夏生タミコさんのレビュー一覧

箱庭のチェリー 小説

夏生タミコ  みずかねりょう 

全力を出し切った感があり新鮮

夏生タミコ先生のデビュー作となります。

遠野が高校時代の『ガラスの向こうは鮮やかだった』と卒業後の『箱庭のチェリー』の2編が収録されています。ガラス~の方は遠野視点、箱庭~の方は奈月視点で書かれています。

あらすじは他の方が書かれているので割愛させていただきます。

良かった点は、まず登場人物の一人一人を大事にしているなぁと感じました。脇役までちゃんと性格やあだ名など設定を熟考して…

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箱庭のチェリー 小説

夏生タミコ  みずかねりょう 

デビュー作とのこと

あらすじに惹かれて購入しました。
何となく、木原音瀬さんの「眠る兎」のイメージがありました。

読んでいて、変わった文体だな~と感じました。
そっけない文章に感じました。
これも作家さんの作戦なのかな?と思いましたが、
その分、丁寧に読むことができ、世界観を楽しむことができました。

硬派な生徒とおどおどダメ教師のお話でした。
卒業するまで、最後の一線をこえない。
「卒業したら…

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箱庭のチェリー 小説

夏生タミコ  みずかねりょう 

先生・・・キュンします~

高校生男子と冴えないダメ教師とのラブなのですが、
この先生恋愛未経験純情ゲイなんですが、ほんとに頼りなくてヘタレなんです。
いつもオドオドしてて、自信なさげでネガティブ思考、生徒にもバカにされてる、
そんな先生なのですが、攻め様は何故かその受け様が気になっている。
そのダメ加減が返って気になってついつい目が行ってしまう。

そんな時に、悪ガキ系クラスメイトが受け様をホモだと言いながら、…

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箱庭のチェリー 小説

夏生タミコ  みずかねりょう 

ウブい年上との不器用恋愛

作家さんのデビュー作品だそうです♪
この作品、表題は二人がきちんと恋人になれた生徒の卒業後の二人のお話になっており、その前の恋人になるまでのきっかけのお話が【ガラスの向こうは鮮やかだった】というお話になっております。
確かに、この本のタイトルにした題名は全部読み終えてみればそれは先生のことでもあり、生徒のことでもあるかな?
と思われ、タイトルに持ってきたのは間違いではないと思います。
色々…

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