稲荷家房之介さんのレビュー一覧

B.L.T 小説

木原音瀬  稲荷家房之介 

主人公は共依存になりやすいタチなのか?

冴えない本屋の店員が出来心で中学生に痴漢するところからはじまる、どこかねじれている恋愛、といったら怒られるだろうか。
主人公・大宮の元恋人はどう見ても、見捨てられ不安、自傷行為、破滅的なセックスにおぼれる境界性人格障害としか思えないし、大宮が恋する中学生もボーダー気味。
すごくブラックな想像なんだが、元恋人を振り切って、新しい恋人、北澤と恋人同士になってまた同じことの繰り返しにならないのか、心…

0

ガーディアン 守護者の数字 小説

生野稜  稲荷家房之介 

ツボりました

ハラハラドキドキのアクションシーン満載の映画みたいな本でした。
設定がしっかりしていたから、偽物チックでなくて、大満足。
主人公のキャラがまた秀逸。
受けちゃんが姫と呼ばれるわけがよくわかります。本物のお姫様って、お城に住んでる身分の高い人じゃなくて、こういう真っ白な人です。
真っ白な理由も受けちゃんの心の障害と、ちゃんと納得いくし。
そしてナイト役の攻め君。
最初っからフォーリンラブ…

2

契愛―ちぎり― 小説

あさひ木葉  稲荷家房之介 

復讐

スピンオフ作品らしいのですが、自分は本編を読んで無かったけどさして問題は無かったです。
単品でもおそらく読める作品かと。

警視・貴一〔受〕は恋人の死を目の当たりにし、更に男達に嬲りものにされ精神が半ば壊れかけてしまい自らの殻に閉じこもっていました。
そんな貴一を無理矢理、現実世界へと引きずり出したのが鏑木〔攻〕
彼は言います、復讐をしたくはないのか、と。
その為に鏑木は貴一の部下とな…

3

ガラスの匣 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

眠る魅力を引き出すために

それぞれの思惑を胸に秘めた6人の男たちが織り成す
欲望とエロスと心の解放とでも言ったようなお話でした。
売れない俳優の受け様に業界でも有名な敏腕マネージャーの
攻め様が付くことになったが、それは受け様にとって最後の
ギリギリの選択を迫られる事を意味していて。
1か月以内に男を誘惑して自分に溺れさせると言うミッション
その報酬は華族の末裔で女王様と言われる那智がスポンサーに
なる事だっ…

0

陵辱と純情にゆれる獣 小説

秀香穂里  稲荷家房之介 

タイトル通りの

小説は基本作者さん買いなので新地開拓は主に挿絵さんで決定します。
好きな固定作家さんならイラストレーターさんは気にならないんですよ。
どんだけイメージと違ってようが全然平気。
ただ、新しい人となると最初っから「萌えそう→読みたい」って思う要素
・・・というかきっかけがないと本をめくれなかったりします。
という訳で、最近好きな稲荷家さんのイメージを借りて手に取った作家さんなのでした。

5

ガラスの匣 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

育成ゲーム風で愉しみましょう♪

この本の最初のページをめくった時に、イラスト入りの人物紹介があるんです。
あれ?なんでこんな・・・ひょっとして推理モノなのか?続くのか?
しかし、あらすじを見るとなぁ~、、、
その謎は読み進めるうちに見えてきました!
そうです♪育成ゲーム風なんですよ。
なかなかに面白い試みのお話。
ゲーム風なので、小説の奥深さとか面白みを追及してしまうと、何故?どうして?そんな?みたいな部分が多々発生…

1

プラクティス 小説

ひちわゆか  稲荷家房之介 

有名なエロ作品読んでみました

噂にたがわず8割がSEXシーンです、でもそんなにエロくはありません
エロいというより、あまーいって感じ
ところで若王子は一体何だったの?
結構、細かく描写されていたので、何か一悶着起こしてくれるのかと思っていたんですが……

0

華蜜の斎王 小説

谷崎泉  稲荷家房之介 

設定の練りこみ具合が良かった~!

帯『私を穢してくれますか?』

実は自分はファンタジーってそんな得意なジャンルじゃなくて、更にパッキン美形受はちょっと苦手だったりもするんですが、なんかがっつり読みたい気分だったので、あえて自分的には読みにくそうな作品を選んでみました。
そしたらあーーら何と面白いではないですか!

世界観や設定がよく練られててその設定段階で面白いです。
正直これ一冊で終わってしまうのは勿体無い、上下巻…

5

愛しすぎる情熱 小説

英田サキ  稲荷家房之介 

いい年下攻でした

がっちり体系系28歳×36歳、これはなかなか良い年下攻でした。
稲荷家房之介さんの挿絵がいいですね、この挿絵のおかげで凄くイメージがスッと頭の中に浮かびました、それ位に良い。

さして観光地でもない海辺の田舎町の一軒家に夏目〔受〕が引っ越してきます。
釣りをしていた高津〔攻〕と出会うのですが夏目は初めて見るトビウオの飛ぶ姿に喜んだり、と思ったら足を滑らせて海に落ちたり、料理も不器用でどこか…

3

百日の薔薇 コミック

稲荷家房之介 

薔薇

主人公2人のとりまく緻密な環境設定が素晴らしい!
受け/レイゼン家系で伝承される『清浄潔斎』を超えてしまう。
(攻め/クラウスは知らなかった)

戦場という背景で、甘い行為など許されない。
それなのにクラウスはタキを狂愛し続ける、それを受け入れるタキの強さに心を惹かれます。
また、それと相反するように2人の学生時代を描いたものは
切なく、とても脆く、そして淡い…
このような過去があ…

2
PAGE TOP