駒城ミチヲさんのレビュー一覧

天使の檻の中で 小説

赤紫シノ  駒城ミチヲ 

そうきたかっ!!、の展開に拍手

つくづくネタバレなしでお薦めするのって難しいものだが、これは途中でクライマックスが気になっても端折ったりせずに、根気よく順番にページを捲って読んでみてほしいと感じた。
まず初読にそうきたかっ!!って展開に意表を突かれて、再読では一回目と違う目線で楽しめると思う。

まずは初読の感想を。
実は自分の中で監禁ものというと、さらった側の身勝手な欲望に哀れにも堕とされてしまう被害者というトンデモ偏…

1

天使の檻の中で 小説

赤紫シノ  駒城ミチヲ 

現実と虚構の混沌

へぇ~そうだったのね~という感じのラスト。
そこまで衝撃を覚えるほどのラストシーンではなかったというのが正直な感想です。
衝撃を受けるラスト到達前にややダレ気味になっちゃったのですよ。
いろいろ散らかされている印象、業務遂行から逸脱した恣意的な行為丸見えの攻め、監禁中にも関らず電話の会話はやたらと長いし…いろいろ勿体ないと思いました。
あんなことをされながらもよく相手に対して愛が芽生えるな…

1

天使の檻の中で 小説

赤紫シノ  駒城ミチヲ 

美しく幻想的な監禁サスペンス

赤紫シノさんのBLデビュー作。
エロい監禁モノとしての面白さと
夢と現実が交差する幻想性、
そして後半のどんでん返しが見所です。


雷雨の日。
レポートを書くため図書館へ向かう
翼(受け・大学生)の前に
従兄で、キャリア警官の真先(攻め)が現れる。
北海道警察にいる筈の彼が何故。
戸惑う翼は、突如意識を失う。
気がつくと、見知らぬ部屋に監禁されており……。

翼を監禁…

4

月下の砂漠 凌辱の枷 小説

野原滋  駒城ミチヲ 

前半と後半でトーンが全然違う

前半はとにかく、拉致、監禁、凌辱、複数(ただし、挿入は攻めのみ)、モブによる輪姦(描写はあっさりとしたものでしたが、挿入ありなので、苦手な方はご注意ください)、媚薬、尿道プレイと、アラブ系BLの王道パターンを行く作品でした。
後半は、クーデターからの逃避行が、程良い緊迫感のある描写でつづられていきます。
前半のエロ展開から、攻めと受けの蜜月を経てからの逃避行は、まるで話の雰囲気が違い、1粒で2…

1

INNOCENT LOVE コミック

駒城ミチヲ  和泉桂 

過去を超えるために、必要なものは…

養護施設で育った七瀬。今はバイトを掛け持ちし夢は小説家。
取材のためと呼ばれたのはヴァナランド王国。
そこで待っていたのは自由を奪われた孤高の公爵、レオンハルト。
冷たいけどやさしい、そんなレオンハルトに惹かれる七瀬。
しかし眠るのを恐れるレオンハルト。そのために七瀬が出来ることは…
そして、なぜ公爵という地位があるのに自由がないのか。

国や言葉、過去を越えて出会った2人はどんな未…

2

月下の砂漠 凌辱の枷 小説

野原滋  駒城ミチヲ 

後半のストーリーが好きです

好きなタイプのストーリーです。
和季は暴君 オレ様的な アーキルに気に入られ、監禁 凌辱。
今までの、生活環境の違いから、和季の思いはアキールに届かない。
アキールの思いも和季に通じない。
きっかけは、和季を襲った使用人たちを、裁判もなしに、
アキールが処刑したことだった。
今までの、過去の王たちのしてきた 横暴な政治。
弟王子がクーデターをおこした。

和季を日本に返し、
ア…

3

臆病な僕らが恋する確率 小説

榛名悠  駒城ミチヲ 

十年以上待った河乃

主人公の佐久間は人に左右されやすい。単純な子と言う印象。ネガティブで髪もボサボサで人付き合いも苦手だけど、誉めてもらえれば出きる子でした。

料理が美味いと言われ、せっせっとお弁当を作る。
絵が上手いと言われ、漫画家になる。

頭ごなし怒られるだけじゃ、恐縮しちゃって何も出来ないですよね。

佐久間の良いところばかり見てきた可乃が素晴らしいです。可乃の言葉でまた佐久間が変われちゃうん…

2

悪いやつ 小説

水月真兎  駒城ミチヲ 

胡散臭い奴ら萌え

エロ度のほうはシチュエーション重視っていうのとは違うが、期待通りの満足度だった。

公安のエリート管理官・獅子堂のスパイ疑惑を探るべく密命を与えられた特別監査官の御影。
裏を探ろうと上手く接近したのはいいものの、とても刑事には見えない容貌な上に即座に性癖を見抜かれていきなり抱かれる羽目になり、初っぱなから獅子堂の容赦の無さが堪らない。

その後も爆破騒ぎや獅子堂の過去の情人に命を狙われた…

1

理不尽な求愛者 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

小さいけれど男前

いわゆる二時間サスペンスでありそうな、殺人事件物です。
わたしは二時間サスペンス好きなので、問題なしです。
大学教授と刑事が協力して犯人逮捕するという、本当にドラマにはありそうですよね(笑
本格的なサスペンスではないので、その辺りは期待しない方が良いですよー。

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受けは警視庁捜査一課の若手刑事で、童顔の清白。

攻めはエリート客員教授で30…

2

理不尽な恋人 理不尽な求愛者(2) 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

発酵期間じっくりな二人のその後

出会ってから数か月後の二人で、お互いの仕事を尊重する約束の為、甘い時間がなかなか取れない様子。
前作以上に増した一色教授の清白に対する溺愛っぷりと、教授の事を好きなのに妙に身構えてしまう清白の様子をニヤニヤしながら読み進めた。

今回、清白が捜査に関わった資産家一家の連続殺人事件のほうはミステリ小説を読み慣れている人ならわりと簡単に目星がつくかも知れない。

一色が清白に対してアドバイス…

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