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4/7(合計:63件)
ヤスエイ
maruchan
ネタバレ
和菓子メーカーの主任さんとパッケージデザイナーの恋。 落雁のホロッとした触感と心がほぐれて行く様子をかけた「とける、ほぐれる」というタイトルは秀逸ですね。だけど、話が進んでくると和菓子があまり絡まなくなっていったのが少し残念。もう少し後半などにも小道具的に和菓子を印象づけるエピソードがあってもよかったのに。 かっこいい出来るサラリーマンの八戸さんは32歳という設定でしたが、落ち着いた風…
すみれ0401
以下、ペーパーの内容になります。 珈琲店店内。 テレビドラマの画面。 「卒業しても会いに来ていたのは君に会いたかったからだ。教師としてじゃなく一人の人間として」という台詞が流れている。 それを見ながら舌打ちし、またこんなクサイ台詞使いやがって・・・という、受け様兄。 そして、郁に向かって、こんな台詞でおちるかって・・・と同意を求めます。 立ち上がって、赤面しながら必死の…
ふばば
特典ペーパー内容です。 中町珈琲店にて。 お掃除中の戸坂と郁くん。 戸「郁くん 先生とは最近どうなの?順調?」 郁「…それが」 「先生、その…まだ……してくれないんです」ほほ染めて 戸 …あー。「西先生 奥手そうだもんね」 「あんまり向こうが動かないようならこっちからってのもありなんじゃない?男同士なんだし」 郁「ほんとうですか?」 戸「うん」 (回想)「初め…
ヤスエイさんって食べ物関連の作品多いですね。 本作も、珈琲店で閉店後に自分だけのための夜定食、という設定です。 一見コミュ障の高校生x担任の先生、というカップリング。 ありがちではありますが、心にちょっとしたコンプレックスを抱いて周りと距離を置いている葵田郁(高3)。孤立しているんじゃないか?と心配する担任の西。 郁は自分を見てくれた西に惹かれて、夜はコンビニ惣菜ばかりという西にうちに食べ…
初読み作者様です。 表紙の雰囲気と、先生と生徒・・・という部分に惹かれて購入しました。 郁の作る料理がなんとも優しい味で美味しそうで・・・夜中に読んでいたのですが、えらくお腹が空いてきてしまいました。 お話自体も、この表紙のように優しくて可愛らしいお話でした。 ノンケの先生が、途中一瞬郁と距離を置こうとするのだけれども、直ぐに自分の過ちに気が付いて、きちんと郁と向き合うことにしたというのも…
leeとsoup
表紙にとても惹かれ、帯を見て購入を決めました。 一冊まるごと表題作です。あらすじに『過去のいじめのせいで人が苦手な郁』とありますが、いじめとは少しニュアンスが違うな…と感じました。 西先生(国語教師、あだ名はニッセン)の人柄が十分伝わってくる、冒頭での授業シーンがとても良い。葵田郁は西先生が担任をしているクラスの生徒。 6月になってもクラスに馴染めていない葵田君が何かと気になる西先生。 …
紅丸
仕事を通して二人の関係が変わっていく様がしっかりと描かれていてとても良かったです。 きちんと何の仕事をしているのかが分かり、その仕事を通して相手を理解する契機となる。 舞台がとても 整っていたと思います。 その分、そこに登場する人物の方が ちょっと設定甘かったように思い、勿体ない気がしました。 親友の立ち位置が微妙だったり、 仕事に対するトラウマ。トラウマとなった先輩への思いの曖昧さ…
ariamaria
切ない親族間の恋物語。 5歳で両親を失った亨は引き取られた祖父の家で幸彦に会う。 実の父親に恋をする幸彦は父への思いを振り切るために距離を置こうとするが、そんな事をしている間にその父が急死する。 喧嘩別れをしたあとだった事もあり幸彦は自分を責めるが、小さな亨が幸彦の支えとなる。 亨は成長するにつれ幸彦に恋愛感情を抱きはじめ、それを振り切ろうと幸彦と距離をとろうとする。 そんな、図らずして…
イサヲ
落雁かー。実家が和菓子も扱っていたので型抜きの話は懐かしかったけど、昔と違って今は、このお話に出てくるような、もっと美味しくておしゃれな落雁があるんでしょうね。 優しい良いお話だったんだけど、デッサンの狂いや雑なところが気になってしまいました。これは作家さんのせいだけじゃないと思うのでお気の毒。 あともうひとつ、どうしても乗りきれなかったのは、なんだか男女ものにしか思えなかったところ。 いち…
雀影
恋してはいけない人を想う。 こういう縛りがあると恋心はよけいに燃えるよね。 恋しちゃいけないの無益な連鎖を、エイヤっと踏み越えるまでのお話。 恋愛ストーリーとしては乗り越える障害や背徳感が大きければ大きいほど盛り上がるのが定石で、お話を作る上でこの設定を選択したことは、まあ、これはこれで、客観的には全然アリだとは思うけど、私はちょっと、うーん、かな。 そもそもの、一番最初の、幸彦が実の…