ふばば
コマの強さ、可愛さが詰まった2巻でした。猫の時も人型の時も同じように、颯介の傍にいると照れてしまうのが本当に可愛かったです。いや、颯介のつぶらな瞳、常に穏やかな表情、器の大きい温かい性格に絆されてしまうのはよく分かる。ツンデレっ子がこういう何もかも包み込んでくれそうな相手に出会ったら、惚れざるを得ないでしょう。依り代に憑いている者同士でも恋愛していいのなら、是非彼らの恋路も追いたいなと思います。…
メイン2人の不安を微塵も感じさせない安定感は素晴らしいですね。今回は胡太朗が囚われの身になってしまうなど、今までで一番のピンチに陥る場面もありましたが、正隆と颯介がお互い自分にできる最善を尽くしたおかげで、早々に事なきを得ましたね。閉じ込められた胡太朗とコマを救う際、コマに力を与えるため颯介がコマとキスすることになり、ツンデレ受けが好きな私はついつい、もっと見ていたいなぁと思ってしまいました(笑…
2巻より正隆と胡太朗にぎゅっと焦点を絞って描かれていたような気がします。濡れ場の割合も多かったような。個人的には憑く動物が代わるたびに正隆が異なる影響を受けたり、十二支達の力を借りて外での出来事を解決したりする話が好きだったので、2巻の方が面白かったかなぁと思いました。でも、ひとまず大団円を迎えるにあたっては、やはり正隆の番として胡太朗が様々な場所で認められることが必要なので、この章の最終巻とし…
正隆に憑く動物が代わるごとに彼の性格や性欲の度合いが変わり、1話読み切りのような感じで進むのでさくさく読めてしまいますね。その上こんなに可愛らしい絵のタッチなのにも関わらず、想像以上にセックスが濃厚。十二支達と繰り広げる笑い話や深い話から、いやらしい濡れ場へと移る雰囲気の差に毎回驚かされます。あれだけ温厚なのに結構がっつきがちな正隆、初心なのに時折積極的に行動する胡太朗。それぞれのギャップに魅了…
そういえば十二支ってこういう話だったなぁ、と思い出しながら読んでいました。可愛さも笑いもエロもすべて楽しめる作品だったと思います。攻めの正隆は十二支憑きなので、ひと月ごとに憑く動物が代わり、その動物の性格に影響されるという設定が面白かったです。でも、正隆自身の性格はずっとベースにあったように感じました。十二支とは犬猿の仲である猫の憑く胡太朗がすんなり打ち解けられたのも、正隆の何もかも包み込んでく…