稲荷家房之介さんのレビュー一覧

百日の薔薇 コミック

稲荷家房之介 

花のように刃のように

野に咲き誇る気高い藤のように、
あるいは丹精込めて造形された至高の薔薇の如く、
これ程花に例えられ見劣りない男を初めて知りました。
蜜が滴るような芳しい色香と、戦場においては鮮烈で危うい
軍人の顔を見せるタキの存在は圧巻です。

敵国の軍人同士でありながら主従の契りで結ばれる
指揮官タキと彼の騎士クラウス。
戦況が悪化したタキの故国へ、全てを棄て付いてきた
クラウス達の周囲は、常…

7

したたかに愛を奪え 小説

藤森ちひろ  稲荷家房之介 

王道、だがそれがいいのだ!

帯『十億分、たっぷり愉しませてもらおう』

しっかしプラチナ文庫はまさにその名の通りキラキラしてますな!!
とそんな事を思いつつ~シリーズ1作目からぼちぼちレビューしてみようかと。
シリーズっても登場人物同士は他作品にも登場しますが、どれから読んでも単体で読んでも問題無し。

藤森さんは全買いしてる訳じゃないのですが気付くと結構な量を買ってたりするので安全パイというかそんな感じらしいで…

0

青水無月 小説

水原とほる  稲荷家房之介 

禁忌である程萌えます!

帯『禁じられた兄弟愛』(←キャンペーン中の帯だったのでコピーは小さくこれだけでした…他バージョンもあるのかなー)

近親物、中でも兄弟物は大好物であります、更に出来れば義理でなくてガチ兄弟だと更に萌えるのであります。
禁忌ですよ!禁忌!!その禁忌度が上がれば上がる程萌えメーターがグングン上がるのです。
甘い話も好きですが、痛いのも暴力も陵辱も(あくまで創作物を読むという範囲で)大好物です。…

6

水曜日の悪夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

なんとなく中途半端

夜光花さんは、初読みです。
レビューなどを見るにあたり、人気の作家さんなんだろうなぁと思います。
なので、期待して読んだんですが....

文章は、落ち着いていて、とても読みやすかったです。
ただ私の感情の起伏を促がすような部分が全くなくて、全体的に印象が薄いです。
泣かせる要素や切なくさせる要素が、エピソードにふんだんに盛り込まれてはいると思うんですが、全てが通り一遍といった感じで、…

2

プラクティス 小説

ひちわゆか  稲荷家房之介 

微妙

すごく、よくできているBL、正統派のBLだとおもうけど、なんだか物足りない。
うますぎて上滑り?
楽しみそこねてしまったのは期待が大きかったせい?

設定もキャラクターもいいし、展開もおもしろいんだけど、よく考えられている、練られているというよりも、ご都合主義が鼻につくような?

それと、すごく人がいいというか、善人のように見えて、どうも底知れない、あざとさがある攻めが苦手。
さらに…

0
非BL作品

楽園の泉 (新装版) 非BL コミック

稲荷家房之介 

わからない

趣味じゃないというより、わからない。

稲荷家さんのコミックをよむときに、いつも感じるのは原作を知らない二次創作の同人誌を読んでいるような、基本設定のわからなさ。わからないなりに、そこに萌えがあるとか、書いているひとが伝えたいと思っていることがあるような、そんな印象は受けるんだけど、もともとの基本がわからないので、それもかなりあいまいで、すごくもどかしい。
冒頭三十分を見そこねた二時間ドラマ…

4

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

SFBL

・水曜日のスピンオフ作品
・水曜日よりも世界観がよりわかりやすい。
・攻めが変人。(紛う事なき)
・後半までラブモードはほとんどなし。
・攻めが変人だからこそ、活きてくる話かな。
・最後の未来人が介入してくるあたりで、受けの気持ちに引きずられる。
・このお話なりのハッピーエンド。

総評
スピンオフ作品ですが、前作知らなくても十分楽しめる内容かと。
タイムリープがいろんなところ…

1

水曜日の悪夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

SFBL

・どこまでも子供な攻め(高校生だし)
・どこまでも大人な受け(先生だし)
・時間枠いったりきたり。
・ホントは死んでる筈なのに?
・気になるいろんな人生。
・やりなおしたい、あの時間から
というのをなんだか見事に書きこなしておられました。
・執着攻めと、気長受け。
題材はおもしろかったですが、時間枠のトラップにおちこむと
あれ?って気持ちにさせられます。

総評
難しい題材…

0

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

パラレルワールド楽しいー

いろんなツボを押されてニヤニヤが止まりませんでした。
パラレルワールド楽しいなー。
SFではこの手のタイムリープものが一番好きなんだよね。

『水曜日の悪夢』のスピンオフで、読んでおいたほうが絶対に面白いと思います。
とくに『水曜日~』で紀ノ川が大好きだった私としては、前作で感じてたモヤモヤをすべて吹き飛ばしてくれた気分でした。
紀ノ川いいわー。最高。

平行世界で起きた出来事を考えると、実に感慨…

1

不在証明~アリバイ~ 小説

愁堂れな  稲荷家房之介 

ミラクル ヤクザ×刑事

警視庁捜査一課所属だった刑事、秋吉は突如西多摩署への移動を命じられた。
着任早々、挨拶もままならないうちに急行した事件現場で、秋吉は懐かしい人物に再会する。
かつて高校の同級生だった高柳。
穏やかで面倒見の良かった彼は、今は青龍会の若頭であるというのだが……

完全にイラスト買い。
だけどやっぱりどうもこの作家さん苦手だ。

再会モノでヤクザ×刑事……はいいんだけど、この人たちがB…

2
PAGE TOP