yocoさんのレビュー一覧

「竜伯爵の花嫁選び」コミコミ特典小冊子 グッズ

これがあっての完成

本編の続きが気になっていたので小冊子があって良かった。日向は子どもが欲しいけど、自分のような孤独な生き方をさせたくないフィレンツ。自分が本当に見たいものを見せてと井戸に頼んだ結末は、生きていた時の両親の姿ではなく、曽祖父の結婚式の場面でした。同じく井戸の力で母親に会いに来てたフィレンツ、お母さんの写真の謎と日向の曽祖父の本当の気持ち。
童話の話と合わせて華藤先生は本当に小道具の使い方が上手いです…

2

竜伯爵の花嫁選び 小説

華藤えれな  yoco 

ヨーロッパ旅行に行ってこようかな

面白かった。華藤先生のヨーロッパ物大好きです。親族が向こうにいるので余計に物語の舞台の想像(妄想)が掻き立てられます。ハンガリーのスープのレシピを思わず検索してしまいました。途中、日向よ、何故気が付かないと焦ったくなりましたが、そこは龍伯爵ことフィレンツの切なさが伝わって来て萌えたので良しとします。こう言う切ないの大好物です。ハンガリーの森の奥の薔薇園のあるお城見てみたいですね。それにしても教会の…

4

猫の王国 小説

犬飼のの  yoco 

思いもしなかった結果と後悔と



高校2年になる直前、増水した川で流されている猫を助けた森本由良(受け)は自分は溺れて死んでしまいます。
気づいた先は猫の王国。猫を助けた無垢な魂が生前の記憶を残したまま送られ猫人として幸せに暮らす天国。
猫人となった由良はユラと名前を変え、のんびり暮らすか女王陛下の騎士となるか選択を迫られます。騎士とは人間に虐待された猫の怨念の集合体から猫の国と女王陛下を守る役目を負った猫人のことです…

2

堕ちた天使は死ななければならない 小説

吉田珠姫  yoco 

この先生の海外ものをもっと読みたい!

ちるちるユーザーの方のオススメに上がっていたので手に取りましたが、やはり間違いないですね〜。

この作家さんは海外ものは初めてだそうですが、流石ベテラン作家さんだけに安心して読めます。
モノクローム・ロマンス文庫を読んでいるかのように違和感のない翻訳風小説で、文章も躍動感があり、スリルを持って読み進めました。登場人物も個性があり、会話のやり取りもテンポ良く面白かったです。

11

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

エドの覚悟に神

1冊目で一線を越えた二人。どうなるかと思ってたら、ジョナス(エドの曰くありな美人さん)が出てきてびっくり、そしてエドの覚悟に驚嘆し、あふれる幸福感に何度読み直ししたことか という2冊目でした。本編350P弱+先生のあとがき。これは手放せない1冊になりそうです。

1冊目に出てきたオーランドにより、まだスクール内とはいえ、少しずつ世界が広がり始めた礼。ギル、ジョナスも加わって、1冊目とはうって変わっ…

4

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

忍耐の1冊目

避けていたパブリックスクールもの。ちんまい世界で苛めだのなんだの・・↓と思っていたのですが、アンソロジーで大人になってからのエドを読んで、あら可愛い と思い、手に取ってみました。
やっぱり1冊目は陰湿な精神年齢低いと感じる世界だったのですが、後のお話につながるはず!と期待して読了。私同様、パブリックスクールものはパスと思っている方がもしまだおられたら、これは読んでみませんかーと声を大にしてお伝えし…

1

名前も知らず恋に落ちた話 小説

水原とほる  yoco 

爽やかな恋物語(オートバイマニア話ではない)

電子書籍で読了。挿絵とあとがきもあります。

水原さんと言えば『痛い』が代名詞(最近はそうでもないけど)。
このお話は全然痛くありません。むしろさわやか(怪我する所はあるけど、そこもあまり痛くない)。

ここ最近、あらすじのさわりをご紹介するスタイルで書いていたのですが、この作品はレビューがたいへん多いので、今回は割愛します。

「受けが主人公がドカに乗っている。攻めはトライアンフだ…

5

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

1/3ではもったいない

高評価にも低評価にもうなずける作品

わたしはファンタジー設定として「作品中の英国貴族社会」をとらえて読みました
そこは突っ込みどころではない。しかしひっかからないわけでもないので、設定なのだと
受け入れないと登場人物の葛藤が伝わらないのでしかたない
主題を描くのにそういうやり方をとる作家と感じました
極端に振るのも高い表現力があってこそです

心理描写や、ジュブナイルみたいな記述…

6

名前も知らず恋に落ちた話 小説

水原とほる  yoco 

文体に特徴あり

文章語尾にちょっと特徴があって、「~だからだ。」とか「~した。」等としても良いところが全て「~だから。」「~したから。」になっていて、少女漫画や女性誌コラムっぽいな、と感じました。

それが良い悪いではなくて。好き嫌いはあるかもしれないです。
自分は好きでも嫌いでもないんですが、折に触れ「少女漫画っぽいなあ~」という意識になって、男臭いバイクの世界とちょっとアンバランスだなーとは思いました。…

9

堕ちた天使は死ななければならない 小説

吉田珠姫  yoco 

不憫な生い立ちの主人公を何とかしてあげたくなる

評価の難しい作品でした。
ストーリーは楽しめたのですが『萌』の高評価には繋がりませんでした。

海外ドラマの警察とかFBIとかCSIが出てくるものとか翻訳物ミステリーが好きな人なら興味が持てるテイストです。
私もクライムストーリーは好きだしミステリー小説も読みますが、それでBLやMLを読みたいわけではないのであえて手は出さないのですが、そこに好きなイラストレイター様がセットになっていたので…

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