分の問題や嫉妬で、侮蔑や畏怖の視線も集めます。 …
茶鬼
待ちに待った1冊が登場しました!! OnBlueで連載が始まった時、あっさりした顔と雰囲気が平安の装束に今一つ合わなくて絵柄的にちょっと苦手意識を持っていたのですが、 毎号毎号読み進めるうちに、この本の主人公・高前のあまりに頑なでそして器用貧乏な生き方が切なくて、そして御所内の愛憎・策略のそのストーリーが実に時代背景にマッチして、いつの間にか期待して待つほどの作品になりました。 そして、、、…