ジョシュ・ラニヨンさんのレビュー一覧

Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

う、うーん

かなり個人的な好みでなんですが、やはり記憶喪失ものは好きじゃないな…と再認識。

甘い夢から醒めるとなぜか怪我して病院で寝ていたピーター…というところから始まるミステリーですが、はっきり言ってしまうとミステリー部分はそう目新しいこともなく、
怪しい人は最初から最後まで怪しいので、これはピーターが記憶を取り戻しながら、愛しい人も取り戻していくといったお話です。

なぜ記憶喪失ものが好きじゃ…

2

Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

体毛に萌える?

ジョシュ・ラニヨン作の邦訳2作目。
前作が結構ミステリー寄りで、主人公の描き方もじっくりリアルな感じだったのに比べると、こちらは随分とロマンス寄りで、サックリ軽く読みやすい印象。
主人公が巻き込まれる事件も、謎と言うほどのこともなく犯人はすぐ想像つくし、主人公が記憶喪失になる設定も、事件の謎を盛り上げるためとは言え、ちょっと安直な感じ。
でも、ロマンス小説としては、このくらいシンプルな方が萌…

5

Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

表紙買い

イラストの藤さんのファンなので購入。

BL小説というよりは、ミステリ小説っぽいんですが、事件や犯人、謎自体は最初からわかりきっているんで、とくに謎ときというほどの謎解きはなかったし、ミステリ小説というにはぬるいです。
おもしろいかというと、おもしろくないというほどではない程度。
とくに目新しさも感じませんでした。

この程度だったら、国内のBL作家さんで充分という印象。
翻訳という…

6

Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

堅実に手繰り寄せる過去

ジョシュ・ラニヨン作品二作目の邦訳。
事件を追う展開のなかで二人の関係が明らかに…という展開や
カップリング(皮肉屋で男前×傷心の意地っ張り)が
少し『フェア・ゲーム』と似ていて、作家さんお得意のパターンなのかなと思うものの、前作がチラついて集中できない程ではありません。本書は本書で面白かったです♪


男と身体を重ねる、甘い夢から覚めると、病院のベッドの中にいたピーター。
職場であ…

10

Don't look back 小説

ジョシュ・ラニヨン  藤たまき 

過去からの脱却

前作『フェア・ゲーム』が大変に面白くて関係性の描き方が好みだった作家さんの2冊目になるのだが、この2冊でこの作家さんの傾向がわかったと断言してしまってはいけないのかもしれないのであろう。
しかし、主人公はゲイであり、そしてこだわりとわだかまりが二人を阻むという距離があるところから、謎解きの進行とともにそれがほどけていく、という進行パターンは似ているかもしれない。

事件的には犯人は容易に予想…

6

フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ゲイ・ミステリに開眼

海外小説でゲイ・ミステリと言えば、1980年代から90年代くらいにかけて日本語に訳されていたイメージがあり。海外物に興味はあったのですが、できればもっと最近の小説の翻訳版が出ないかなと思っていたので、今回【モノクローム・ロマンス文庫】として英語圏から二冊bl翻訳小説が出たことは嬉しい限りです。

元FBIで現在は大学教員のエリオットが、学生失踪事件の依頼を受け、
元恋人でFBI捜査官のタッカ…

13

フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

男同士に意味がある

ミステリー+ロマンスのこの作品。
まず、ちゃんと、ロマンスが男同士であることに、
男同士だからこそ意味があるっていうところがよかったです。

かつて付き合っていた二人は、共にFBIの捜査官で、一人は職務中に銃撃されてFBIを離れ、一人はそのままFBIに残ります。
FBIを離れたエリオットは苦しいリハビリを経て、ようやく大学教授として日常生活を取り戻していますが、父親や大学内での対人関係に…

15

フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

お見事。

かつて、男性同士の「関係」を主題にした翻訳小説が
続けざまに刊行された時代がありました。
今から20年少々前、1990年代前半の頃。ボーイズラブと
言う言葉がJUNEと同じ様に汎用語になりつつあった、
そう言う時代の事です。
でもその波は色々な条件が合わさった結果定着する事無く、
そして静かに退いて行きました。
もしその頃に本書が刊行されていたら、また何か時代が
変わったのかも知れ…

12

フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

満足の一冊です

<モノクローム・ロマンス文庫>と銘打って出た翻訳モノの同時発売のうちの一冊。
こちらのほうが断然によかったです!
最近、読み応えが云々といった要望もある中これは見事にそれに答えています。
シリーズにロマンスとついていると、何げに甘い恋愛をイメージするのですが、「恋愛」の英語表現がロマンスで、もちろんこの中でその展開もあるのですが、それと同時に同じくらい、もしくはそれ以上に読ませるミステリーを…

20

フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ハーレクイン男性版+ミステリー小説=この作品

ミステリー小説とロマンス小説の美味しいとこどりの作品で、同時刊行されてる
もう1作以上にその傾向は強くて1冊で2度おいしいストーリーですね。
極端な話男女で描いても違和感はないかも知れないが同性同士のロマンスを取り入れた事で、
単なるロマンスがBL向けの萌えミステリーになっている感じです。

内容は元FBI捜査官の受け様が事件で怪我をして前線離脱、捜査官をやむなく辞めて
大学で教鞭を取…

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