稲荷家房之介さんのレビュー一覧

兎島 ~黒と白のうさぎ~ 小説

西野花  稲荷家房之介 

なんとなく、昔のJuneってこんな感じだった?

今回初めて読んだふたなりものだけど、あまり進んで読みたいシチュエーションじゃないなって悟った。
ふたなりってどうも受けが男の子に見えなくなってしまうのよ…。
おまけに受け・白兔の意志とは関係なしに複数の島民との乱交ってのも…。

ただこの話、自分の好みから外れているのだけれど、バッサリと『趣味じゃない』と切り捨てられない惜しさもある。
閉鎖的な人間関係、奇妙な因習、官能的な絡み、ハッピー…

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仙化恋情 小説

生野稜  稲荷家房之介 

あー、満足

【千年恋舞】の続編。
2冊並べて見ると、尋常じゃないくらい表紙が綺麗。
この表紙だけをずっと眺めてても、ちっとも飽きないくらい、細部まで描き込まれててホントに美しいです。
斎と九重丸は前回すっかり出来上がってますので、今回はラブラブ甘めのお話かな~と、暢気に構えてましたら、とんでもない展開になってびっくりしました。

人界と異界を股にかけた
スーパースペクタクルバトル

みたいな結…

1

千年恋舞 小説

生野稜  稲荷家房之介 

話も絵も全部が美しい

この作品読み始めた時、完全に地雷踏んじゃったと思いました。
受の斎(いつき)が完全なショタだ……と、凹んだんですが、そんなこと思ってすみませんでした。もの凄く感動しました。

和風ファンタジー
呪術に結界、舞の世界

と、きらきらしく、ちょっと敬遠してしまいそうな設定なんですが、絵が猛烈に綺麗なので、話をかなり助けてます。
千年の時を超え、幾度も転生を繰り返し、古の約束を守る斎と九重…

1

空の涙、獣の蜜 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

人によっては地雷満載です

よくまぁ商業誌で出せたなと思うくらい、大好きなんであろう要素てんこ盛りな内容です。
薄い本の方を持ってて既読でしたが、書き下ろしがあるということで購入しました。
レーターさんも変更していて、非常に美しい表紙にまずは見惚れます。
どちらかといえば元が薄い本なので、エロに重点置かれてます。
いつもの緻密な心理描写を期待してると肩すかしくらうので、好きになってく過程とかそういうのはごにょごにょ……

4

百日の薔薇 コミック

稲荷家房之介 

読むタイミングが遅いなんて思わない。

ちるちるトップのトピック内で、この作品を知りました。
評価も高く、しかも軍服、戦場、美人受け、上下関係などなど大好物ばかりですぐに購入。

一巻が発売されたのが9年前ということで、当時の私の年齢は十代前半。当時はラブラブきゅんきゅんな少女漫画的なBLが好きだったので、今作に出会っていてもストーリーも何も深く考えずに読んでいた事でしょう。
そこから、9年経ちました。沢山のBL本を読みました。…

5

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

軍基地に咲いた一輪の白百合

まず私の萌えどころとしては、むさい軍人たちの中にキラキラの神々しい姿の受け様が入り、軍人たちに心酔されるところです。

また、攻め様が褐色の肌に金髪緑の目、たくましい体の軍服姿なのに対し、受け様は白い肌に銀髪で可憐な容姿で司教様なとこ、しかも二人は幼馴染♪とか、どんだけ私好みなの(≧∇≦*)

設定だけでなくお話の方も、密偵やら双子の入れ替わりやらで飽きません。

稲荷屋さんのイラスト…

3

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

靴下犬(!?)

今までに宮緒葵さんの作品は買ったことなかったんですが、稲荷家さんのイラストにつられてしまいました。
軍人とか聖職者ものというのはあまり読んだことがなかったので新鮮で楽しめました。

まず、世界観としては中世ヨーロッパ的で、白い肌に銀髪の人々の国"王国"と、黒い肌に金髪の人々の国"帝国"があり、帝国の人々は長年王国に支配されてきたが遂に反旗を翻し、王国と…

5

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

帝国の英雄が、靴下犬なんて・・・

思った以上に、シリアスでした。
密偵として、幼馴染を裏切らなければならない戸惑い。
悪役たちの絡みと
罠にはまって、リヒトが命の危機に陥った時のヨエルの思い。
友の死を覚悟した思い。
今回は、戦いのシーン 結構残酷描写ありました。
媚薬を使うシーンも結構 痛そう です。
ドキドキ 不安とシリアスムードいっぱいなのに

なぜ
帝国の英雄が、ヨエルの前だけは「犬」におちてしまう。

7

未然の恋 小説

柊平ハルモ  稲荷家房之介 

設定が詳細で説得力がある

特殊な設定ですが、閉じ込められた閉塞感や苛立ちが伝わってきて
前半は特に面白かったです。

受の攻に対する反発や、無反応を装う気持ちもリアリティがあり好きです。
ただ、それだけに攻の事をなあなあに許す流れがもったいないと感じました。
攻が怪我をして、攻に虐げられていた受が攻への想いを自覚するというのは
定番の流れですが、あれだけのことがあったのに
よくそんな相手を好きになれるなと思っ…

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華蜜の斎王 小説

谷崎泉  稲荷家房之介 

こういう雰囲気は好き。

谷崎泉の初読みがこちらでした。
初ファンタジーだそうです。そのわりに結構本格的。

もう冒頭からどうしても(ファンタジーならではの設定の)国や種族の説明が続きますし、地名はじめカタカナ語の多さなど『ファンタジー苦手』な方にはストーリーに入り込む前に拒絶反応出そうだな~とは思いました。

ただ、実際に読んでみたらそれほどややこしくはないんですけどね。カタカナ連発に引かずにさらっと流して読…

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