yocoさんのレビュー一覧

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

愛と感動

運命を受け入れ死ぬための旅路に1ページ目から涙で文字が滲みました。

他国に対して命を差し出して詫びなければならない国の代表として旅立つ王子リディル。
城の皆に愛されその命が消えることを悲しみ誰もが涙ながらに別れを惜しみます。
逃れることができない運命を知りながら引き止め逃げてほしいを願う人々の悲しみと絶望が伝わり涙無くして読めませんでした。

城内の花や柱の傷や仕える人々との関わりを…

8

いつかあなたに逢えたなら 小説

片岡  yoco 

前半がつらいです

気になっていたのです(表紙が…)、設定(人身売買)という重さから、
なかなか読み始められなかったんですが…読んでしまいました。

前半、受けの生い立ちというか境遇がひどすぎるとゆーのと、攻めの態度がひどすぎるというのでしんどかったです。ただ、薄幸健気受けが好きなので、この境遇から、絶対最後には幸せなラストが~と励ましながら(とYoco先生の美麗なイラストで)読み進めることができました。情景描…

6

「花降る王子の婚礼」コミコミ特典限定書き下ろしSS小冊子「花降る王妃のしあわせ生活」 グッズ

なんて可愛い2人

ラフドカフとの戦後処理で多忙なグシオンの心情が綴られていました。
彼が賢王であることとリディルを大事にしていることが書かれてて、本編を読み終わって寂しい気持ちが落ち着きました。

グシオンがリディルを可愛いって思っているのが微笑ましい。そして多忙なグシオンにようやく会える嬉しさで、指先から花を溢れさすリディルがとてもとても可愛いです。
尋常では無い量に恥ずかしがるリディルも、満更でも無い様…

1

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

グシオンが素敵

尾上先生作品はキャラ文庫アンソロジーで短編しか読んだ事がなく、初めて読みました。

あらすじに惹かれて購入したのですが、人気のある作家さんはやはり実力があってとても読み易かったです。

神評価にはしましたが冒頭からリディルを取り巻く人々がメソメソしてて、悲愴感満載なのには読んでて辟易しました。ちょっと煽り過ぎですね。だから途中で妙に冷めてしまってグシオンに実際に会って、酷い人物だったら悲嘆…

10

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

運命を受け入れて生きる強さ

読み始めて20Pにも満たないうちに既に鼻奥がツーン。
『嫁ぐ=一生の別れ』の切なさ・痛みで冒頭からボロ泣きしました。
すっごく面白かったです…!

私は尾上さん初読みで"これが尾上流花嫁モノ!“と宣伝文句を見てもピンと来なかった(表紙の美しさとあらすじに惹かれて購入しました)のですが、男の王妃が王のために戦場を駆け巡る設定を始め、展開自体は特に目新しさはなかったかな。

けれ…

11

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

表紙はとっても素敵

yocoさんの表紙、相変わらず芸術的です。背景の小物や色遣いが全体的に絵画みたいで腐女子でなければこれがBL小説だとは絶対気づかないような構図。もちろんポップだったりエロかったりするキャラクター2人が全面に出ている、ザ・BLな表紙も大好きなので全てがそうなってほしいわけではありません。でも一般的なBL表紙の中にyocoさんの絵があると目立つので個性の一つだと思います。特にファンタジーには最適。

11

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

一気読み推奨

明日読む予定で、ちょびっとだけ・・・と読み始めたはずが、読み止められませんでした。面白い。引き込まれてなかなか現世に戻れず、読み終わって2時間ちかく経ちましたがまだ余韻半端ないです。ファンタジーお好きな方には迷いなく「まあ読んで」とお勧めしたい、個人的には上半期ベスト3は間違いないと思う一冊でした。本編370Pほど、なんと、あとがき無し(ちょっと寂しい)。

玉座の前で父王と嫁ぐことについて話…

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愛は指先から

本編終了後のお話。
上下段組で本文は7Pほどのショートストーリーなのですが、本当に愛に溢れていてたまらなく良いので…!!
本編がお好きだった方はぜひ入手して欲しい小冊子です。

攻めであるグシオン視点で描かれる今作。
タイトル通り、しあわせで満ちています。
フラドカフ国との戦が終わってから、リディルと2人でゆっくりと過ごそうと思っていたものの、戦後処理が思いの外長引いてしまっていて、こ…

5

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

2020年上半期ベスト5に入るかも

知らずにいる、というのはある意味幸せなことなのかもしれません。
相手を知らずにいれば、それ以上好きになることも、こんなにも狂おしく想うこともなかったのに。
でも、それと同じくらい辛いけれど知って良かったこともある。
物語全体に漂う、そんな切なさが不思議と心地良く、とても美しい作品でした。
ああ、本当に良い作品を読んだなと感じます。

偽りの婚礼という切迫した状況から始まる物語。
序盤…

22

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

手のひらから花を生み出す、美しい王子

尾上与一先生が流行りの身代わり花嫁を?
と正直おそるおそる読みましたが、尾上先生は尾上先生でした!

同じように迷っている方、心配ご無用です!

ボリュームも読み応えもガッツリの、一味も二味も違う「花嫁もの」

むしろお題を与えられたら作者の力量が歴然と現れるのだな、としみじみ

鮮やかな色彩溢れる、花々のかぐわしい香りまで感じられそうな確固たる世界
剣と魔法と運命の恋

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