木村ヒデサトさんのレビュー一覧

鬼は笑うか コミック

木村ヒデサト 

二人で世界を変えたかったんだ...

直近で一番好きな作品でした
中学生から始まる物語です

出会いは体育用具室で柏瀬が男根を咥えてるのを目撃した星谷
そこから星谷は柏瀬のことが気になって仕方ない
いつも体育を見学している柏瀬に「何で?」と問う星谷
「生理だから(にや)」と答えた柏瀬
もう、星谷の中では柏瀬でいっぱいになります
「男だと思ったら本当は女の子?」など
ありもしない事を考えて頭がパニック

でもだんだ…

29

鬼は笑うか コミック

木村ヒデサト 

それでも、今を

この方のコミックスは、どんなテーマでも迷わず手に取ってしまいます。今作は前袖にも、先日のちるちるの作家インタビューでも紹介があったのですが「生理」がテーマということで話は彼らが中学生のところから始まっているのですね。チャレンジングなテーマですが、大変意気込みを感じる作品でした、またその生かし方が見事だと思います。辛い、痛いシーンがありますが、心に残るのはそこじゃない。作者の作るストーリーが好きです…

7

「鬼は笑うか」初回特典封入ペーパー グッズ

かぞくって、いいね

コミックと同じ大きさのB6サイズで、
二つ折りになって封入されているものです。

星谷のお父さんの単身赴任先、長崎に行くという、
家族旅行に誘われて、受けの柏瀬もついていって…
そんな心あたたまるエピソードが載っていました。

星谷の両親は朗らかな笑顔で、
母「焼きガキ食べる? むいてあげようか??」とか、
父「ここは鯛茶漬けがおいしいんだよ、ほらほら、あ~~ん」とか、
一緒に…

4

鬼は笑うか コミック

木村ヒデサト 

男の子も生理になるの!?

今までのヒデサトさんのコミックの中で、
一番読みやすく、萌えやすい作品じゃないかなぁと感じました。

最初は、BLなのになぜ生理!?
あんまり気持ちよくないよ…と思ったのですが、
(本当にまるで生理のようで、受けが下着を下げると血が…)
それで攻めと読者の興味を引きつつ、
ゆっくりと丁寧に受けの状況と気持ちを読ませる作品でした。

受け(表紙中央)が教師に無理矢理ヤられて血が出て…

10

鬼は笑うか コミック

木村ヒデサト 

病んでるのに、正統派BL

作家買い。いやー良かった!
ほんわかテイストと「毒」が、絶妙なバランスで混在する作家さんですが、今回は、登場人物が中学生ということもあり、意外とほんわか寄り。思春期感あふれる感じでした。(作中で成長して高校生になります。ちなみに書き下ろしは、3年後で大学生。カバー下はさらに3年後で、社会人風23才。)

私は、木村ヒデサトさんの作品の病んだ感じとか大好きなのですが、思春期なんて皆多かれ少なか…

6

鬼は笑うか コミック

木村ヒデサト 

笑うのは誰か

『柏瀬ゆたかはホモなんだ――』

中学生の星谷(ほしたに)はある時、クラスメイトの柏瀬(かしわせ)と体育教師、山下(男性)との密かな淫行を目撃してしまう。それ以来柏瀬のことを気にしはじめた星谷。いつも体育の授業を見学する柏瀬を不思議に思い、理由を聞いてみると「生理、二日目」とからかわれる。

生理なんて男にあるわけないだろう、いやまさか……と混乱した思考で日々を過ごすが頭の片隅には常に柏瀬…

7

鬼は笑うか コミック

木村ヒデサト 

前作からの振り幅の広さに脱帽

ものすごい漫画を描かれる(いい意味で)作家さんだよなー
っていうのは分かっていたのですが、
『おれ、被害者』のイメージが強過ぎて、こちらは気にはなるけど、
何本かレビューがあがるまで静観しているつもりでした。
基本的にラブラブ&ハピエンが好きなので。
しかし、やっぱり何だか気になって、買って、読了。

いやー。ほわ〜〜〜〜〜ってなりました。
すごく好きなお話でした。
わー、でも木…

10

マリアボーイ コミック

木村ヒデサト 

元・高尚な売女の、初恋

私をBLの世界に引き戻した、三大ドストライクBL本のひとつ。

「好きだよ、秘密だよ」「マリアボーイ」「マリアの秘密」と、収録作全てを通して凄まじいのは、お兄ちゃんヨシキ(本名フトシ・笑)の魅力でしょう。

元・高尚な売女で、足を洗って美容師としてマトモに生きようもがく30才近い男。
とはいえ、落ちぶれた感じはせず、何か美しくて、「マリアボーイ」っていうのが、本当にしっくりくるんだよな…

1

おれ、被害者 コミック

木村ヒデサト 

多重人格BLという奇特な世界

「解離性同一性障害」あるいは「多重人格」に興味のある奇特なBL好きな人がいたら、おすすめしたい作品集。

なかでも、「未確認の証明」は、個人的には傑作だと思う。
「解離」について、教科書よりよっぽど正確に分かりやすく描き出している点で凄い。ショタだし犯罪だし、見たくない人は絶対嫌な作品だと思うけど、私は読んで良かった。
最後、「一生UMAなんか見ねーようにしてやるから」と、主人公を性犯罪か…

6

おれ、被害者 コミック

木村ヒデサト 

簡単には萌えさせてくれない

これなぁ、
何度読んでも評価が難しい、レビューしにくい、全体に嫌いじゃない、寧ろかなり好きかも知れない、絵もざっくりしているようでもデッサンに狂いが無くて実は相当上手い、なのにたまに正視できない。
ゴミだらけの部屋で犯されながら首を絞められる、見知らぬ男を犯している最中に意識が戻る、好きだって告白してセックスしたはずなのに謝られてなかった事にしようとされる,保健室にUMAが出る、被害者だったは…

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