稲荷家房之介さんのレビュー一覧

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

陳腐&なんちゃってSF

いまどきこんな使い古されたSF設定の小説を読むはめになるとは思わなかった。つっこみどころもありすぎで、読むのを放棄したくなるレベル。ガッカリ度がはんぱない。

0

太陽は夜に惑う 小説

真瀬もと  稲荷家房之介 

ちょと変わったアラブ・ミステリー

アラブものなんですが、かなり重々しかったです。暗いと言ってもいい、よくあるアラブものとは全く違うタイプの作品でした。

アラブものの攻めって、強引で主人公を無理矢理ものにしようとするイメージが強いのですが、このお話の攻めキャラであるアーキルは出会いから優しく親切。アラブの王族というより白馬の王子ってタイプだと思いました。
時代設定が100年くらい前というのもアラブものにはちょっと見ないと思い…

3

ザイオンの小枝 コミック

稲荷家房之介 

監禁、凌辱、そしてギャグ

--ザイオンの小枝--
いきなり監禁状態からスタート。
終始、仄暗く重苦しい状態で凌辱シーンも激しく、萌えるシーンを見つけるのが難しいです。
読後はとても重苦しかったのですが、獣耳の肉球編で少し浮上できました。
(ギャグですが、変わらず監禁凌辱はしてます。)

凌辱シーンが凄かったです!
今だったら18禁のPINK GOLDくらいでしか見られないと思います。
古き良き時代ですね。

1

Treat☆Treat コミック

稲荷家房之介 

​ 肉球編はあまくてほのぼの

​ ルッケンヴァルデ機甲学校のハロウィン。本編とは違うあまくてほのぼのしたタキとクラウスが楽しめる短編です。

 大量のかぼちゃを前に学長が「君たちは大陸の万聖節を知っているかね?」とランタンのことを話すと、クラウスはあっという間に器用にランタンを作り上げます。それを見た生徒たちも次々に思い思いのランタンを作り、わいわい盛り上がっている横で、一生懸命にランタンを削っては削りかすを丁寧に集めるタ…

0

百日の薔薇 Luckenwalde コミック

稲荷家房之介 

この官能は濃厚で甘美

 『百日の薔薇』の続編にあたる物語。掲載されていた雑誌が休刊になったことで、もう先が読めないの!?と絶望した気持ちになっていたところ、稲荷家先生から新たなる掲載先を探すこと、戻ってきた原稿を元に3,4巻にあたる部分を同人誌として発行されることが発表されてから、ずっと心待ちにしていた作品です。

 B5サイズの美しい装丁の本です。広げると一枚絵になる表紙はほんのりとパールがかかる色彩が美しく、タ…

9

Lups et Flos コミック

稲荷家房之介 

鉛筆線描のなんと美しいことよ!

 掲載されていた雑誌の休刊により中断されていた『青の双翼』が「月刊漫画アクション」で『青の双翼〜Phantom of Dragon〜』(not BL)として再開された稲荷家先生。その他の連載やコミックスの作業終了後の2018年中に『百日の薔薇』の再開が出来ないかを交渉中とのこと。2018年・・・後3年ですか、うん、待てるよ。待ちますよ!2巻が発売されてからすでに8年。順調に再開されたとしてもコミッ…

6

千年の蜜愛 小説

橘かおる  稲荷家房之介 

美麗な挿絵だが、ストーリーは駆け足か。

秋は紅葉、艶やかな表紙。
稲荷家さんの表紙につい惹かれて購入した一冊。

千年の昔、人魚の肉を食べてしまったがために不老不死となり
どんな病をも治せる体液の持ち主となった芳典。
時は流れ、ある日末期ガンに冒された柾木と出会う……

この柾木は、かつて愛し合った義憲の血筋で
一目見た瞬間に息が止まるほどにそっくりなのだが、
彼が拒む治療を強引に施したことから憎まれ
拉致監禁され…

5

百日の薔薇 Luckenwalde コミック

稲荷家房之介 

やっと読める『百日の薔薇』の続編

出る出るといって、待ち続けたまま数年……
『百日の薔薇』の3,4巻は、結局コミックアクアの廃刊により
一旦白紙になった状態で原稿が作者に戻ることになったようだ。

折角加筆修正を進めていた原稿なのでと、今回筆者が同人誌として刊行。
J庭でも一際長い列ができていて、人気のほどがうかがえる。
今後も少しずつ出していきたいとの作者の弁、
続きが読めるのは本当に嬉しいのだが、
できることな…

9

花嫁は閨で惑う 小説

愁堂れな  稲荷家房之介 

俺は腑抜けになってしまう

『花嫁は閨で惑う』の続編。
めでたく結ばれた二人ですが…今回はそんな二人を引き裂く陰謀が…。

うーむ。
今回はみんながみんな『組』のため。
だからこれといってこの野郎!と憤る相手はいなかったのですが。
(唯一楠木組の組長サンが嫌みな野郎でしたが、扱いがヘナチョコなもんで印象に残らなかったw)

今回の一番盛り上がりを見せたシーンは、やはり神流サンが組のためを思い自分の気持ちを抑え…

1

花嫁は夜に散る 小説

愁堂れな  稲荷家房之介 

花嫁?どこ?

ヤクザ受け、に惹かれて購入。
ヤクザらしくハッキリキッパリしている神流サンは素敵だし、軽いノリだけど超一途な関西弁ホストもいいキャラしていて、軽く読めちゃいました。
花嫁は出てこなかったけれど(笑)

しかしこれは萌えドコロが別れる作品かもしれません。
ヤクザは攻めよ!って方には合わないだろうし、もしくは受け側がそんなモン仕込んでるんだぁ…と若干引き気味になる方もいるかもしれません。

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