稲荷家房之介さんのレビュー一覧

蝶宮殿(ファラ-シャマハル)の王子様 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

沙野さんのアラブモノ

学生時代、淡い恋心を抱いたベノール王国の第一王子、ナイルスに翻訳家として国に招かれた望。
しかし彼に与えられた役割は、蝶迷宮に軟禁されている第四王子ムスタファの伽人として彼を慰めることだった。
鬱屈し強引に迫ってくるムスタファに初め腹を立てる望だったが、時々見せる屈託のない表情には惹かれていく。
その頃国には第一王子と第四王子を対立させる不穏な動きがあって……

そういえばアラブもの初読…

2

青水無月 小説

水原とほる  稲荷家房之介 

この壊れ方半端ない、容赦ない!

禁忌モノは異常な執着と依存によって成り立つのですが、変なところで”さすが、水原!”っていうくらいに尋常じゃありません。
多分、この兄弟に共感とか同情とか持てる人はあまりいないかと思います。
しかしながら、昼帯のドロドロ愛憎ドラマの如くの展開が、自分の嗜虐性を呼び起こしてしまったりもして、そんな萌えがあるのですよ。

両親の離婚によって無理矢理引き裂かれた兄弟が再会したとき、母に引き取られた…

6

百日の薔薇(2) コミック

稲荷家房之介 

そんで もって2巻

3行であらすじを書けるような単純なストーリーではないので、そこはさくっと割愛。
クラウスとタキの関係を知り苦々しく思いつつも、黙して見守るオヤジ スグリ少尉が渋いっ!!
拷問で傷ついたクラウスを一晩中抱いていたタキ様に萌えっ
クラウスが討たれたと知り「狂える花」となったタキ様に萌えっ
クラウスを見つけたときの泣きそうなタキ様に萌えっ
もう呼吸困難になるほどに萌え萌えです (*´Д`*)ハ…

3

百日の薔薇 コミック

稲荷家房之介 

大好きなのでかえってレビューしづらいかも

OVAを先に見たので世界観がつかみやすかったかもしれません。
コミックスもOVAも同じような構成なんですが、一読しただけでは 時間の流れとか、クラウスとタキの気持ちとかがわかりづらいところがあります。
それでもやっぱり好きなのは何よりクラウスとタキが魅力的だからでしょう。
クラウスの狂犬っぷりはかっこいいし、タキの直衣姿はあでやかで、ひとコマひとコマが実に魅力的です。
本格的な濃いストーリ…

4

仙化恋情 小説

生野稜  稲荷家房之介 

本当に妻になりました

千年恋舞を読んでから読んだ方が断然にいいです。
斎は今度は大きな敵に遭遇して、仙になる決意をして、試練を受けるんです。
最初は九重丸や鎮に守られてばかりいた斎が、いつの間にか愛する人たちを守りたいと強くなるんです。そうですよね、愛するって可愛がられるだけじゃないですよね。
そして最後にああいうことになって、正真正銘の妻になるとは。ファンタジーだからできるすてきな最後のシーンでした。それにして…

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千年恋舞 小説

生野稜  稲荷家房之介 

和風ファンタジーってすてき

この作家さんにはまって本を探しているうちに行き当たったものです。続きの本も面白かったのでそのうちレビューさせていただきますが、まずありきたりの設定でなかったのが、最高でした。輪廻転生した斎が、前世を思い出す課程で、自分の自我を引き裂かれて苦しむシーンが何とも壮絶で。過去の残酷なシーンよりも胸を打ちました。自分は誰だと問いかけながら、結局愛しいものが誰かを見つけたときに、斎に集約していくところが、胸…

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仙化恋情 小説

生野稜  稲荷家房之介 

可愛い

ファンタジー、それも着物です。麗しい絵にくらくらでした。ちょっと変わった三人エッチ。ツボでした。でも一番のツボは最後のページに。可愛いコギツネに床をゴロンゴロンして悶えました。

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ガーディアン 守護者の数字 小説

生野稜  稲荷家房之介 

萌えました

受けのものの捉え方がユニークです。純粋培養ゆえに大胆に攻めにせまるんですが、それがイノセンスを失わないでエロチックで萌えました。アクションも満足。面白かったです。お勧めです。

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甘美な謀略に堕ちて 小説

高崎ともや  稲荷家房之介 

狂おしいほど独占欲の強い二人のお話デス

絵師買いです。
なので、ストーリーはさほど期待していませんでしたが、セオリー通りと見せかけてちょっとヒネリを加えてみたりで面白かったです。

攻は受を独占したくて、受を失脚させ自分の別荘に軟禁します。
初めてのえっちで媚薬を使うあたり既に尋常じゃないです。
媚薬でメロメロの受たん 男性向けエロアニメのように実況中継しながら喘ぎます orz
受は隙をみては逃げ出すのですが失敗続き、やっと…

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スサの神謡 小説

秋月こお  稲荷家房之介 

古事記好きな方にオススメ

なかなか面白かったです。秋月こおさんの手広さはすごいなァ。いろんなことに興味のある方なんだろうなと思いました。
舞台となる時代は、古墳時代の前期ぐらいで、アマテラスだのスサノオだの、日本の古き神々がたくさん出演されております。我らが日本の太陽神・アマテラスの扱いがヒドイw ヒドイけど、古事記でのアマテラスもたいがいアホアホなので、納得の人物造型、もとい神物造型ではありました。

主役となるのは某国…

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