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ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
fandesu
ネタバレ
何度目かの再読もついに最終巻です。 2018年8月16日に読み終わりましたが、この時点で『So This is Christmas』も出ていますけれどね。でも、あちらはあくまでも『番外編』。アドリアンとジェイクの物語に一定の結末がつくのはこの巻です。 『海賊王の死』の単行本の最後に、この本の出版予告が載っていたのを見た時には「これ以上、何を書くことがある?」と疑問に思ったものです。「所謂『…
電子書籍での再読。 「今、あたしはアドリアン・イングリッシュ祭りの最中」と友人に言ったら「何度目⁉」と大げさに驚かれたので数えてみたら、年に一回は再読していたことを発見しました。 何度読んでも面白いです。 これは、単に私が『読むのは早いけれどあまりよく覚えていない読み手』だからだけじゃないと思うんですね。読む度に新しい発見がある。読み飛ばしているからだけじゃなく、その時代や、私の年齢に合わせ…
電子書籍での再読、3巻目です。 私が使っている電子書籍リーダーでは、この巻からページめくりの形式が変わってブックマークも付けやすくなり、ストレスが減りました。 アドリアンとジェイクの関係が胃が痛くなるような展開を見せる『転』の巻。 2014年の発売直後に読み終わった時には、この二人がリアルなLAで生きている様に錯覚してしまい、もうどうしようもないほど狼狽えてしまったことを思い出しました。…
何度目かの再読を始めたら読む手が止まらず、気がつけばほぼ5日間に渉って、何とか時間を見つけて全巻ぶっ通しで読みふけってしまいました。 自分でも驚愕! この物語の吸引力に改めて納得した次第です。 1巻が『起』なら2巻は順当に『承』です。 この物語はミステリですけれど、M/M『男性同士の恋の物語』なのですから、お互いに惹かれあったアドリアンとジェイクは週に何度かデートを重ねている(らしい)…
何度目かの再読。今回は電子書籍で読みましたが「このシリーズは紙の本で読んだ方が雰囲気が良い。それもぶっ散らかっている仕事机なんかじゃなくて、ソファか何かに座って時間をたっぷり取って」と改めて思いましたです。 LAの書店主(日本の一般的な書店と異なりミステリ小説専門の書店で、アマチュア作家の批評会が開かれたり作家による朗読会が開かれたりする、本好きのサロンとしての機能を備えたアメリカの書店です…
わこwako
全巻通しての感想なので長いうえにかなりのネタバレです! 物語は、アドリアンがホームズ、ジェイクがワトソンのように紆余曲折ありながら事件を解決していきます。その中で、ホモファビアと取れる発言をしていたジェイクに倒錯的な趣向がある事が判明します。(倒錯的という表現は適当ではないかもしれませんが…) それは彼がゲイ(バイ)であり、嗜虐嗜好があるということ。 ですが、ジェイクは刑事です。いく…
カラフル
ゲイコミュニティーを舞台にした洒落た雰囲気のあるミステリー小説でした。 サブカル好きな人は間違いなく嵌るんじゃないでしょうか。 文章もストーリーも自然に流れる感じで、先が気になって一気に読破しました。 真相自体は、ミステリーを良く読む人間からすると、物珍しく無いですが、 良いところも悪いところも含めてゲイコミュニティーが積極的に描かれているストーリーは興味深かったし、色々制約が多いBL小説…
Saori
書店を営みながら小説を書くアドリアン ゲイ 心疾患があり、どことなく儚げなイメージ 皮肉屋で会話も刹那的 そんな彼に疑いの目を向ける刑事・リオーダン 長身・威圧的でゲイフォビア アドリアンに対しても差別的 この二人がある事件をきっかけに出会い、惹かれ、葛藤し、最終的には、、、 シリーズを通して一つの映画を観ているよう。 天使の影(本作)が第一作目 …
こにしそる
アドリアンシリーズ作者の短編集に、アドリアンシリーズの番外編が入っています。短編をポツポツ翻訳してくれるなんてなかなかないと思いますので、とても豪華だなあと思う。嬉しいです。 (これからも出来たら短編集出して欲しいなあ…) 一番最初の「雪の天使」は再会もので、怪盗と刑事というちょっとファンタジー(?)な組み合わせなんですが、敵味方なのに惹かれてしまうポピュラーな組み合わせなのかもしれない。…
vine
「So This is Christmas 」 皆さんのレビューで地雷シチュがあると聞いて拝読。 おお、これは確かに凄い。ぼかすわけでもない、はっきりとしたリバ表現。やはりM/Mは凄いなと思いました。これ多分、国産BLの人気シリーズでやったら大問題になるタイプのお話。レビューがすんごい事になりそう(笑)けれど、そうならないのがこの作品のいい所。二人の愛が本物であると、ジェイクとアドリアンの…