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ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
ともふみ
ネタバレ
ラスト1行。 短いアドリアンの返答を読んだ瞬間、ぶわっと涙が。 これまでのアドリアンの苦痛と悲しみ、そしてジェイクの苦悩と葛藤。ラストシーンにはそれらが全て集約されていました。 別離と事件の末の答えに、アドリアン同様涙がこらえきれませんでした。 ジェイクの結婚により決別した前作から2年後、アドリアンの小説の映画のスポンサーが殺されたことで、奇しくも二人が再会する第4作目です。 例によ…
葡萄瓜
奇妙に捻じ曲がったミステリでありながら 苦味のきついロマンスでもあるこの作品。 炭に限りなく近い状態でありながら甘味を保つ カラメルソースをかけたチーズケーキを 持て余している心持ちです。 美味しさは充分承知しているのです。 ただ、飲み下す為にはそれなりの体力も 又必要であると言うだけで。 この物語の立役者達はそれぞれ自分の爪先を ペンにして自分と言う物語を綴っています。 …
こにしそる
1巻で出会い、2巻で愛してると認め、3巻で別れ、4巻で再開…最初から読むと時間がかかるシリーズかもしれませんが、それをおいても読む価値がある作品だと思います。 3巻が突然と混乱と焦りの中での別れなら、4巻はもう1度相手と向かい合い、今度は時間をかけ相手と自分のどこがダメかを改めて考え、何を望んでそのために必要なものと捨てなければいけないものと捨てられないものをもう1度考え直したというところで…
Krovopizza
前巻の哀切なラストから2年後。 ある事件を機に再会するアドリアンとジェイク。 この巻のテーマはズバリ「選択」だと思います。 積み重ねてきたものを擲っても、自身の正義や愛を貫くことができるか。 愛のため生き方を変えることはできるか。 苦悩する二人の姿に胸が締め付けられます。 社会的には順風満帆だが、自己矛盾を抱えるジェイク。 自身の性癖から目をそらし結婚するも、妻の流産で「…
ばるどー
アドリアン・イングリッシュシリーズ、待望の四作目。 二年ぶりに再会した、アドリアンと、ジェイク・リオーダン。 その再会は、アドリアンにとっては凍り付くような、決して喜ばしくない再会だった。 ジェイクは二年前の"あの"事件のときとは打って変わり、柔軟な態度でアドリアンと向き合おうとします。 けれど、アドリアンの方はそう簡単にジェイクとまた向き合えるわけもなく。 二年…
ココナッツ
『アドリアン・イングリッシュ』の四巻。 当たり前ですが四の次は五なんですけど、五巻はなんと!年末発売予定(巻末より)だとか。 うっそー、長すぎでしょ!約一年も先。 やっぱり全部発売してからにすべきでした…英語版は完結していますが、わたしが読むには翻訳版必須なもので。 その間にも面白い翻訳BLが出ることを期待して待ちたいと思います。 ********************** 受け…
『アドリアン・イングリッシュ』の三巻です。 表紙がひじょうに意味深で、読む前から気になってしまいました。 まだ、口癖の『成程?』とかを楽しんでいられた序盤までは良かったのですが… ******************** 受け攻めともに変わらず。 受けは大学卒業後、小説を書くかたわら書店を営む、心臓疾患を抱えるゲイのアドリアン。 そして、攻めはLA市警の刑事で己がゲイだと頑なに…
『アドリアン・イングリッシュ』の二巻です。 電子で安く売っていたので購入しましたが、この作品は登場人物紹介が最初のページに載っているため電子ではひじょうに読み辛いです。 たびたびそのページへ戻るのが面倒で。 翻訳物は紙媒体の方が読みやすいかな。 ******************** 受け攻めともに今回も変わりなく、心疾患を抱える32歳のアドリアンが受け。 攻めは刑事のジェイク、…
分厚いですし1ページの文字数は多いですが、ページいっぱいに行を広げることで行間が適度に空いていて、読みにくさはありません。 冬斗さんの翻訳ももう慣れていますし。 わたしは最初から彼女の翻訳にあまり違和感がなかったので、問題ありませんでした。 イラストは草間さかえさん。 個人的にはあまり好みの作家さんではないのですが、シンプルで翻訳物(BLというよりMM)にはあっているのではと思います。 …
登場人物多し…ミステリー物だから仕方ないのかな。 こういう時は海外物って有難いですね。 一般小説でもたいていそうですが、海外物は登場人物一覧がついているので。 ちなみに受けの一人称です。 ******************** 受けは書店店主で32歳のゲイ、アドリアン。 長身ではありますが華奢なタイプで、心疾患があり薬を服用中。 攻めのリオーダンは、ゲイフォビアと見られるよ…